2011年10月29日土曜日

ブリトニー・スピアーズは嘘つきだから嫌い。

ブリトニー・スピアーズが「世界が知らないであろう10の秘密」などと題して「私は携帯電話を持っていないの!」と書いていた。にもかかわらず、携帯電話認証が必須であるフェイスブックにアカウントを持っている。明らかにおかしい。携帯電話を持っていない人間は存在する事すら許されぬ世界。そんな世界で僕は無謀にも懸命に生きている。

2011年10月28日金曜日

EHomeへの誤った嘲笑

ESWCの総括としてEHomeは弱かった中国は見かけ倒し、mushiも弱かったアジアなんて雑魚、みたいな事を書いて居る人が居るけど明らかに違う。EHomeは強いし、マレーシアもそれなりだし、NaViもそれなり。NaViが圧勝したのは熟練度から。

なにしろ、本来ESWCはDOTA allstarsで行われるはずだったし、DOTA allstarsで予選をしていた。それがDOTA allstarsからDOTA2に変わったのは大会まで一ヶ月を切った9月23日。尋常な出来事ではない。





欧州のDOTAシーンは完全に終わった。
MYMもSKも遠い昔に引っ込んで主要チームが無くなって、LOLが客を取って、大会もそちらに流れて、ウェブ上での集客力が落ちてしまって以降のDOTA allstars欧州シーンなんて、アマチュアに毛が生えた程度の所まで戻ってしまってた。以前は面白いリプレイがあると結構な頻度で5万ダウンロードされていた(3サイトの合算)のに、今はもう2万に届かないくらいにまで落ち込んでしまっている。プレイヤー自体はまだ多いけれど、シーンの落ち込みはどうしようもない。大会も減った。だからこそ、デンマーク語やスウェーデン語よりも大きなパイを持つロシア語という市場の資金力で完璧な面子を揃え、モチベーションを保ち続けることに成功したNaViやモスクワ5は「私達はdota2をやる」と大々的に喧伝したんだし、クローズドベータの頃からdota2を本気でやりこみ続けてた。


一方のアジアは、DOTA allstarsは完全に死にきっていない。
プロ間の対戦成績を元に算出されるprodota.ruのランキングではベスト3が全てがアジアのチームだった事もあったし、gg.netのランキングも上位5チーム中3チームはアジアだ。ランキング1位はMYMってチームがあるけどデンマーク人は1人も居ない、シンガポール人とマレーシア人のチームだ。デンマークでは死んだシーンがアジアではまだ生きる。そういうDOTA allstarsをプレイする理由が存在する状況下におかれていたチームが、一ヶ月を切ってから「DOTA allstarsではありません」って告げられた。そこから真面目にdota2やり続けてきた人達に追いつくなんて、どだい無理な話だ。相手は半年やっている。


中国に関してはもう少し酷い。
DOTA allstarsシーンは死に体だ。その落ち込みようは凄まじい。LOLに完全に流れてしまっている。けれども、それはネット上での話だ。ネットカフェ間の集客戦争によって生まれた「中国DOTA allstars」という異様なシーンは今も生き続けていて、web上の集客力では欧州よりも死んでいるのに、シーンの熱量では欧州よりも生きている。DOTA allstarsの大会は常時当たり前の事として行われている。

だから強いチームは強いチームであるほど、DOTA allstarsを好んで去りますだなんて言いださない。そんな状況下でDOTA allstarsで行われるはずだった大会が直前になってDOTA2に変更される。「ハイレベルの内戦で高見に到達した」のが中国DOTA allstarsであり、それをDOTA 2で再現する為にはハイレベルの内戦が必要だった。けれども他の強いチームのメインはあくまでもDOTA allstarsだ。EHomeがDOTA2を高めようにも相応しい相手が居ない。NaViはその点で有利だった。ソビエトdotaの中心人物達はモスクワ5も含めて、DOTA 2に移行している。練習時間だけではなく、練習環境でもアジアとは雲泥の差が有る。

そのような優れた環境下で、反則的に素晴らしい5人の名手が練習を重ねて、強くならないわけがない。おまけに彼らはESportsシーンで勢いのあるNaViという強力なチームに所属し、先の大会で勝った事でモチベーションも非常に高い。分裂と再結成を繰り返してランキングを滑り落ちていった過去のソビエトとは事情が違う。ESWCで僕たちが見た「NaViの優勝」という現実は、彼らの努力が中国の積み上げてきたものよりも上だった、というだけの話でしかない。

もちろん、NaViは優勝して、EHomeは負け、mushiはグループリーグで消えた。
でもそれは、公平な条件下で行われた成熟した大会でNaViが勝ったという話ではなく、突如としてクライアントすら行き渡っていない未完成のゲームに種目が変更されたふざけた大会で、質の高い練習をそれ以前から続けてきた伝説的な名手達が、ただ勝つべくして勝った、というだけの話でしかない。NaViの面々が、成熟したシーンにおいても栄光を手にするだけの力を所持している事は疑う余地もない。けれども、前回の大会にも増して今回の大会は、そういう公平な場ではなかったという事だけは覚えておいてほしい。、dendiやLoHがDTSのタグを背負って成し遂げた事や、Nirvanaタグでpuppyが成し遂げた事の方が、こんな未成熟な大会でのちょっとした勝利よりも、ずっとずっと大きかったと僕は今でも思うのだ。

また別の理由で

具合が悪くなると眠れないし横になってもいられないのでインターネットをする羽目に陥るのだけれど、そのような時にインターネットをするときちんとした文章を読むだけの理解力が残っていないのでそういう事は出来ないし、動画サイトを見て回るのは目の毒で体力が持たないし、海外のサイトを翻訳併記で読み下していく探求心もないしで、健康な状態なら絶対に見ないようなサイトをgoogleからピンポンダッシュのように流し見る事になるのだけれど、椅子から降りたり登ったりして半日近くgoogleで遊んでいると確実に、気分の悪い検索結果が表示され、英知と技術と欲望の結晶であるグーグルがコンマ5秒見ただけで書いてある大体の事が理解出来るくらいに見出し文を最適化してくれたおかげで回避不可能な不愉快さが回避不可能。頭痛が過ぎて寝るか座るかという段になると割り箸で両目を交互に五度ずつ突いて死ぬまで荒野に転がしてやっても収らないくらいの不機嫌さだけが残る。せめて殺し屋に金を払えば合法的に拷問の後に殺してくれる程度のシステムがある国と時代に生まれたかった。理不尽さと腹立たしさで眠るにも眠れず起きるにも起きれず、底なしの腹立たしさの中で空腹だけが増して心臓とその他の臓器が痛む。これだから具合の悪さはうんざりなんだ。

明るくなる頃には良くなって

もの凄く具合の悪いときはくだらないインターネットをいっぱいして、くだらないゲームをダウンロードして、くだらないサイトを見て回って、くだらない言葉をいっぱい調べて、具合が良くなれば有意義な事をするんだ、って思いながらくだらないものばかり集めて堕落して、明るくなる頃にはよくなって、くだらないインターネットで泥だらけ。洗っても洗っても綺麗にならない染みだらけの心と具合が良くなった事による万能感が組み合わさって、首を左右にぶるぶると振ってみたりしたあとで自堕落に醜く過すんだ。意識が歪んで日本語もわからず床に倒れてゆっくり目を閉じれば、やっとそれが空腹によるものだって思い出して、何を食べるでもなくブログを書くんだ。元気になった。やっとよくなった。トンネルは抜けた。もう大丈夫だ。もう駄目だ。

2011年10月27日木曜日

今日の笑顔

頭が痛くて、痛くて、手で頭蓋骨を握りしめる事で頭の痛さを押さえ込もうと企んで、手を頭の方へと持って行くと距離を誤り、親指の付け根でかっぴらいた目を思いっきり突いてしまって涙が涙が止まらない。それが滑稽でちょっと和んで少しだけ微笑んだ。

落ち着こう。

頭が痛い。
具合が悪い。
ここは落ち着こう。
今日は頑張るべきではない。

明らかにしんどい。
どうしようもない。
今日は駄目な一日だったという事実は残るけど
それは行いが悪かったからでも自堕落だったからでもない。

ただ具合が悪かっただけ。
こればかりは仕方がない。
100日あって100日具合が悪かったら諦める。
1日でもよい日があったらその時だけ前向きな気持ちになればいい。

