2016年3月29日火曜日

夏はもうすぐそこ

時々足を踏み外しながら、冬は高く登ってゆき、足元からうだるような暑さがにじみ出てくる。毎年同じように季節は自由を謳歌して、気まぐれに自分の居場所を決めているけれど、僕の人生に逃げ場はなく、一生をブログで終える。逃げ場の無い世界でうずくまる僕を春だけが毎年踏みつぶしていく。

2016年3月24日木曜日

つまらない

時間が無いと言い訳する人には実は時間が有り余っている。希望が無いと嘆く人は実は希望で満ち溢れている。眠たいと繰り返しあくびをする人は眠らなくても生きていける。ブログを書かねばと思う人はブログなど書かなくていい。不平不満を口にする人は今日も不平不満を口にする。わたしはつまらない。あなたもつまらない。世界はつまらない。つまらないと繰り返す人はつまらない。ああつまらない

2016年3月21日月曜日

MVP Phoenixが優勝できた3つの理由。

・pickに失敗しなかった。
・相手が弱かった。



これだけです。
身もふたもない話をしてしまえば、MVPは全然強くありません。名実ともに世界最強チームであるEGを倒して優勝したMVPに対して、強くないというのは失礼であるというのは確かですが、そんな事を言っていたら世界中が強いチームで満ち溢れてしまいます。

xboctのempireはFrankfurt王者を倒してタイトルを獲りましたが、果たして強かったでしょうか。世界最強EGに勝ってtiに招待されたvegaは?fngは同じようにEGを倒しましたし、CDECはtiでti王者に2-0で完勝する形で実質優勝を成し遂げています。EHomeは世界最強のEGに3-0で勝ちましたが、果たしてどうだったでしょう。それらに対するこたえは全ておなじ、強くなかったです。強くなくても勝てるゲームがmobaなのです。はい、mobaってちょろいですね。ちょろいです。


ならば、どうすれば勝てるか、という話はしません。なぜかというと、勝つのはとても難しいです。難しい話をする自信はないので、簡単な話をします。負けるのはとても簡単なのです。dotaにおいて、負けるのはちょー簡単なのです。負ける為にはいろんな方法論があります。その中でも最も簡単なのが、ふざけたpickをすることです。


ということで、MVPがliquidにどうやって負けたかを思い出してください。10分でgg言って負けてます。ふざけたpickしてましたね。某日本語実況者さんは、リスペクトというものがないのかと不機嫌いんあっていました。なお3日くらい後に行われたEG戦では、不機嫌通り越して実況放棄してました。ふざけたpickをすれば負けるゲームなのです。


そして、今回のMVPはふざけたpickをしませんでした。全部鉄板pickしかしなかった上に、過大評価でしかないエンチャントレスを完全に切ってくるなど、取捨選択というよりは取捨取捨をきっちりとして、一切のチャレンジを行いませんでした。だいたいこのゲーム、「なんでも使えるから、なんでもpickしてくれていいよどんなロールもやるから」なんて人は居ません。そんなもの歴史を遡ってもdendiにsingsingにyyfにzaiにkurokyくらいしか居ません。Universeもかなりいい線行ってるんですが、ちょっとスケールが落ちるので除外します。


そんなわけで、卓上の空論では強いんだけれど、といった類いのものを全て無視した上で、pickで失敗しなかった、というのがMVP最大の勝因です。ふざけたpick&banをしてるから、QOが一皮むけて尚、mineskiに勝てないレベルのdotaをやってたんです。はっきり言ってしまうと、MVPはpicker以前に、リサーチャーが(たぶん今でも)酷いです。ベンチがアホです。(今回はとりあえず良かったけれど)1st&2ndのbanと、1st&2ndのpickが賞金額にかかわらず明らかにおかしいので。




そして、実はそれ以上に重要なのが、相手が弱かったことです。

この賞金額の低いアウェイの大会で、勝ちを捨ててどんな実験でも行える状況にあったEGが準備してきたのは、「なんかインターネットでspecっていうチャンピオンが強いって書いてたから、そのspecっていうキャラクターを使ってみたけれど、なんかインターネットってうそばっかり書いてるみたいで、ぜんぜん強くなかったからspecっていうやつ使うのやめるわ」でした。

