2011年8月31日水曜日

夢が叶わぬ日は来ない

やっと眠れたと思うやいなや酷い頭痛に叩き起こされ、「負けてはならぬ」「負けてはならぬ」とそれでも無理に眠ろうとするも眠れるわけなく夜が来た。元気になったら魚が食べたい。白身魚が食べたい。大丈夫、元気になんてなれやしないから夢が叶わぬ日は来ない。

2011年8月30日火曜日

ohlifeの欠点とRemember The Milkの思い出とevernoteの駄目さと致死量のlifehack

lifehackが必要だと思った。暗く濁った人生を好転させる為にlifehackが必要だと思った。この人生に欠けているのはlifehackなのだと思った。lifehackが足りないからだから上手くいかないのだ。lifehackしていないから毎日底なしのぬかるみで新聞配達のホンダのエンジン音や児童の笑い声にびくびくと怯えた朝夕を過しているのだ、ブログも満足に書けぬのだ。眠る勇気を失い、無理矢理に起き続け、インターネットを彷徨った挙げ句そのような結論に達し、我今ここにlifehackを始めんと無闇矢鱈と熱り立ち、興奮し、心の奥底たぎる思いを無音の鬨の声に変えていざ参らんとばかりに駆けだしてohlifeのアカウントを取得し、「testねむい」と日本語と英語を織り交ぜたテスト用の日記を1日つけて日本語での投稿が可能である事を確認し、画像のアップロードの使い勝手を確かめる為に右下にsapphfcErotica.comという英文の入った2人の全裸の金髪女性がシャワーを浴びながら抱き合ってる画像をアップロードして画像のアップロードが可能である事を確認し、投稿済み日記に手を加えるテストの為に「srdykふい」という文章を追加して投稿済みの日記への追記が可能である事を確認し、カレンダーで日にちを指定して「もう眠いししんどいしろくなことない」「なんかよくわからn」「どうするべきかこれを使うべきか」と立て続けに別の日付で投稿する事で過去の日付での投稿が可能である事を確認した上でもう一度トップページに戻って自分の日記を見てみるとohlifeの致命的な欠点が幾つか浮かび上がった。

それはまず第一に卑猥であるということで、自分の日記にアクセスすれば全裸の女性がシャワーを浴びながら抱き合っている画像が目に飛び込んでくるのである。正確に言うならば抱き合っているわけではなく、片方の女性が片方の女性の手首をそれぞれ右手と左手で押さえつけ壁へと押し込み半ば無理矢理に接吻をしているのであり、とにかく卑猥である。そして第二に自ら己で投稿したエントリーの上部に「Thu, Aug 25 2011」などと書かれても、無学の身である自分にはそれが曜日と月を表しているという所までしか分らず、いったい何月なのか、何曜日なのかという事が直感的に理解出来ず、これは駄目だ、駄目であると画期的インターネット日記ツールとの呼び声高い評判倒れのohlifeに見切りを付け、lifehackを探すが見つからない。かつてリメンバーオブザミルクというツールを愛用していたものの、これはそう長くは続かなかったので、この暗黒の日々を一日も早く終わらせる為にRemember The Milkの遙か上を行くツールを、最高を、最強を、天下無双のライフハックをと探し彷徨いグーグルに問い、そして遂に僕はその画期的な革命的ライフハックツールであるevernoteに辿り着いたのである。

紹介記事を読むところによると、このエバーノートというツールは、なんとiPhoneやandroidでも使えるたいへんに便利なツールであるらしい。これは便利だ、これこそが私が長年追い求め探し続けていたライフハックだと稲妻に打たれたような衝撃天啓、今授かってエバーノートforウインドウズというexeファイルを10分以上もの長い時間をかけてダウンロードすれば自ずから開ける栄光への道。lifehackのダウンロードといえば、精々1分。Nozbeなどは僅かに10秒、osciroiなどもたかだか30秒、TiddlyWikiなどはブックマークにドラッグするだけ。3分を超えるダウンロードを必要としたライフハックなど全く記憶になく、いやがおうにも高まる期待と興奮。世を憎み、自らを呪い、決して実行にうつされる事のない復讐ばかりを心に誓い、何もせず、ただ引きこもって年月を重ねて来た僕の人生が一新されること間違いないと生きとし生ける全てのライフハックに感謝し、こころから有り難く思い、あまりの感動に打ち震え、僅かの涙で視界も滲み、睡眠不足で朦朧とする意識と低下する思考力に檄を入れ、ここを乗り越えれば、この残り時間25分のダウンロードを乗り切れば僕の人生は刷新され、愛と優しさとお日様で満たされ、皆々人々に至るまで笑顔溢れる新世界が到来するのだと、睡魔睡魔した我が身には永遠とも思える長い長いダウンロード時間をエバーノートのハウトゥサイトを読み漁ることで耐え凌ぎ、遂にエバーノートforウインドウズのダウンロードに成功し、exeファイルをクリックすれば、「あなたのコンピュータにはエバーノート3.4がインストールされています。アップデートしますか?」との文字。