肩が震えると不安になるけど
これは空腹や寒さのせいで
具合が悪いせいじゃない

椅子から降りようとすると
足が震えて真下へ沈むけど
明日になればきっとよくなる

さきほど目覚めたばかりだけれど
今日は僕の日ではなかったというだけのこと
未来はある。待てば来る。慌てるべきではない。

ここは落ち着こう。
ゆっくりゆったりした気分でいよう

2011年10月25日火曜日

ESWC決勝観戦雑記

3位決定戦ではAngeLがpotmを使っているとのこと。
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specを確保したNaViに対してchenとfrionをbanしてgcとtideという中国的な選択。

morp
wd
gc
tide
tinker

spec
vs
wr
aa
pudge

pickを見た感じ、EHomeはここに来て3-1-1をやる模様。
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やはり3-1-1をやってきた。
gcとtideを見て3-1-1だと理解出来ない英語実況。
中国シーン見てないんだね。
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3-1-1の優位とspecの対決。
全てはmidのtinker次第か。
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tinkerは立ち上がりを完全に失敗してしまった。
EHomeは微不利な上にmorpとspecの性能差がある。
8-3と相当ネガティブなスタート。
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このペースで滞り無く行くと25分rad。
1本目は落としたと見てよさそう。
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25分radどころか20分radだった。酷いゲームだ。
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2本先取の2本目。
後がないEHomeは1st pickでspec確保。
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0秒で0-2。
まだこれから、とはいえ……
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1本目は自分達が3-1-1やって負けて、
2本目は逆に3-1-1やられて負けそう。
肝心要のspecが15分で靴無し。
相当しんどいけれど完全に閉じたわけではない。
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終わった。ソビエトは強かった。
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specがbuy backして即落ちた。EHomeは全員ほぼ全裸。
soloして30分にdaggerとか820ならありえない。
おめでとうソビエト。
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裸のspecがまたbuy backして即落ちから全滅。
いったい何が出来ようか。NaViはとりあえず強かった。
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fear、deamon、playmate、ミザリー、パジャ
EGがまたdotaやるらしい。しかもこのレベルの5人。全員エース。残るはLodaか。

ESWC 3日目

あと30分で開始。own3dで見る。




4GL vs EHome

グループBを全勝で勝ち上がったのは、NaViではなく4GL。
欧州シーンではクロアチア人の方が名の売れたプレイヤーが多いので、クロアチア人主体のクロアチアチームだと思いこんでいたが、改めて国旗を確かめるとセルビア人主体のセルビアチームだった。レバノン人も1人居るけど、基本的にはユーゴなチーム。知ってる名前はリーダーのBAJAだけで、そのBAJAにしても「野試合で上手い人に負ける役所」くらいの印象しかない。NaViに勝てたのは相手のミスが故で、1本勝負ではなく3本勝負ならば苦戦が予想される。統率は取れているが、明確な方針に基づいた統率ではなく、賢明に対応しているという感じの印象。

一方のEHomeは中国。
820が抜けてメンバーも大幅に入れ替わり、苦しんでこそいるものの個々の能力は高い。中国で生まれ中国で完成した3-1-1を完全に放棄しており、2-1-2を中心に据えている。負ければ敗退というマレーシア戦でも3-1-1は使わなかったので、他の練習を徹底してきた、という事なのだろう。820が居た時はそれでよかったが、今のメンバーでそれをやって大丈夫なのだろうか、と不安は募るばかり。試合の無かった昨日1日でどれだけ積み重ねられているか。





ミゲルアンゲル vs NaVi

A組全勝のミゲルアンゲルと、NaViの決戦。
後衛にLoHが居るような反則的な面子を相手に、層で劣るミゲルアンゲルがどこまで迫れるか。ミゲルアンゲルの鍵は勿論世界最高のpotm使いであるAngeL。3人目のプレイヤーが相当な仕上がりを見せており、ピックとフォーメーションで負けなければいい試合になるだろう。かつて見られたように、AngeL狙いのpotm BANが見られるかどうか。そして仮にpotmをBAN/pickされても勝ちきれるかどうかが見物。

一方のNaViは5人全員がレジェンドという反則面子。
dota2の為にdota2だけをやってきた練度の一番高いチーム。この大会では2前2中1後といった感じで戦っており、チームリーダーであり根っからの後衛志向プレイヤーであるpuppeyを後ろに回し、残る反則的タレント4人を前に出した4 carry。個々の力量が故に時間が経てば経つ程、有利になるので、序盤で大崩れしなければそのまま勝ちきれる。グループリーグでvoidに負けた事も、「負けパターンを再確認できた」事でプラスに働くだろう。
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はじまりました。
中継はミゲルアンゲル対NaVi。デンマーク対ソビエト。1本勝負。
potmはBANされる事も奪われる事もなく、きっちりと確保。

potmにのったAngeL対NaVi。
これで世界最高potmであるAngeLは全ゲームpotm。
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NS
AM
potm
vs
venom


AA
frion
void
enigma
beam

NaViがvoidをpickしたのは、昨日のトラウマからか。
puppyのpickは理論的であるようでノリノリで適当に見える。
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ミゲルアンゲル側は当然3-1-1。NaViはpickを見た感じ2-1-1(+1)だと思ったんだけれど、同じ3-1-1を選択。amとvoidの為の3なんだけれど、600レンジを2人揃えたNaViが有利とっており苦しい。NaViの600レンジを重視するpickは徹底している。
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ミゲルがhaste拾ってdendiを仕留めると、フリオンがテレでmidに飛んでOPが3対2になる。バランスが一気に崩れてAMが息を吹き返す。プレイヤー性能的にbtmはAngeLが有利取っているだろうからミゲルアンゲル側は相当幸せな展開。ここからが勝負。
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アンゲルがプッペイと差し違えて6-1。
ミゲルが張り切って頑張っていて素晴らしい。AngeLは必ずやゲームの中に戻ってきてくれるだろうから、勝てる。あとはAMがしっかりfarm出来れば勝てる。10-1。ファックイヤアアアアアアアアア!!!!!!世界で一番優しいpotmのultで消えてスタブで完全勝利。
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敗因はAngeLにpotmを渡したことと、昨日voidに負けたからとvoidなどをpickしたpuppeyの心の弱さ。いい加減potmはBANするか確保するかすべきだった。特にNaViはフリオン+potmでプレ大会を勝っているのだから、pickしておけばAngeLを多少はスポイル出来た。ミゲル、sushi74ともに素晴らしい。AngeLはいつも通り存在感が無く、良くも悪くもないが重要な局面に何かしら絡んでくる立ち回り。いつ見てもいいpotm。
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16-5。
じりじりと時間だけを経過させればfarm力でNaViが有利になってしまう。enigma、frionの2サモン、ミダス、frionのult、そしてvoid。NaViの個人力が大きすぎてミゲルアンゲルはリードを奪えない。NaViはmeka作ってmass samonを格に中盤に押すつもりだろう。それまでにエニグマはdaggerを買って来るだろうから下手を打てば一瞬で負けられる。
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voidがaegisを拾った。
雲行きが怪しい。
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aegisとAngeLが差し違える。
NaVi側はult全て使ったのでraxまでは割れないか。
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20-10。
フリオンが生きた状態で何かあるとrax割られる。決定的なシーンを迎えるがどちらも噛み合わずミスが目立ち痛み分け。voidのultが味方に炸裂。プレイヤー性能を考えるとありえない失態。時間が経てばNaVi側にguinsoが揃い、苦しくなる。嫌なムード。NaViの微有利だが1秒毎にその差は広がる。次のro3/aegisで全てが決まる。
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5対5でお見合い。
この硬直をやってしまうとフリオンのultがある分NaViがガン有利になって行くのだが・・・
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AMが入り遅れて致命的な敗戦。
aegisも取られてこれで逆転か・・・
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raxは割られなかったものの、NaViがリード。
AMがmicroをミスしなければ五分くらいには出来たか。
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23-17。
NaViはAAとフリオンが中衛/後衛、ミゲルアンゲル側はvenomとvsが後衛。ミゲルアンゲル側はguinsoなど望むべくもなく、ここが決定的な差になって敗北は目前という所まで追い詰められた。1つ大きく勝ってやっと五分に戻せるくらい。これはもう無理か。切ない展開。
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どうでもいいから勝ってくれ。頼む・・・。
AMはBKB無しで来て最後に足した。これは僕もよくやる。
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NaVi側はro3再pop待ち。
これを取れば勝利が確定する。
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ミゲルアンゲル側は悪くはない戦いをしたけれど、NaViがバイバック連打して完全敗北。もうどうしようもない。オラクルやらguinsoやら揃ってしまって仕方がない感じ。
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飽きた。つまらん
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voidの首獲ってmidのrax割った。
2レーン割られてるからガン不利は変わらないけどまだ有る。
voidとフリオンさえ殺せれば。
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voidとフリオンだけ生き残った・・・
もう1カードはEHomeが勝利したとのこと。
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バイバックに使ったから仕方がないとはいえ、potmのアイテムが足りていない。
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エニグマのult喰らって終了。
突然dendiとsmileがpuppyへの不満から寝返ったりしないかなー。
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昨日voidに大逆転負けを喫した伏線を回収してNaViが逆転勝ち。
決勝は中国対ソビエトで先日と同じ。ミゲルアンゲルの夢ならず。本当に彼らはチームメイトに恵まれない。助っ人として加入してきっちりKuroKyに天下獲らせてはいるけど、やはりミゲルアンゲル主体で1つ獲らせてあげたかった。ずっと2人で頑張ってるから本当になんとか勝たせてあげたかった。お疲れ様でした。
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悲しい。
ミゲルアンゲルはチームメイトをどうにかしないと上に行けない。とりあえずaka sushi74(link)はやれるという事がわかったから、必要なのは残り2人。在野で一番大きな名前はLoda。次に大きな名前はパジャキャット。そしてこの2人はよく一緒にやってる。ロダパジャ+ミゲルアンゲルとかドリームチームの域だけれど、同じくらいのドリームチームをソビエトは完成させてるわけで、どうにかしてそのクラスのチームを作り上げないとスカンジナヴィアは取り残されて行くばかり。