さらにEGは、forevにネーチャープロフェットを渡したくないからと、キープレイヤーであるUniverseに振ってチームの蝶番を失うという酷いpickをするなど、惨憺たる内容。付け加えるならば、アンチヒーローが出てる中で、「なんかインターネットでspecっていうチャンピオンが強いって書いてたけどうまくいかなかったから何を使っていいかわからないからursaってのをつかうわ」というありえないpickをして最終的には負けます。

注意して欲しいのは、EGのpickがおかしかったんじゃなくて、rtzの準備が酷すぎるだけなので、今回のpick&banに関しては、ppdは完全に無罪です。一切の罪はありません。ppdはプレイ内容も含めて相当良かったです。少なくとも、世界最強EGにppdというロールは存在しているという事が証明された内容でした。

いや、味方のプレイヤーに必要なキャラクターを練習させるのもpickerの仕事だというならば、それは話が違ってくるのですが、その変は人間性や性格やチーム内の上下関係など、ゴシップに踏み込んでいく領域なので一切興味無いです。触れる気はないです。1手としては全くやくにたたないrtzを1手に固定し続けるEGのマネジメントが悪いのはまちがいないです。PPDの責任かどうかは知りませんし、PPDの責任ではないとおもいます。少なくとも今のPPDはPPDというロールにおいては相当強いです。じゃなきゃEGはこんなに勝てません。昔より相当強くなっています。





そんなわけで、失敗した途方も無い弱さを抱えたチーム(EG)に、幾多の失敗を繰り返し続けたチーム(MVP)が失敗しなかったが故に勝てた、という大会でした。規模の小さなシングルトーナメントで、粗が出なかったのもよかったです。

MVPのdotaが新しかったかどうかというと、ここも新鮮さは全く無かったと言っていいでしょう。歴史上最強チームであったsecretとdota2史上最強チームであったフルスタックAlliance第一期のリプレイをきちんと解釈している点で、素晴らしいものはあったのですが、ようするにside soloにベストプレイヤーが居て(Secret)、ガッチガチの3コア(LGD.sgty)で、roshanをとにかくとってaegisでごまかす(Alliance)という、ああ、シーンの流れを汲んでるなあ、というdotaではありました。

ここ数年の強いチームで、ガッチガチに前3人のプレイヤーパワーが揃っていたのは歴史上最強のSecretと、aui構成のEGだけです。だいたいxboctとがLodaとかrotkとかが居るチームが世界で一番強いチームだったわけで、もっとわかりやすく言えば、目も当てられないrtzが直視に堪えないセーフレーンヒッターをやってるようなチームが、文句なしの世界最強チームをやっている現在を見てわかるように、前3人のプレイヤーパワーというのはなかなか揃わないんですが、幸いにしてMVPは韓国語という特殊な要因によって、china pubの猛者を3人揃えることが出来、尚且つ彼らが離脱するリスクも極めて少ないという安定した状況にあります。しかも、その3人というのは現在では問答無用のMVP最強プレイヤーであるforevをkickする事を経た、淘汰を経たメンバー構成であり、「強そうだから作ってみた!」というチームではありません。

fun1kを強奪したnaviや、envyをkickして世界最強のsupを獲得したAlliance、LGDから4人を引き抜き2つのチームを崩壊させて10人のプレイヤーを集めながら僅か3ヶ月で5人をkickしたiG、役に立たないpickerであるzaiを即刻首にし、flyとnotailをkickしたSecret、あるいはfearが怪我から復帰した瞬間になんの迷いも無くmasonを切ったEGのように、きちんとした淘汰を経ているチームです。

これはなかなか、一見すると強いように見えるチームが出てきたなあ、どことやっても可能性が出てきたな、というのは上海Majorの時からの素直な感想であり、だからこそ上海MajorにおけるLiquid戦とEG戦のあの実況になったわけです。


そんなこんなで、遂に韓国が国際タイトルを獲りました。やっとです。QOが国内最強プレイヤーをやっている国からここまで強いチームが出てくるとは思ってなかったです。韓国はdota2が死んでるってレベルじゃないっていうネガティブな要員もあるし、フィリピンより可能性がないレベルだと思ってました。文化の力は強かった。eSportsプレイヤーが強くなる為の方法論みたいなのが一定のレベルで共有されてるんでしょう。QOは「なんで中国人のpub starはQOごときにmid譲って自分はside soloにまわるの?なんでこんなプレイヤーがリスペクト受けてるのか中国人の考えることはわけわからん、QOがmid or feedとか言って味方脅してるとか?」とか邪推していたところからすると、信じられないくらいつよくなって、戦えるプレイヤーになりました。今のQOはセーフレーンプレイヤーとしてはrtzの100倍強いです。forevたそもここまでのプレイヤーとはあの頃は思ってなかったし、MPはpubだともっとまとまって見える凄いプレイヤーだし。そんなMPを見てると、ああ、yaphetSがどこかで1つタイトルを獲ることにより、キャリアを続けてくれてたらなあと思わずに居られない部分があります。china pubにおけるスケールはyaphetSの方がMPより大きかったので。あの頃のkakaが今のkakaならねえ。。。

