2006年2月12日日曜日

一日一回の更新を怠らないブロガーを僕は信じない事にしている。そして僕は更新という作業を行う事を止めようと考えるに至った。



即ち、仮にブログを書いている人間というものが存在していたならば、一日にたった1つのエントリーを投稿したくらいで、ブログを書くという人間の根源的欲求が収まるはずがないのである。であるからして、1日に1つのエントリーが毎日毎日行われるようなもところには実質魂が無いのである。


それとは別に、僕にはブログを書く能力というものが致命的なまでに欠けている。これまでの僕は勝利する為に、即ち毎日更新を行うといういわばカレンダーとのあくなき闘争からLEAVEしないが為に一日一度以上の更新というものを目指してきたのは事実であるが、その闘いに僕は敗れ去ると同時に、新たなる闘いの荒野へと踏み出す事にした。

即ち、僕にはブログを書く能力、即ち自らの考えている事、感じている事、あるいは自らの感情というものを活字にするという能力が決定的に欠けており、その作業をこれまでは数日数週間数ヶ月という時間的暴力を利用して行ってきたが為に、往々にして僕の文章は常に過去の過去のそのまた過去の記憶という物を活字にしたに過ぎず、すべての記録文章が記憶に基づいているという点を割り引いて考えてもそれは酷い単位のディレイラグであり、その長き歳月を経るという過程において、ここで仮に僕が魂即ちソウルと呼ぶものが失われていたに違いない。きっと、おそらくはの話である。

よって僕はこれまでのように最も書きたい文章を温存し、好きな食べ物即ちコーンクリームコロッケを冷めてとろみが無くなり白米を全て食べ尽くすまで取り置いておくお下げの似合う女子小学生のような事はせずに、傲慢かつ暴力的で人間と呼ぶに値しないくらいの柔道部員のようにカニクリームコロッケというカニクリームコロッケを食べ尽くしたあとにシュークリームが食べたい、出来ればココア。

即ち、たとえ100億万年に一度の更新しか行えなかったとしても僕は、そちらの方を選び、更新という二文字に別れを告げ、ブログによるドイモイ的レボリューションの追求に勤しむべく、最も書きたいと魂が叫ぶエントリーをまず先に書き始め、決して横道にそれて感情の赴くままに好き勝手なエントリーを書き散らしたりはせずに一心不乱に突き進む所存。