もう少し現実的に言うと、MYMの残党と合流するくらいかな。
13babyもデンマーク人だから復帰するならば13babyとの合流も現実的ではある。

2011年10月24日月曜日

ESWC 2日目

A組とB組が別日という謎の日程。

A組はミゲルアンゲルとEHomeが勝ち上がり。
EHomeが完全に3-1-1を放棄していた、というのは既定路線ながら時代を感じる。



B組はNaViとマレーシアが勝ち上がるはずだけど、マレーシアの今日の練度を見てからコメントしたい。昨日のモスクワ5を見て、「個々の面子では」とか「修羅場をくぐり抜けてきた」といった飾り言葉が軽くなってしまったのは確かだけれど、他のチームとの経験差を考えれば2位は安泰だろう。

チームリーダーを務めるmushiはアジア最強の"頭おかしい系carryプレイヤー"。
頭おかしい系と言っても何かが劣っているが故に奇天烈な無双スタイルになるのではなく、何でも出来る器用さと丁寧さ、そして戦術眼を持ちながら、「どれだけチームメイトがへこんでも1人で試合を決めてしまうプレイスタイル」を突き詰めたプレイヤーであり、それ故にlateは使わず、earlyを使い、はやく仕掛けて、全て倒す、という極めてパブ的な事をトップレベルでやり続けてきたプレイヤー。そしてそのスタイルが通用しない壁に進路を阻害され続けてきたプレイヤーでもあり、この大会も同じように壁にぶつかり帰路につくと思う。

mushi以外のプレイヤーは大きな名前を持っておらず、唯一aka intR等で活躍を見せていたWinteRを少し売れている程度。実態はmushiのワンマンチームであり、mushiがどういうヒーローを使い、どれくらい滞りなく無双出来るかで全てが決まる。
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mushiの中継が無いので、twitter現地組で読むしかないとか絶望的な視聴環境。
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2試合目はじまるも、mushiを見る方法が無い。100%NaViが凡戦で圧勝する組み合わせしか動画中継がない。せめて観戦ツールだけは配って昨年並にクライアントで見られるようにしてくれればいいのに。

NaViは3-1-1。相手は2-1-2。大きな有利がつく組み合わせだけど、3-1-1特化のpickではないのでフォメの有利だけでは試合は決まらなさそう。dendiはssでsolo mid。
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個々の力量差に加えて、3-1-1が強すぎて終了ムード。
3-1-1に2-1-2をやるとこうなるという典型的な展開。
こちらではなくマレーシアの試合を見たいのに・・・。
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15分経過して3-1-1の3に潰されたAMは未だに全裸。
3は当然2塔割って敵陣に巨大なスペースを確保。
眠い。疲れるだけの観戦。見所もない。
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スコアは12-14でNaViが2つリード。スコアは均衡していても決定的な差がついている。
これだけ書いてNaViが負けたら、いかに見る目がないかが証明される。
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マレーシアは塔を割られてあとは負けるのを待つだけとのこと。なむなむ
NaViは当たり前だけど何事も無く勝利。
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ロシア人も英語人もフランス人もマレーシアの負けだと言ってるので
mushiは無双してるけど完全に終わってるみたい。せめて見たかった
mushiが輝いて負けるというのがこのチームの既定路線であり限界到達地点か。
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M5が去った事で元祖King of gankerであるビゴスと現King of gankerであるdendiの対決は見られず。モスクワ5はやりたい事はシンプルでそれ程悪くはなかったんだけれど、絶大なブランクを持つビゴスがmidをやり、pggとNSという一線級で戦い続けてきた2人がサイドで微妙と、配陣を間違えてしまってたように見えた。やろうとしていた事もMYMっぽくて、pickするヒーローが明らかに足りていないバランスの悪いdota2という場では、些か無理があった。グループBではなくグループAというのも運がなかった。
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naviはじまった。相手はバダハリとアンドレって人が上手いので正しい作戦さえ選択してくれば少しは見所のある面白いゲームになるかもしれない。naviは3-1-1で相手は2-2-1なので、組み合わせが悪い。レーンチェンジも出来そうな空気に無いので、NaViが負けるパターンが見つからない。これは終わったか。pickが酷い。
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駄目だ、ヘッドセット付けたLANイベントでこの練度ではNaViに勝てない。NaViのやってる事って、一番メジャーで一番強いpickで一番強くて一番メジャーな戦術をやってるだけなのに、それ以下の事をやって勝てるわけがない。ミゲルアンゲルと、EHomeは一応はシンプルに自分達が練習した事をワンパターン徹底してるので、見所はあるけれど、それ以外の明らかに個々の力で劣るチームが臨機応変のpickで臨機応変の戦い方をしていて見るべきポイントが見つからない。

タワースコアが4-0って、コミニケーションと戦い方の失敗そのもの。今のDOTA alllstarsは外塔を如何に速く割って有利を取るかのゲームで、それを元にしたdota 2も同じゲームなのに、これでは勝負にならない。
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念のため付け加えておくとスコアは7-9でNaViが負けている。でもそういうゲームじゃない。絶対に覆せないだけの差が付いてしまっている。そして、これでNaViが負けたら僕の見る目の無さが証明される。
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タワースコア6-0とかもう他の試合うつして欲しい。
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ESWCとは元来こういうものだと諦めて決勝トーナメントを待とう。
僕の本命はもちろん変わらずEHomeで、乗るのはミゲルアンゲル。
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会場が湧いてる。スコアは17-23でNaViのマイナス6。
まだノーチャンスだが、次1つ完勝すれば芽が出てくる。
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voidがAegis持ってるのでもう少しでワンチャンという所までは来ている。
来た。NaViまけそう。熱い。
見る目の無さが証明されそう。
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butterとBKB持ったvoidがAegisとbuy back確保してる。詰んだ
Medusaがいないゲームでスコア固定をしてはいけないという好例。
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NaVi対マレーシアは勝った方が突破する展開になってしまった。
今日は意地でも最後まで見よう。
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NaVi対カザフスタン。
カザフスタンは「正しい行動」を徹底しているけど精度が無い。
NaViは加点行動を一切行っていないけれど、全てにそつがなく、プレイヤー性能差もありカザフスタン側の「正しい行動」を完璧に裁ききっている。全力でgangをし、全力で塔を割りに行き、全力でファームをしているのにカザフスタンはリードを奪えない。NaViはDRをpickしているのでなんの不満も無い展開。
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20分経過で2-2。
カザフスタンはgangをし続けチームで動き回ってこのスコア。
完全にやりたい事が出来ないままで中盤を迎えてしまった。
一方のNaViは何もしていないように見えるのに
きっちりタワーを割って、きっちりfree farm。
DRがsolo ro3でaegis持って、相手のdaggerより先にBKBを作れる。
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BKBとaegisを使って5-0完封。
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mushiはam、intRはgc。
amはDRに不利つくけど大丈夫だろうか。
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いい感じなんだけれどsolo midのプレイヤー性能差が酷くてDRが自由。
gangも全て事前に察知されて、このままだとヒーロー差で負けそう。
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王LoHがCMとか贅沢なチームだ。ヒーロー差が相当あるので、大人しい展開ならばmushiのミクロを信じるしかない展開。スコアは4-3で1つ勝ってるけど相当しんどい展開。1プレイヤーとしては、意気揚々とsolo midに行って相手が悪魔的に上手いプレイヤーで、サイドはそんなに悪くないのに全体的にゆっくりと底なし沼に沈んでゆくように負ける野試合を思い出す。
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mushiの居ない所で総崩れになる遊軍。
誰が悪いわけでもないが個の差と練度が違いすぎる。
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そしてaegis取られて終わった。
もう駄目だ。WRもDRもSGも立ち上がってしまった。
マレーシアはmushi1人しか立ち上がっていない。
AMはBKBが必要で、BKBだけではどうにもならない。
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mushiは頑張ってfarmしてるけど、極端な話manta + butter持っても負けそうなくらい酷い雰囲気。
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mushiよく頑張った。
buy backして即死。
相手は3ヶ国連合だし。
こればかりは仕方がない。
ピッカーはmushiで、ピック負けって側面もあるから仕方がない。
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かなり古いバージョンの話だけど、僕のint favもpuckなのでこの辛さはわかる。solo midのpuckは自分と同じでもしんどいし、自分より上が来ると戦犯確定。残念だけれど仕方がない。amを任せられるプレイヤーが必要だったし、mushiがmidに行けるヒーローをpickする必要もあった。練習量もそうだけれど、戦力が違いすぎた。何もかも足りていなかった。
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ミゲルアンゲル対NaViが準決勝とか最初からクライマックス。NaViは前のプレ大会でpotmピックしまくってたけれど、今大会でのレンジ600枠はdr/wr/aaでpotmは使っていない。それでもpotmを使える人間が居るというのは不安点で、アングルが一番働けるpotmを奪われてしまわなければいいんだけれど。