MVPはCDECやVPくらいは強いと思います。そして、安定性があるという点と、淘汰を経ているという点で、その2チームよりもちょっとだけ優位に立っていると思います。さらにはeSportsに理解を持った文化的背景もあり、面白いチームが出てきたと言っていいでしょう。中国鯖最強チームの座は、今回の再編を見た限り、たぶんしばらくは安泰です。最低でも、中国鯖最強チームの一角は担えるでしょう。今回の中国再編、まじで全部はしからはしまで全部希望がない状況なので。

MVPが覇権チームになれるかというと、現段階での感想としては、しばらくはまだ絶対にないです。世界最強の座を脅かせるかどうかというと、これもないと思います。もしもesl one Manilaを獲るような事があれば、完全に僕の目が節穴だったってことになりますが……。という話をしてしまうと、自分の正しさを証明する為にも負けろ負けろと思いながら見る事になるリスクがあるので、そういった話を僕は一切しないことにしています。はたして。

2016年3月19日土曜日

僕のからっぽの人生は僕のキャパシティをこえている。

この人生にはなんにもなくて、すっからかんのからっぽで、存在しないようなものなんだけれど、そんな僕のからっぽの人生は、僕という人間の器のキャパシティを完全にこえてしまっていて、これいじょう1つの分子も入らない。もう酸素を血中に取り込む余裕すら残っていないので、酸素を血中に取り込みたくなくて、息をするのもいやになる。

2016年3月13日日曜日

もうインターネットしない

「もう、勇者しない」と言った彼は、今頃一体なにをしているのだろう。たとえば何かをやめたところで、何かになれるわけではない。「もう、覚醒剤はしない」と言いはった誰かが覚醒剤をまた使うところを僕らは何度も繰り返し見た。人が覚醒剤を再び使うのは、覚醒剤の禁断症状によってではなく、孤独から逃れる為だと聞く。孤独から逃れるノウハウを多くの人は持たず、たとえばその手に入れた孤独から逃れる為のノウハウが世の中一般で見過ごされる類いのアルコールやギャンブル、あるいは仕事や家族、もしくは恋愛などといったことであればいいが、そういった孤独から逃れる為のノウハウは簡単には手に入らず、ただ白い粉を吸えばいいだけのノウハウと比べれば遙かに困難な道のりであろう。僕等が確証を持って伝えうる唯一のことは、「もう、インターネットしない」と言った彼が今もインターネットをし続けているという事実だけである。

2016年3月12日土曜日

ビデオゲームの中のはなし。

911の時になにをしていたかって、本当にまったく記憶にないんだよね。何か大変なことが起こったって話をインターネットで見た記憶はあるんだけれど、僕は何も変わらずにゲームをしていたのかもしれないし、ジャンボ機が高層ビルに突っ込んでもかまっていられないくらいに、ゲームどころではない日常を過ごしていたのかもしれない。この世界で生きていたのかどうかも確信が持てない。僕の人生には節目節目の付箋がなくて、何かを覚えておくには適していないから、ただ忘れちゃっただけなのかもしれない。

それから今日まで、なんにも記憶が無い。あれからいろんな事があったよね、って思うけれど、全て僕の関わり知らぬ世界の出来事だし、僕の記憶の中には何一つ残っていない。思い出そうとすれば思い出せる事はあるんだけれど、それは今ではもう思い出したくないことばかり。唯一覚えているのはdota allstarsの中で誰かがヤンキースが負けそうだって言っていたことくらい。もう随分と過ぎた。今日は特別に寒いし、いつも通り眠い。付箋も無ければ、めくるページもない。

2016年3月9日水曜日

うまくは動かない。

とくんとくんと心臓が、秒針のように時を刻む音で僕は起きた。短針が一周する度に不平不満を口にし、ただ時間を浪費し続ける姿を見て、この秒針は今日も健気にとくんとくんと脈を打っている。太陽を動かしているのも、地球を動かしているのも、心臓を動かしているのは僕じゃないし、僕は心臓じゃない。心臓のようにはうまく動かない。うまく動いてはくれない心臓ほどにもうまくは動かない。

eSports playerになるのはとても簡単なので、みんな今すぐにeSports playerになるべき。

日本で最も有名なプロゲーマーはヒカキンでありはじめしゃちょーであり、マックスむらいです。日本で最も成功しているプロゲーマーも、彼らです。ウメハラやももちなどは、プロゲーマーとしては箸にも棒にもかからない存在です。

プロゲーマーとは、ゲームをプレイする事を職業としている人です。彼らはゲームをプレイする事で生計を立てています。ゲームをプレイする事を、職業としている。その点において、ヒカキンもウメハラも同じフィールドに立っており、プロゲーマーとしてはヒカキンの方が圧倒的に成功しています。






では、ウメハラやももち、あるいはf0restは何であるか。
彼らはeSports playerである。
一方でヒカキンは、eSpots playerではない。







もしも将来プロゲーマーになりたいと思うのならば、もう既にプロゲーマーになっていなければおかしい。僕等が住んでいる2016年というこの世界は、ビデオゲームをプレイして、その動画をアップロードするだけで、生計を立てていける世界なのだ。プロのゲーマーとして生きていける世界なのだ。

実際に多くの人が、そうしている。

マックスむらいや、はじめしゃちょーは、ゲーム動画をyoutubeにアップロードするだけで簡単に100万再生を稼いでいる。これは誰にだって簡単に出来ることだ。ゲームを職業とするのに、ゲームの上手さも必要ないし、トーク力も必要なく、編集技術も必要ない。プロゲーマーになるのに、ゲームの上手さは必要ないし、トーク力も必要ないし、編集技術も必要ないのだ。ただ稼ぐだけでいい。ゲームをプレイする事で生計を立てるだけでいい。



ゲームをプレイし、お金を稼ぐ。
それがプロのゲーマーなのである。
ゲームをプレイし、お金を稼ぐ。
それさえ出来れば、プロゲーマーなのである。



仮にりゅうにゃんが言う、「プロゲーマー」というのがこちらの意味でのプロゲーマーであるのならば、もう既にプロゲーマーになっていなければおかしい。youtubeに動画をアップロード出来る環境を持ち、youtubeに動画をアップロードし、プロゲーマーになりたいと思っているのならば、あとは生計を立てていけるだけ稼いだらそれ即ちプロゲーマーである。つまり、プロゲーマーになりたいと思う人間が居て、youtubeに動画をupしているならば、既にプロゲーマーになっていなければおかしい。

「高校を中退してプロゲーマーになる」
というはなしの中のプロゲーマーが、ヒカキンや、はじめしゃちょーと同じプロゲーマーであるならば、もう既になっていて然るべきである。既になっていないのであれば、高校を中退したところで、プロゲーマーには一歩も近づかない。プロゲーマーになれていないのに学校を辞めてプロゲーマーになろうとするのは、youtubeに大量に存在する「ヒカキンに憧れてアイスクリームを食べる動画をアップロードする小学生」レベルの話である。










さて、現在の日本では、eSportsを巡る日本語が整理されていない。

そんな、eSportsを巡る日本語がきちんと定義されていない中で、プロゲーマーという言葉はもう1つの意味で使われる事がある。eSports playerという意味でのプロゲーマーである。ビデオゲームの大会で対戦し、勝利する事で賞金を得る、あるいは知名度を得る事で収入を得るのがeSports playerである。

プロゲーマーというジャンルにおいては、ウメハラに圧勝していたヒカキンであるが、eSports playerというジャンルにおいては、完全にはなしが変わってくる。eSports playerと、プロゲーマーは、まったく別の職業なのである。





では、である。

おそらくではあるが、りゅうにゃんがなりたいプロゲーマーというのは、eSports playerだと思われる。それでは、Battlefield HardlineのeSports playerはどの程度稼いでいるのか。

Battlefield Hardline
Release Date:
2015
Prize Money Awarded:
$13,463.28 From 1 Tournament
賞金総額160万円。
1大会以外データ無し。
まともにデータが入力されていないレベルのゲームです。