人対でbanするならフリオン、DR、WR、storm、AAか。一番辛いのはミゲルアンゲル側にそれらを得意とするプレイヤーが居ないという事。相手の得意ヒーローを完璧に使いこなせる人が居るかどうか、という点でプレイヤー層の厚さは重要。LoHが後衛とか反則だ。なんだかんだでESWC楽しんでる。正確に言えばミゲルアンゲルがここまで無敗だから楽しい。

2011年10月23日日曜日

ESWC 1日目観戦雑記

日本中で1人くらいしかライブで見ようとしてないんではないかという雰囲気だったが、Twitterで1人だけ見ようとしている人を発見した。モスクワ時間で11時40分を30分以上経過したのにliveが見あたらない。どの言語のサイト探してもまだはじまってないっぽい感じもするんだけど。昨年との視聴環境の差を考えるとリプレイツールくらいないと、という感じ。
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http://www.own3d.tv/live/10588/
pickはじまった。
ミゲルアンゲルと地元フランス。
アンゲルが1人だけ抜けてるのでここは楽勝だろう。
僕の時差計算が間違っていない限り、1時間以上押している。
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この人の英語はどうも聞きづらい雰囲気で好きになれない。
いつものロシア人がロシア語配信してるからそちらを聞くことにする。
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今日はロシア人のテンションおかしくて耳に毒だから中国語で行く。
いつもは美声ではないにしろテンションはいい感じで聞きやすいんだけど
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2ndピックでpotm確保。

AM
potm
CM
venom
rasta

vs
tide
AA
WR
beam

かな?
世界最高ポトマーであるAngeLさんは当然potm。
どうやらmiGGelとAngeLの2人のproがsoloで、
残り3人を1レーンにまとめて3-1-1をやる模様。
法国側も当然3-1-1で、結局は3-1-1対3-1-1。
はじまって2分だけどAngeLがpotmに乗ってる時点で負ける気がしない。
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スコアは0-0だけど全てのレーンで負けてる。
3-1-1の3部分のcarryがAMとWRなのでfarm無理。下はエース対決もAngeLは序盤の差し引きやラストヒットが神ってタイプではなく、相手がDBなのであまりよくない。venomが3人に殴られて0-1も、miGGelが遅れてやってきて綺麗に2-1。若干の不利はあるものの、このくらいならAngeL差で余裕だと思う。懸案はDBのみ。
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AngeLの立ち回りが熟れすぎてて3-3からさくっと7-5。
AngeL一回死んだのは痛いけど五分くらいになってきた。
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AngeL1人だけ腕が違いすぎて噛み合ってない。
DBとmeka持ちWRが怖いと言えば怖い。
WRがmeka完成させるまでにどれだけ有利を取れるかどうか。
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20分前に16-8で塔が5-1。
この辺りに負けるmiGGelAngeLではなかった。敵はソビエトと東アジアだけ。
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配信しかない視聴環境は最悪だ。
ggcで見れた昨年は快適だったのに。
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AngeLは12-2-13くらいで無難に終了。下位チームには絶対に負けない程度の強さは見られた。AMのプレイヤーが結構いい感じだったので上位3チームにももしかしたらもしかするかも(1勝出来るかも、という意味です)。potmしか駄目というプレイヤーではないにしろ、potmを奪われるかBANされるかで相当落ちてしまうのが懸案。
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EHomeとSGCとかリアルタイムで見るようなものじゃない。
他に流すカード無いとはいえ、中国人しか喜ばないよ。
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EHomeは3-1-1ではなく2-1-2。
見所はそこだけ
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当たり前の話だけれど、3-1-1は2-1-2に明確な有利がつく。
ここで2-1-2の中央NSはNSに依存しすぎで危険すぎる。

ESがNSからKSしてトリプルキル阻止。
EHomeがこんなんでいいのだろうか。
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2-1-2の不利とかどうでもよくなるくらいの実力差。
ソビエトとの決戦で同じ事をするとは思えないので、
手の内を隠すための2-1-2かもしれない。
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一応3-1-1と2-1-2の相性分の不利はきっちり取られてるので、
勝負が見えた、というわけではないがこの差では無理だと思う。
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SGCはNW抜きで7-11にした。
下手したらEHome負けるかも。
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EHome5死。3-1-1相手に2-1-2(しかもNS)はリスクが高すぎた。単純にメタ負け。グループリーグ突破は確実なのでここで焦る事は無いと思うけれど、思った以上にプレイヤーが小粒で、異次元の中国の名残は感じられなかった。こんな変な事をせずに3-1-1をしてれば普通に勝てたのではないかと。

良い所が全く無かったDRは国士无双で、NSは357。
プレイヤー性能面では万全の布陣だけど酷かった。
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EHomeは片っ端から死んでゆき、頑張って溜めたお金でbuy back連打。終了。
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グループ分けを完全に勘違いしてた。

ディフェンディングチャンピオンであるEHomeが楽なグループだとばかり思っていたのだけど、楽なグループに放り込まれたのはNaViの方だった。グループBはNaViの1強、マレーシアの1弱。問題のグループAはEHomeの1強、ミゲルアンゲル、モスクワ5の2弱。EHomeは直接対決以外で星を落としてしまったので残り全部勝つか、落とせて1つ。
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ミゲルアンゲル vs モスクワ5まで1時間。長い。始る前は決勝進出がかけられたマッチだと思ってたので一番楽しみだった組み合わせだけれど、EHomeが負けた事で他のカードも死闘の様相を呈してきた。ミゲルアンゲルのチームでAMを使い10-0だったsushi74ってアカウントが誰のものなのかさっぱりわからない。
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ミゲルアンゲル vs モスカウ5がはじまった。ミゲルアンゲルは1stピックでpotmを確保。これで世界最高potm対レジェンズ5という構図が完成。最高に熱い。vigossというアカウント名が見えるだけで興奮する。先ほどAMで10-0だったsushi74というアカウントはlinkだったようだ。

モスカウ5の1stピックはchen。pick次第だけれど、基本的にはpggに振ってくるだろう。
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potm
lich
puck
beam
rasta

chen
aa
wr
vs
nec

注目のvigossはAA。
pggはnecでNSがchen。

ミゲルアンゲル側は、AMをBANされて引くヒーローがいなくなり、potmへの依存度が増した。AngeLが完璧なプレイを出来れば可能性はあるが、個々の力量さは相当なもので、何事もなかったかのようにモスクワ5が勝ってしまうと思う。
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ミゲルアンゲルは3-1-1ではなく2-1-2を選択。中央はpuck。
モスクワ5は当然2-1-1(+1)だと思われるので、かなり不利。
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ミゲルが仕上がっていてbtmは抑えられている。
topはアンゲルがぎりぎりの所で命を繋いでいる。
ここからの10分でミゲルアンゲルはミス出来ない。
少し崩れると塔を片っ端から食べられて一気に崩れる。
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3-1-1気味の2-1-1(+1)相手に2-1-2だから仕方がないとはいえ、AngeLがへこんでいる。この展開は苦しい。potmがへこんでいるのも苦しいし、AngeLがへこんでいるのも苦しい。6-2とリードを取ってはいるものの、肝心のアンゲルが0-2。mekaとguinsoが見えればしんどくなるので、ここから10分はタワーを割られないように適当にゆったりと守るゲーム。あとはAngeL待ち。
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25分経過。
双方共に外塔をほぼ割り追える展開で9-3。
ミゲルアンゲルの有意が明確になった。
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完璧なro3ジャックをmekaとhealで耐え凌ぎ、aegis確保使用でさらに有意を取る。このro3回りの戦いで一気に五分まで戻されてしまったけれど、AngeLはゲームに戻ってきているので決して何かが閉じてしまったわけではない。まだ行ける。スコアは11-6か。
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pggがmeka/guinso整えるのに40分かかるとは。
少しかかりすぎ。AngeLがアンタッチャブルになりだした。
0-2-0の20くらいから3-2-3の250。流石は世界で一番やさしいpotm。
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モスカウ5は3guinso揃い決戦準備完了。
これであとはro3前で駆け引きして天王山か。
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ラグでストリーム切れてる瞬間に決戦終了。
AngeLのpotmがウルトラキルしてモスカウ全滅。
AngeLはなんてことない平凡な神手でした。惚れ直すわ。
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モスカウ5がやろうとしてたのは、ヒール大量、塔割り、massHEX。
一方のミゲルアンゲル側はシンプルなdagger。そして戦術はアンゲルpotm。

徹底したAngeL叩きは序盤こそ成功したものの、miGGelとsushi74の頑張りで塔割りを五分に持ち込まれて時間だけが経ち、ヒール重ねは逆転の起点としては使えず、daggerで崩されて逃走の補助としてheal、敗走の阻止にhealという使い方しか出来ずに負け。ミゲルアンゲル側はそろそろpotmをbanされると思う。というかAngeLが一番輝いていた頃は北欧のチームはpotmを1stBANで消す事でAngeLを止めてたのに、今の人達はAngeL potmの力量を甘く見すぎだ。
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30分後にミゲルアンゲル対EHomeがはじまる。
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potm確保終了。世界最高potm対EHome。
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NS(miGGel
potm(AngeL
SG(sushi74
tide
lich

frion(357
enigma
wr
db
vs
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今日のmiGGelはキレキレ。本人の性能以上に戦ってる。
AngeLがゲームにしっかり入れれば勝てるかもしれない。
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EHome側が自殺テレして8-3。これは行ける。CS的にも悪くないし塔も割れて、さらにpotmに乗ったAngeLが肥えてる。まさかまさかのミゲルアンゲルがあるかもしれない。
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12-3。ミゲルとリクも仕上がってる。アンゲルはいつもの感じで過信気味のミスを繰り返しているけど全体的には盤石。EHomeが塔割りモードに入ったのでここから一気にリードを失う事になるけど、たとえ塔を綺麗に剥がされてもまだ有利がついてる。
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塔割られて少しミスして五分っぽくなってしまった。
14-7、ほぼ五分で完全に降着。こういう展開になるとlichとNSの微妙さが出てきてしまう。
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ro3まわりで劇的な決戦。紙一重の差でジャックは間に合わなかったものの、ミゲルアンゲルが勝ちきってAegisを使わせた上で殺す。ただしレベル5デスがダブルヒットしてAngeL死亡。状況は変わらず五分。
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miGGelがキレキレすぎて興奮を通り越して落胆に近い感情。こんなmiGGelは相当昔にinviヒーロー使いだった頃に弱小チーム相手に見たきりだ。それがEHome相手にここまでキレてると感想が無い。rax1つ割って勝ったか。ミゲルアンゲル側にdaggerが揃ってしまい、tankが落ちない雰囲気になってきた。EHomeは殴りダメージが明らかに足りてない。
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EHomeは試合は諦めてAngeL殺す事に全力を尽してる。捨てゲームード。
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開始5秒でスコアが4-4になってる。
AMが生き残ったぶんだけEHomeがリードを奪った。
EHomeはまたしても1-2-2。モスクワは3-1-1。

2011年10月21日金曜日

ESWC出場チームレビュー。

突如として開催種目からDOTA allstarsが消失を遂げたESWCの出場チームレビュー。




EHOME Esports
  RCC / 357 / QQQ (C)
  Dai / X!!
  NUZ / Lanm / PLT / 国士无双
  ARS / Fabregas / 920 / 完美猫
  PCT / Perfect_Cat / 法布雷加斯


820はリタイア。
どのポジションでも戦える万能carryプレイヤーとして常に中国最強の座を伺い続けた実力と、シーンが最も盛り上がった時期に欧州勢を木端微塵に粉砕したインパクトから、DOTA allstrasシーンの歴史上最高のプレイヤーとも讃えられる820は遂に引退。

820が最も輝いていたのは明らかにレベルに差がある欧州勢との戦いではなく、zsmjという中国が生んだ"あたまおかしい系carry プレイヤー"に全ての栄光を奪われた直後に後衛に下がり、遂にはその後衛力でzsmjの時代を打ち砕いて見せた完璧なるモーメント。常々「そろそろ引退する、だが撤回してもうちょっとだけ頑張る!」と言い続けていたので、びっくりする出来事ではないけれど、最高のチームリーダーであり最高のプレイヤーであり最高のpickerであった820の引退は残念。

今のメンバーはRCC(357)とNUZ(国士无双)は強いという事以外知らないので何も言えません。ここ半年ほどDOTA allstarsシーンを追えていなかったので、知らないチームになってしまったけれど、EHomeが集めたプレイヤーなんだから全員上手いんだろう、という事くらいしか言えません。先日のプレ大会でも決勝まで行ってたのでそれなりには強いチームだろう、という事で一応大本命。




NaVi(Natus Vincere)
  Puppey
  XBOCT
  Dendi
  LightOfHeaven
  Smile

ウクライナのチームが優勝」とか書かれてるのを見て軽くイラっと来た事で有名な、ご存じNaVi。キャプテンのpuppeyはエストニア人、LightOfHeaven、Smile、art-styleの3名はロシア人。言うまでもなく、NaViはウクライナなどではなくDOTA allstarsシーンに渾然と輝くソビエトの系譜。スマイルもpuppeyも世界中彷徨ったけれど結局はソビエトに戻り、「ソビエトの時代」を彷彿とさせる完璧な5人が再び揃った。

このチームの鍵を握るのはDendiではなくLoHの出来だと思う。先日のdota2でのリプレイを見た感じ、NaViは「戦術はDendi」という感じでDendiを消耗させないように大切に大切に使ってくる。問題は、2番手(というよりも一番手)を担うプレイヤーそれにしっかり応じれるだけのプレイングを見せられるかどうか。今のdota2はpick&ban的に明らかに数が足りておらず相当な糞ゲーなので、「この人にこれを使わせると危ない」というヒーローを多く持ち、「素直に得意なヒーロー使うよ」というタイプのプレイヤーを多く抱えるNaViはpick&banでは大きな不利を受けないだろう。キープレイヤーは王LoHで、キーヒーローはstorm spiritとAM。




Moscow Five
  PGG
  Dread
  NS
  God
  vigoss

血みどろビゴスがここで復活。
pggに請われて遂に復活。

もう1つのソビエト。DreadとNSは昨年はdendiと共に出ていたけれど、今年はpggの元へ。そのpggが用意した残りの2人は、なんとvigossとAdmiration。ソビエト黄金時代の最強プレイヤーを2人加え、名前の持つ重さだけなら出場チーム中一番というメンバーを揃えてしまった。もちろん、pggもただのチームリーダーではなく、ロシアの820と言われるくらいの前も中も後ろもこなせる賢い系万能プレイヤー。

vigossとGod(Admiration)があまりにも未知数だが、今年のESWCはDOTA allstarsではなく未完成のよくわからないゲームを利用して行われるのでブランクは致命的な不利を招かないだろう。先日のプレdota2大会の面子と比較すると、smileとSantaが抜けてpggとvigossが加わった形。pggは明らかにsmileより上、vigossは明らかにSantaより上なので明らかに強くなっている。3強の一角と言っても良い強さはあると思う。上手い人はきちんと5人揃った。問題は勝てるかどうかだけ。キープレイヤーはチームリーダーのpgg。生粋のcarryプレイヤーが多すぎるチームできちんとまとめ上げられるかどうか。




Monkey Business
  miGGel
  AngeL
  Ryze
  Link
  Calculus

毎度お馴染みmiGGelとAngeLの2manチーム。5人のプレイヤーが必要な今のシーンにおいて2人しかいないチームが勝利を手にするのは相当難しい。miGGelとAngeLの腕は確かだし、AngeLはミニマップを見る事にかけては欧州屈指の才能なんだけれど、このメンバーでは厳しい。AngeLがいくら上手くても、その上手さが勝利に結びつくまでに潰されて終わるだろう。ここまでメンバーの実力に差があると、DOTA allstarsだろうとdota2だろうと無理は無理、という感じがする。

AngeLは凄く好きなプレイヤーで、僕がDOTA allstarsをプレイする際のロールモデルの1人なんだけれど、今回は流石に乗れない。もう少し戦えるメンバーならAngeLに乗るんだけれど、明らかに勝ち目どころか勝ち気すら無いのではないかと思えるチームに乗るのはきつい。



Orange eSports
  Mushi
  WinteR
  XtincT
  Nicxh
  Clanton

DOTA allstars最弱のヒーローであるTAで最強のインパクトを残したMushiのチーム。マレーシアはトッププレイヤーの層こそしっかりしているものの、シーンの激化に伴い国際大会での地位は低下し続けており、今回もアウェイだし相当しんどくなると思う。アジアからはこの1チームのみ。





昨年度と比べると話にならないくらいがっかりで、レビューを書いて居ても切ないくらいにテンションが上がらないのだけれど、プレ大会よりも面子が強くなったNaViからEHomeが中国の中国たる所以を見せつけてDOTA allstarsのど真ん中を取り戻せるかどうか、という大きな見所はあるようでありません。そもそもDOTA allstarsがありません。僕が乗るのは当然vigoss擁するモスカウ5。順位予想はEHome、Moscow5、NaVi。nemukeさんとGrubbyも出るらしいです。

フォルツァわらび餅

午前8時に目が覚めるよりも悪い事は、午前8時に眠れない事くらいしか無い。首から上がわらび餅のように重い。瞼は瞬きの度にねちょねちょと眼球に絡みつき、口蓋は下を媒体にして脳と顎とを癒着させる。意識はとにかく不明瞭で何を考えているのかすらわからず、勇敢さも臆病さもどこにも無い。自分が何を感じ、何を考えているのかを確かめようと両手を併せて目を瞑り、賢明に確かめようとするが、得られた成果は昨日の思い出だけ。