はなしになりません。
論外ですね。
完全に論外です。
これは忍者です。
忍術修行です。


eSports playerになると言いつつBFHをプレイする事は、スポーツ選手になるといって忍術の修行をし、各地の忍者テーマーパークで開催される手裏剣投げ大会で優勝しようと志す事に等しいものです。

なお、Battlefield4は累計賞金額22万ドルと、BFHと比較すればだいぶマシではあるものの、こちらも論外です。最も累計賞金額が高い人で1万7000ドル、尚且つ既にチーム丸ごとoverwatchに転向済みで、BattlefieldはeSports不毛の地です。EAがeSportsに力を入れると言っていたbf4で累計賞金額22万ドルなのだから、eSportsにとってのbfはもう完全に、「スポーツ選手になるんだ!」と言いつつ行う忍者の修行です。忍者にはなれません。そもそも忍者とか居ません。忍術とかないです。実在しません。




http://www.esportsearnings.com/

忍者になりたいと希望するのではなく、eSports playerになりたいと希望する人は、これらのゲームがお薦めです。トーナメント自体が存在しないレベルのbfとは違い、eSportsの上位タイトルは大量のトーナメントを有しており、とても簡単に生計を立てていくことが出来ます。eSports playerになるのは、ヒカキンになることよりも遙かに遙かに遙かに遙かに、そして遙かに簡単です。勝てばいいだけなのだから。ちょろい。eSports playerになるの超ちょろい。CS1.6は流石に終了ムードもあるけれど、CSGOは今のところはばりばり現在進行形です。




ご丁寧にeSports化しているビデオゲームにはレートが存在しており、勝てばレートが上がります。最上位レートのゲームにおいて君臨して他者を完全にわからせれば、簡単にeSports playerになれます。eSports playerとして成功出来るかどうかはさておいて、eSports playerになるのは簡単なのです。






プロゲーマーになるのは大変です。

ライバルが多数存在し、時節を見る目なども必要で、とても困難な道です。けれども、eSports playerは簡単です。ライバルを殺せばいいのです。片っ端からライバルを殺せば、勝ちです。世界中のサーバーのトッププレイヤーを片っ端から殺して回れば、あっという間にあら不思議、eSports playerになれます。eSports playerになるのは簡単なのです。

実際に、先日行われたdota2上海Majorのグランドファイナルで対峙した両チームのsolo midは共に、世界で数人しか存在しないレート8000のプレイヤー。両者共に、なんの実績も持たないぽっと出の、レートが高いからというだけの理由でeSports playerになれたプレイヤーでした。嘘じゃなくて、本当に、eSports playerというのは、簡単になれるものなんです。勝つだけで。ちょろいんです。




プロゲーマーになるのはとても簡単で、生計を立てていけるだけ稼げばいいだけ。それはとても簡単なこと。eSports playerという意味でのプロゲーマーになるのはそれよりもずっとずっと遙かにとても簡単で、eSports sceneが存在しているビデオゲームにおいて勝てばいいだけ。なんでみんなeSports playerにならないんでしょうね。dota2なんて、レート8000になるだけで簡単になれます。レート8000というのは、ちょちょっと勝てばなれるわけで、この世界は誰もが簡単に楽勝で、eSports playerになれる世界なのです。







ということで、我が国ではeSports playerとして生計をたてた経験を持たない人物が平然とeSports playerを騙り、プロゲーマーを詐称し、のさばっている現実があるわけですが、それらは詐欺師のようなもので、害悪でしかなく、そのような人物の言うことは、完全に無視していいです。eSports playerになるのは実はとても簡単なことなので、みんな学校や会社なんか今すぐ辞めて、eSports playerになりましょう。



こんな事を言うと、「日本にはろくなチームが無いので結局は英語が出来ないと~」「高校で英語を~」とか、「学校生活で集団生活に慣れておかないと~」とか言い出す人が居るかもしれませんが、全部無視して大丈夫です。言語とか、どうでもいいです。言語とか、協調性とか、集団生活とか、コミュニケーションとか、全部どーーーでもいいです。関係無いです。強ければ、それだけでおっけーです。