一日中インターネットをし、いろんなページを見て回り、Twitterを見て女の子と戯れている男に嫉妬し、アメーバブログを見てこんなつまらないブログを読む奴が大勢いるのかとブロガーも読者もまとめて見下して鼻で笑い、foxLingoを片手に海外のゲーマーの日常を読んで職も家族もある人間がゲーマー風情を気取るなと言いがかりを付けてやっかみ、自分以外の全ての者は劣った人間であると、絶対的確信の元にそう思い、インターネットがつまらないのは僕が頑張ってブログを書かないからであり、僕がブログを書く気にならないのはインターネットには僕のブログを理解出来る知性を備えた人間などただの1人も存在しないが故であり、自分は何一つ悪くなく、悪い行いなど一度としてしたことがなく、聖者そのものであり、そして眠たいから寝るのだと横になったのが冬至の近さを忘れて明るさを読み違えた午前7時。

空腹と、それにも勝る空腹で、上半身はぼんやりと揺れ、夢も希望も消え果てて、憎しみとか、怒りとか、嫉みとかで過した昨日だけが腹の鳴る音の中で孤立し、何事も無く過ぎさった昨日一日こそが自らの人生の全てであったかのように思え、この愚かさと憎悪で満たされた一つの生は、一体誰を喜ばせ誰を悲しませる事に成功したのか、そしてその喜びや悲しみは僕にとってどんな意味があったのだろうかと思い馳せると虚しくなって、肉と骨で出来た半袖の両腕を包み込むようにキーボードの手前で突っ伏せば、少し微睡み、確固たる罪悪感だけを残して意識を失い夢の中。

無我夢中で先を急ぎ、走る走る俺たちと大声で歌い叫びながらショートヘアーの美しい女学生を追い越し、駆け抜け土中を掘り進み辿り着いた眠たさの残るこの世界のニュースでは車が空を飛びカダフィが死んだ。締め切られた部屋では美しい我が国の落ちる桜の花弁のように、埃が舞い散り眉の上に積もれば、瞬きの度に半分は舞い上がり光を返し、半分はきな粉のようにわらび餅へと吸い込まれて行く。美しくもないものから美しいものを思いだし、悲しくもない出来事から悲しいことを思い出す。8時に目が覚めて、8時に眠れない。

2011年10月18日火曜日

3-1-1について書こうとしたら頓挫した。

保留txtフォルダにあった文章を読んで、投稿に至らずとも書きまくっておく事は正解だと思った。先に1つだけ注釈を入れておくと、「FTD」ってチームは後に3-1-1を完成させDOTA allstarsシーンとDOTA allstars本体を共に造り替えさせてしまうことになる、zsmjのチーム。





>euro=巧い、asia=強い。みたいな所あるよね
>いつぞやのasiaの、gankにボロ負けでもシコシコcarry一本で勝ちにいくスタイルが
>そう思わせるようになったんだろうけどw


真面目に見ていたら、こんな風に書こうなんて気にはならないだろうし、
書かないだろうし、書くはずもない。知らないものは叩いておくという
欧米の尻馬にのって3 carry馬鹿にして面白がってるだけかよくだらねえ。
いつか見た光景だよな。「sprit_moonはただの芸人」とか
「WE.IGE.skyは塔建ててるだけ」ってやつな。

いつぞやのasiaのってsmcだろうというかsmc以外に無いけど、
"gankにボロ負けでもシコシコcarry一本で勝ちに行くスタイル"
なんてものは存在していないし、存在した事すらない。
3 carryという無茶苦茶な戦法をやったのはFTDだけだし、
そのFTDですらそんな事やってない。gankにボロ負けって、
いったいどことの対戦でFTDがgang負けしたのか知りたいわ。
FTDのゲームは全部見たけど1ゲームとしてgangで負けてない。

FTDの勝因はnagaとsfをtop pickどころかtop banにまで
押し上げたhero選択の妙だし、ついでに言えばkunnkaに
lotherも、それまではbf、bkbよりだいぶ下がるbuildだった。
あとはcarryプレイヤーにcarryヒーローを配役するのではなく、
プレイヤー毎にsf役、naga役、sniper役、kunkka役とかを完全に
固定してプレイヤー負担を下げ習熟度を上げてきた、
ってのも他のチームではほとんどやっていない事。

それに加えて、1万能、1真carry(late)、1準carry、1support、1遊撃、
って感じの布陣(つまりは、4+1)を、完全に割り切って3+2にして
万能とか準carryを捨ててcarry carry carry (遊撃+遊撃)
ってのが所謂「3 carry」であって、ただのメタ変わりじゃん。
これまでのベビーシッター兼ボディーガードやguinso見込みの万能性を全否定して
2人組の遊軍を特定の方角に置く事で相手の遊撃可能性を封じただけ。
gankにボロ負けどころか、gangの動きで威力偵察して完封してたのがFTD。

メタメタ言うなら、それこそ最近はchenもfrionもenigmaも
banされないけど、frionとかが真面目にbanされた事もあったのは、
3:2相手にncなんてやると、ncerが2に引っかけられて止まるからで、
単純に3carry側がメタ勝ちしてるだけ。Lodaだって、soul keeperで
ncしてソビエト止めたりとか、thdでward散蒔きとかやってたんだから、
より優れた作戦が見つかればそれに流れるのが当然。FTDはたまたま大きな大会で
見事にメタ勝ちを見つけて完遂して完全優勝(1敗したけど)したんであって、
賛嘆以外の一切は浮かばないけどな。一時前はvsすらもbanされなかったし。
だいたい、あれってkurokyの「どうしてドイツ人とチームを組まないの?」
に対する「ドイツ人は川を越えないから」という回答そのものであって、
kurokyが「これでは上に行けない」と判断した作戦が実は最強だったという
凄い真逆の開眼日だったと思うけどね。

何を持って巧いと言うのかは知らないけれど、
ガチ大舞台でinvoker使うのはtofuだけだで、サンノゼで勝ったのもtofu
同年のmdcで中国チームを全部薙ぎ倒して優勝したのがfnatic。
Lodaらのfnaticじゃなくて、全員シンガポール人のfnatic
EUが巧いって誰?loda?KuroKy?artstyle?全員井の中の蛙だろ。
シーンが賑やかで面白いからってそれがイコール実力なわけがない。

つーか、"Loda(笑)"って何?Lodaの一体何が"カッコ笑い"なわけ?
今じゃ全く使わないsandやrkをガチで使ってたり、
後衛に下がってlionやcm挙句の果てにはTHD使って
wardのみ買ったりしてまで生き延びてきたLodaを
見てきたなら、笑おうなんて気は更々起きないけどな
一体なにが"カッコワライ"なのか教えて欲しいわ。



3-1-1前夜にこんな事書いてた。medusaでもwrでもnwでもdrでもなかった時代。nagaやcocoがbanされた貴重な大会。当時欧米を中心に心ないインターネッターに叩かれてたのはあくまでも「3 carry」というプレイスタイルであり、1-1-1(+2)というシステムではなかった。もちろん僕もFTDの強さは3 carryという物珍しいスタイルとその練習度にあると思ってたんだけれど、その後のシーンの展開を見れば明らかなように、FTDの本当の武器は3 carryではなく、1-1-1(+2)であり、あの大会はプレ3-1-1によるメタ勝ちだったのだ。「ベビーシッター」という概念が完全に終焉を迎えた大会であり、「ビッグイベントで勝つには真のトッププレイヤーが5人必要」という当たり前の現実が突き付けられた大会でもあった。

何故これをインターネットに投稿しなかったのかは覚えていないけれど、それは多分というか明らかに、怒りのあまりなんか偉そうで読んでて不快な感じの文章になってしまって修正が聞かなかったからだろうと思う。そして今朝の僕はその判断を支持する。

2011年10月17日月曜日

こんなブロガーにだけはなりたくない。

長く更新が停止してたのに突然「俺はブロガーだ」とか言いだしていきなり更新宣言するも3日と持たずにブログを放置したかと思えば年末になる度に「今年の音」とか言って音楽CDを紹介しだすブロガー。

DOTA allstars雑記。

ふとKuroKyを調べてみたら、なんと先日のdota2トーナメントに出てたよ!