現実問題として、日本にはスポーツチームとしてのeSports teamは極めて少なく、eSports teamを自称しながら実体はappbank的なタレント事務所だらけで、本当にeSports playerになるには必然的に国外のチームに所属せざるを得ないわけですが、英語を喋れない人が平然と大西洋や大西洋を越えて移籍したり、ロシア語を喋れない人がロシアのチームに引き抜かれたりしている現実がありますし、トラブルを起こして人格に問題ありと解雇された人が3日後には他のチームにニコニコ笑顔で所属していたりする現実があるので、強ければ問題ありません。簡単ですね。常軌を逸した強さで全部わからせてしまえばいいだけのはなしです。eSports playerになるのは、とてもとても非常に簡単なのです。みんななりましょう。学校や会社なんて今すぐ辞めてeSports playerになりましょう。dota2は年間賞金総額40億円です。わりと狙い目です。とても簡単にeSports playerになれる上に、大会1つ優勝するだけで1人1億ですからね。おすすめです。eSports playerになるのは簡単です。ちょろいですよ。絶対に今すぐなるべきです。今すぐBFなんて止めるべきです。BFなんてやってても忍者にしかなれないので、eSports playerになれるゲームをやりましょう。歴史を遡れば、15歳や16歳でeSports playerになってる人は大勢居ます。家族と周囲が総出で反対したのを押し切って、学校を辞めた人も大勢居ます。学業の為にeSports playerになる事を諦めた2ヶ月後に学業とかどうでもいいからと学業を放置してeSports playerに復帰して世界を征服した人とかも居ます。手始めにdota2インストールしてレートを8000くらいにするのがおすすめです。ざっと計算しましたが、1日10時間プレイすれば、2週間以内で8000に出来ます。勝つだけで簡単に出来ます。今インストールしても、4月までには余裕で8000に出来ます。とにかく今すぐbfやめるべきですね。dota2とは言わないまでも、せめてCSGOにしましょう。
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なお、以前にプロゲーマーとeSports playerは違う。で書いたとおり、eSports playerとプロゲーマーは完全に地続きです。自由に移動する事が可能ですし、掛け持つ事も可能です。

kripparrianはpoeなどでヒカキンとしてのプロゲーマーを長くつづけていたけれど、ハースストーンでTeam SoloMidに所属するeSports playerになったし、dota2史上最強のeSports playerの一人に数えられるyyfやsingsingは今では完全にヒカキンとしてのプロゲーマーをやっています。プロゲーマーとeSports playerを両立させている人も大勢居ます。

2016年3月8日火曜日

意志はあなたの助けにならない。

強い心を持って物事に挑めば、どんな困難も成し遂げられるのだという思い込みの罠に、毎日のように陥ってしまう。僕の日常が上手くいかないのは、強いては僕の人生が上手くいかないのは、意志が足りないからなのだと、心のどこかで思ってしまう。もっと強い意志さえあれば、どんな困難も乗り越えられると、そんな思いに捕らわれてしまう。それは、大きな間違いなのだ。僕等はそんな間違いを毎日のように繰り返し続けている。

物事を成し遂げるにあたって必要なのは意志ではない。行動である。常に失敗を繰り返す僕等は、そんな簡単なことにみんな気がつかない。強い意志でダメだったならばさらに強い意志を、それでもダメならばもっと強い意志をと、果てしなく意志の強さを自らに求める。そして失敗を積み重ね、もっと強い意志を求めるようになる。より強い意志を、さらに強い意志を。それはまるでもの凄い強い意志を保ち続けながらビデオゲームをプレイし続ければ、ビデオゲームをプレイし続けるだけで世界を平和に出来るとでも信じているかのように、何かが上手くいかない度に、これは意志が足りなかったからなのだと自らの意志薄弱を責め、次はもっと強い意志を持って挑もう、そうすれば今度こそ上手くいくのだと頑なに、意志の力に傾倒し、意志の力を信じ続ける。

でも、意志なんてなんの役にも立たない。そんなものは、なんにもならない。意志なんて、誰にも見えないブラックボックスに詰められた、心の中の出来事だ。必要なのは進むこと、前進すること、歩いてみること、歩き続けること、意志なんてどうでもいい。何かを成し遂げたいならば、意志に頼らないシステムを作ること。実際世の中はそうやって、意志に頼らず回っている。意志に頼らないシステムで僕等が住んでるこの世界は成り立っているし、強い言葉を恐れずに言えば、意志を食い物にするシステムによってこの世界は回っているのだ。そんな中で君だけが意志の問題にするなんて、筋が悪い。くすんだ世界の思うつぼだ。必要なのは意志ではなく、少しでも前に進むこと。意志に帰趨しないこと。