KuroKy 欧州筆頭
Azen   morpの人。ソビエトが生んだ究極のバカプレイヤー。
Miracle 違うチームで3度タイトル。intヒーローでsolo sideか、サポ
rmN   一時期の13babyを支えきった人。ドイツのみならず欧州でも屈指のサポ
Kev-
Kebap
Dave



しかもチームからしてgosu gamers.netだった。灯台もと暗しというレベルではなかった。なぜ出ていた事に気がつかなかったかというと、 予選グループ全敗で消えていた為。異端児AzenとミラクルはKuroKyの手元に残ったものの、puppeyはウクライナ(dendi)へ、パジャはスウェーデン(loda)へと帰ってしまい、ただのドイツのチームってところまでスケールダウンしてしまっている。Azenがあまりにも使い勝手の悪いプレイヤーなので、上と勝負するにはかなりのビッグネームが必要だが、そんな簡単にビッグネームは落ちていないわけで・・・。KuroKyという悪魔的な欧州最高の才能を欲しがるチームは幾らでもあれど、イラン人でドイツ人で言語の壁があり、幾多の名手と別離しまくってきた人間的に癖のあるKuroKyの下へってプレイヤーはなかなか居ないか。居てもキャリアアップの踏み台に、って感じであり、練習精度が求められる3-1-1後のDOTAシーンでは相当しんどい立ち回りを強いられている。

 野試合のリプレイが幾つかあったので見てみたけど、naviにはAzenがどっか行って常時4-5で完敗、もう1ゲームはKuroKyとAzenが無双してたのに気がついたらAzenが行方不明になってしまってKuroKy vs 相手5人になって完敗する中Azenさんは遙か彼方でTP持たずに塔割ってました。他にAngelとのゲームではKuroKyが10-0-10、AzenとrmNが5-2-5くらいと完璧な立ち上がりだったのに、aegis復活やCD間を縫っての後衛狙い、ミニマップを利用した遅延防御などあらゆる手を尽して耐えに耐えたAngelに終盤の混戦を全て制されて、30000装備を整えられて完敗していました。Azenの唯我独尊styleとKuroKyの全知全能styleってここまで噛み合わないものだったかという思いと、やはり今のKuroKyはチームメイトが足りていなさすぎる。。。(それは元チームメイトであるAngelも同じなんだけれど)

KuroKyとAzenのプレイヤー性能差は操作視点でリプレイを見るとはっきりとわかる。Azenは操作量が少なく、apmは100程度しか無いが、ゆっくり大切にクリックし、半径5メートル程度の範囲内では驚くほど正しいプレイを極めて高い精度で選択し続ける。弱点はもちろん視界の狭さで、半径5メートル以上の場所にカメラが行く事は極めて稀だ。異常なまでに狭いと言っていい。他のレーンなど全く見ない。びっくりするくらい見ない。ボイスチャットで報告を耳に入れては居るんだろうと思うしか無いが、時々明らかに1人だけゲームの外に置いてけぼりになっているのを見ると、本当に見えていない、聞こえていない、何も知らないという状態でプレイしているのではないかと心配になるくらいの視界の狭さだ。もう誰も口出し出来ないレベルのアンタッチャブルな存在になってしまっているのではないかという不安すら頭をよぎる。(素晴らしい精度のAIMで視界外への攻撃を行うあたり、ミニマップを大切に見て残りは第六感で戦っているのだろう。)

一方のKuroKyは視界が広い。無茶苦茶広い。敵味方合計9人のアイテムを小まめにチェックしながら、離れたレーンの敵のマナまで見てる上に他レーンでの集団戦を観察しながら自レーンの駆け引きとlast hitをもの凄いレベルでこなしている。他レーンを1秒くらい見て2人ぶんのアイテムをチェックしていたりする。apmも無駄クリックで高いというよりは、必要なクリックをし続ける感じで非常に高い。プレイの正確さも恐ろしいレベルで、特に地点指定スキルの撃ち方とタイミングはもの凄い。発動→目標地点にカーソルを合せる→機にあらずと見るやキャンセルしてlast hitの駆け引きを頻繁に繰り返して居る。DBを使った時も、nukeを発動→目標にマウスカーソル→機にあらずと見るやキャンセルして駆け引き継続しながらlast hitという所作の自然体が美しい。見惚れる。とてもリラックスしている。ナチュラルにゲームが強いプレイヤーなんだなと感心する。

 問題は、1人でチームを転々とし続ける「流浪の最強プレイヤー」であるKuroKyの最大の強みである視界の広さは、広い視界を持たないながらも同じ母国語、同じメンバーでボイスチャットをしながらプレイし続けているチームを向こうに回すと大きな有利が取れなくなってしまう点にある。KuroKyがどれだけ優れた目を持とうとたった2つ。相手は2*5で10の目だ。いや、有利がとれないどころか、KuroKyの視界の広さという長所は、無駄な視点変更を繰り返す雑味のある洗練されていないという欠点にまで落ちてしまう。チームメイトの目と耳を最大限に利用する生粋のcarryプレイヤーに対しては若干の不利すらついてしまうのだ。

そのような「視界というメリット」が完全に消滅しきったシーンでは、KuroKyという才能は無茶苦茶器用で小綺麗な、(dota allstarsにおいては超弱小言語である)ドイツ語を母国語とするプレイヤーでしかなくなってしまう。実際に欧州筆頭奪取後のKuroKyのキャリアはそうなってしまっており、プレイヤーとしての輝きは衰えずとも、チームとしての栄光からは完全に遠のいている。ことWarCraft3の周辺に限ると、ドイツは狭くて小さくて弱い国でしかない。サレヒという名でドイツで育ったが故に、当たり前の事として「流浪の最強プレイヤー」という生き方を選択し、もの凄いスピードと圧倒的なパワーで欧州筆頭まで辿り着いたKuroKyは確かに恐ろしい人だった。けれどもDOTAシーンが想像以上に現金が飛び交う場所になってしまったせいでその生き方は完全に行き詰まってしまった。
 
そしてドイツ語話者であるKuroKyがドイツのチームのリーダーを務めている限りチームメイトの候補はどうしてもドイツ人に限定されてしまう。ドイツ人以外となると、異なった言語の中でも平然としていられる大らかさを持つか、母国語話者とトラブルを起こし離別を繰り返すタイプの問題児、あるいはKuroKyを利用しようという野心を胸に秘めたプレイヤー、そうでなければ復帰先が見つからない過去のビッグネーム、といった所しか選択肢が無い。妄想の余地は少ないどころか、候補すら見あたらないのが現状である。

ドイツには人材が居ないし、rmNやkevが既に居る時点でこれ以上は望めない。それ以外のフリーの強いプレイヤーもdota2ベータというチーム別にキーが配られる環境においては全く存在しない。

1人あげるとすれば、欧州dotaシーン末期に最も輝いていた13babyKnightがdotaを引退してsc2へと去っており、今の所はどのチームにも参加しておらず、仮にdota2に参戦するとなれば13babyこそが唯一の妄想例であり、最強のifだろう。ドイツ人に非ずとも、ドイツ人のチームメイトと共にドイツのチームでプレイし続けて欧州最強sfの座を最後に手にした13babyとKuroKyの合体を夢見るのは決して荒唐無稽なことではない。

非現実的ながら多少は人間関係も考えつつの欧州ドリームチームならば、Loda、KuroKy、パジャキャット、13baby、Azen。Azenと13babyのpick幅は狭いが、Lodaとパジャは何でも使えLodaは後衛属性まである万能プレイヤー。おまけにKuroKyは全ヒーロー使えますという呑気と書きたくなるくらいの器用さを持つタレント。前衛が13babyとAzen、中衛がパジャキャット、後衛がLodaとKuroKyという配置を基本にしながら、pick次第では13babyを後衛に回しLodaとKuroKyを前に出す事も出来るという天地驚愕の妄想例。こういうくだらない妄想って幸せだな。DOTA allstarsの欧州ドリームチームを考えている間がここ数年で一番幸せ。言語も人間関係も無視したワールドドリームチームなら、Loda、KuroKy、Angel、silvercross、Sharkyで。

血みどろビゴスはドリームプレイヤー枠。

2011年10月16日日曜日

雑記。

頭が痛くて仕方がなしにdota2とか見て回っていたらsolo midに行った配信者が20分でcs 11(しかもnc含めてのカウントなので実際は6か7)という腕だったにも関わらず、味方を貶したり罵しったりを延々続けていてとても悲しくなった。しかもその尻馬に乗って罵倒合戦に参加してる人も居たりで酷いものだった。おまけにそれらがほぼ全て筋違いな思い込みに基づく非難ばかりで居た堪れない気持ちになった。

頭の痛みはあと1時間くらいで完全に去りそうで、その後にはまた根拠の無い万能感が訪れそうで、もう既にその前兆があるのだけれど、あまりの眠さと空腹で倒れるように眠るのだろう。残念ながら今日もまた一日を無駄にしてしまった。もっと色々したかった。息を吸っても頭が痛くないというのはあまりにも新鮮だ。生まれ変わったかのようだ。

2011年10月14日金曜日

真性引き篭もり : うおーログイン出来たーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

パスワード忘れてログイン出来なかったけど、パスワードに使いそうなフレーズを総当たり式で組み合わせて遂にログイン出来たーーーーーーーーーーーうぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!復活!!!!!!!何が復活したのかよくわからないけど真性引き篭もり復活!!!

2011年10月11日火曜日

「DOTA allstars最強のヒーローは誰か?」

「DOTA allstars最強のヒーローは誰か?」
という問いが成立しないのはsfのせい。




少なくともまともなバージョンのDOTA allstarsならsfが居るせいで、その問いかけ自体が存在しないのだけれど、バランス調整が済んでないバージョンも含めればぎりぎりの所で問いが成立していた時期もあると思う。調整前のPhoenix、storm spirit、spec、bf、tusker、SBなど。それらを持ってしても問いを成立させられるだけで、問いに対する回答はぎりぎりの所で常にsfだったと思う。流石にこちらは最弱と違って理由なんて要らないだろう。マナコスト75の300dmg AOEをクールダウン0秒で連発出来るagiレンジが攻撃力+60持ちとか正気の沙汰じゃない。おまけにultまで強力とか完全に狂っている。もちろん僕はsfなんて絶対にpickしないし、randomで引いてもswap打ちます。流石にrepickはしないけれど。sfは倒すものであって使うものではない。

非常事態

1,エキサイトブログからのエキスポートが完了していなかった。

2,エキサイトブログのログインパスワードが思い出せない。

3,延々嫌がらせの糞メールを送り続けてくる奴が居たのでメアドを削除済み。

4,ログインパスワードの再取得が出来ない

5,ログイン出来ない

6,エキスポート不可能。

7,インポート不可能。

8,移転不可能。




そもそも、エキスポート終えてブログ削除済みだとばかり思ってた。
エキサイトブログの最後の投稿に「やっとのことでインポートのめどが立ったので、」って書いてるけど、めどがたっただけでエキスポートもインポートもしてなかった。忘れてたのか。。。なんでそんな勘違いしたんだろう。本当に意味不明。

これはめんどくさいことになった・・・。
また格闘しなおさなければならないのか・・・。






というか、これ過去ログがあるのかどうかも不安になってきた。
マジで意味不明なんだけど。我が事ながら、この人信用出来ん。

2011年10月10日月曜日

どうしてTAこそがDOTA allstarsで最も弱いヒーローなのか。

「DOTA allstarsで一番弱いヒーローは誰か」

という問いに対する回答は、みんなそれぞれ持っていると思う。
僕の答えはずっとTAだった。







DOTA allstarsの調整方法と、TAの基本性能。


ある時期以降のDOTA allstarsは、「キャラの強弱を射程距離で調整する」という方針を取ってきた。そしてそれ以前のDOTA allstarsは、「キャラの強弱をアーマーで調整する」という方針を取っていた。その両方の調整方針の弊害を同時に被ったのがTAである。




「それ以前のDOTA allstars」の一番の名残はDBで、「ドームブリンガーは強そうに見えるけれど、アーマーが0だからいいよね」という調整をしていたのだ。DBのultは常にimbaだったけれど、度重なる仕様変更とアーマーの低さを免罪符にしてそれが許されていた。WarCraft3の仕様上、アーマーは基本値が低ければ低い程アーマー低下に弱いので、DBは「強いけどアーマーという弱点がある」という位置づけだったのだ。当時の情勢では、アーマー低下は強力なスキルの1つであり、「アンチスキル」の1つだった。TAのアーマー低下も登場時は強いスキルだった。でも今は違う。




度重なる新アイテムの追加が状況を変えてしまった。

TAが登場した当時、アーマーを上昇させるアイテムはまるで存在しないようなものだった。-8というアーマー低下値はかなりのダメージ増加が見込める強力なスキルだった。けれども、今のDOTA allstarsには、アーマーを上昇させるアイテムが大量に存在する。blade mail、Assult、AoM、Vladmires、Shiva、VoD、MoC、mekaと十分な数があり、その半分以上は非常に強力で、どのゲームでも3~4個は当たり前のように作られる。そして、Vladmiresやmeka、Assultはアーマー上昇のオーラ持ちだ。これらアイテムの登場により、TAの「アーマーを下げて殴る」というコンセプトの強さは半減してしまった。「アーマー低下は複数重なってやっと」という状態に陥ってしまったのだ。そして、TAはそこまでしてpickする程強いヒーローではない。




そして、なによりも絶望的なのは、射程距離だ。
TAは、レンジヒーローでは最も射程距離が短い。

射程延長を取らなければmeleeよりも攻撃範囲が狭く、取ってもmorpやzeusの半分しかない(最終的には並ぶが、問題はそこまでの話)。これは、まったくもって話にならない。特に、solo midをするには絶望的すぎる短さで、まともなプレイヤーがまともなヒーローでmidに来るとどうしようもない。デニーもハラスも不可能。ラストヒットも無理。射程が短く、nukeが無く、slowも無いから当然だけど、本来は必殺であって然る可きコンセプトスキルを乱用し、ボトルを買う所までは行けるというだけの最序盤性能である。「gangが決まれば確実にアーマー低下を入れられてダメージも入る」なんてのはジャパネット高田の世界だ。その程度のダメージを叩き出せないヒーローを探す方が難しい。

「強いヒーローはアーマーが0」「アーマー低下は良スキル」という要素は追加アイテムによって形骸化し、「アーマー低下は強いから射程距離が短くてもOK」というデメリットだけが残ったのが今のTAなのである。





dagger+BKB。
TAに何が残ったか。
dagger+BKBだけである。

結局、他には何も残っていない。当初のコンセプト通り、と言えば聞こえは良いが、状況が一変しているにも関わらず、TAだけは化石のように取り残され、形骸化した当初のコンセプトが残っているだけなのだ。ボトルを買って、PB(tread)からdagger+BKB。そして、はっきり言ってそのTAは今の「塔を割れば儲かる」というバランスのdota allstarsにおいてやれる事が少ない。そして強く無い。「ultで視界確保」とかそんな事をしても何の足しにもならない。ルーン確保なんて誰でも出来る。やりたいこと以外にやれる事が無い。DOTA allstarsの外側に居るわけではない。けれども最も弱いヒーローは誰か?となると僕はTAだと思っていたし、今のバージョンにおいても一応はTAかな、という程度にはTAの弱さを信じている。

2011年10月9日日曜日

TAを巡る淡い夢

どうしてTAこそがDOTA allstars最弱なのかという事について書こうとしていたらいつの間にか「どうしてTAこそがDOTA allstarsで最も弱いヒーローなのかを、いつかブログに書けたらいいな」という淡い夢を抱くようになっていた。眠れない悲しさと、目覚めたくない眠たさの間で揺れ動き、朦朧とする意識の中で、TAを出汁にして、DOTA allstarsを出汁にして、神聖なるブログを汚そうとした愚か者への当然の報いか。

弱気になりすぎて、眠る自信が無い。言葉を出せば躓きそうで眠る勇気がない。かと言ってブログを書く勇気も自信もない。とにかく悲しい。全部悲しい。憎悪しかない。憎しみしかない。地球が太陽の回りを回っているというのは、嘘だ。紛れもない嘘だ。脳髄も頭骨も内腑も痛くないのに、意味なく眠い。淡い夢だけが残る。いつかブログを書けたらいいな。

2011年10月6日木曜日

幼稚園児的幼稚さ

明日はちょっと頑張ろうと思って色々と箇条書きにしてから横になると、あれはああしよう、これはこうしよう、などと明日の事を色々と考えてしまい、その挙げ句に改善策やら優先順位やら他にやるべきタスクやらが次から次へと頭の中を巡って頭が冴え、興奮し、それ故に眠れず大きく体調を崩すという遠足前夜にてるてる坊主を作って布団に入った幼稚園児的幼稚さから来る滑稽な光景に少しの愉快さを覚えたものの、幼稚園児にあらぬ身から来る具合の悪さはいかんともしがたく。吐き気と空腹で酷くしんどい。君が夢見た明日は来ない。ときめかせた胸はそのときめきの分だけ誰かを苦しめるだけ。明日一日が異星人の手によって奪い去られれば、どんだけ気分が楽だろうか。

意気消沈には事欠かない。

いつから僕はこんなにも他人を敵視するようになったんだろうか。

ブログを書き始めて全てが変わった。目に入るものは全てが敵になった。心労の源であり、憎しみの対象だった。極めて僅かな例外を除き、動く物は全て我が身を害するものだった。その現実が僕を変えたのだ。そのインターネットと全く同じ、あるいはより悪いこのインターネットで誰かを愛するのは困難な事だ。不可能に近い。僕の苦しみは僕の血となり、僕の痛みは肉になった。僕はもうこれから先、誰からも愛されないだろう。そして誰も愛さないだろう。それ以上に僕はこれまで誰からも愛された事が無いし、誰を愛した事もない。いつからだ?いつからでもない。僕は他ならぬ、真性引き篭もりhankakueisuuその人だった。僕は真性引き篭もりhankakueisuuなんだ。僕こそが真性引き篭もりhankakueisuuだ。

2011年10月4日火曜日

よいことなどない。

ガラスに額をくっつけて外を見れば黒い夜と冷たさがどこまでも広がる。

心細さに足が震え、息を吐き、どうしても何かを書かねばとJとFとに人差し指を置けど、心の中はがらんどう。悲しみもなく、苦しみもなく、勿論の事喜びなどはあろうはずもなく、四本揃った左の指をわけもなく右手で軽く握る。自らの温もりを感じない程度には暖かくて長い夜。何かをするにはもってこいの季節だ。幾層にも積み重なった失望の上で失望に失望を積み重ねてその上に正座する。今日は心が無い。心が無いから何も書けない。明日が怖い。明後日も怖い。昨日の事はもう思い出せない。

2011年10月3日月曜日

寒くなった。

心地よさと不安さが同居する不意の寒さで、浮ついた記憶ばかりが次から次へと蘇り虚無感に包まれる。