狐につままれた気分になり、怪訝に思いながらもYESをクリックすれば、25分のダウンロードに負けず劣らぬ遅い遅いアップデートが始り、茫然自失しながらゆっくりと、そしてゆっくりと進むアップデートを眺め続けるも、何も思い出せず。なぜ今日はじめて使うはずのエバーノートが自分のパソコンにインストールされているのかさっぱりわからず、「何かのソフトをインストールする際にJWard的にインストールされていたんだろう」と1つの結論に達した頃にはアップデートも完了すれば「エバーノートを4.5に更新する為にはコンピュータの再起動が必要です」との文字。わけもわからずYESを押せば、重低音でウィイインと回る冷却ファンの音と共に我がウインドウズがシャットダウンされ、再起動され、WindowsXPの起動音が流れ、そして現れるは最新のエバーノート。バージョンにして4.5。むせかえるように暑い夏。

予期せぬ事態を乗り越えて遂に辿り着いた新しい日々、新しい人生、新しい笑顔、新しいライフハック。美味しいご飯。柔らかい布団。暖かいお風呂。喜びに満ち溢れた生活。しかしながら、まだエバーノートのアカウントを取得していなかった事に気がついて、エバーノートのウェブサイトにアクセスし、sinseihikikomorihankakueisuu@gmail.comと自らのメールアドレスを入力し、sinsENと希望するアカウント名も入力してOKボタンをガツンと押せば「そのメールアドレスは既に使用されています」の文字。続くは「パスワードを忘れたら?」のリンク。奇妙な気分でそれをクリックし、メールアドレスを再度入力し、パスワードの再取得を行い、遂にログインしたエバーノートには今はもうインターネットにないブログの感想文とそのブロガーがかつて書いていたウェブサイトの心に残った注視すべきエントリーのコピーとそのブロガーに対して絶対にすべきでない事はなにか、何を望み何を期待するべきではないか、自分に出来る事は何であるか、そしてどうすべきかなどが書かれたテキストが85ファイル有り、その最後のファイルには「海運王の一人娘に生まれなかったのが間違い」とだけ書かれていた。確かなことは1つだけ僕の姓はオナシスではない。ライフハックが憎い。ライフハックとそれ以外の全てが憎い。

2011年8月29日月曜日

キーボードの掃除

汚れているキーボードを見て今はもう無いインターネットに追い詰められる。眠たいときは起きているべきではない。何も目にしたくないし、何にも触れたくない。ずっと汚いままでいい。

2011年8月25日木曜日

願わずとも、書かずとも。

身の破滅を願わずとも君はもう完全に破滅しているよとのお言葉。たしかに、たしかに。悪夢は何時だって知りたくもない正しい事を教えてくれる。

彼岸

大方の流れとして暑くなったり寒くなったりするのとは別に、突然に暑くなったり、突然に寒くなったりの繰り返しで日が進んで行く。暑くなっても不安になり、寒くなっても不安になる。とにかく心細くて、頼りに出来るものは自らが書き出すブログしかない。そうして頼りにする度に、おまえに頼られる義理は無いと縁を切られてまた不安になる。強くなりたいと願うなら強くなればいい。優しくなりたいと願うなら優しくなればいい。立派な大人になりたいと願うなら立派な大人になればいい。破滅を願うなら破滅する道を選べばいい。破滅を願うからブログを書くのか。身の破滅を願うならば、ブログを書けばいいのか。半日前のひからびたスパゲティをもぞもぞと食べる。

2011年8月24日水曜日

EHomeとnaviのpick

Navi
potm 8
aa 6
chen 5
viper 5
tide 4
frion 3
ns 3
cm 3
enigma 3
sg 2
beam 2
nw、spec、sven等 1

EHome
lich 6
db 5
storm 5
frion 4
am 4
beam 4
sand 4
puck 4
nw 4
vs 3
lion 3
lina 3
es 3
tinker 3

EHomeのlichは完全にsharkyっぽい使い方ながら説得力なし。酷い言い方をすると、EHomeにはsharky以上のプレイヤーが居なかったし、EHomeは3-1-1後のアンチ中国戦法(マレーシア/シンガポール)っぽい事をやって「5年前のEHomeっぽいウクライナ」に負けていた。potmはよくわからなかったので、完全に汎用性と慣れと未実装ヒーローが多すぎる問題(dota allstarsから移植済みなのは約1/3)から来るpickか。arrow/hockのネタを大量に調べていたというのもおそらくはあるんだろうけど、そんなに説得力は無かったので回を重ねてやりこまれればこのレベルで使われるheroでは無いと思う。

この勝利は偉大な勝利であると同時に、世界が中国に追いついたとは口が裂けても言えまい。これだけのチームを集めながら、DOTA allstarsではなく完成度の極めて低い未完成のゲームで対戦が行われたというのが何よりも残念で、悲しくもおかしい。2度までは世界で披露された3-1-1後という特殊世界を「劣化コピーですらない未完成品」で再現するのは不可能だったのだ。

3-1-1後という特殊環境は、突き詰めに突き詰められた果てに訪れた一分の隙もない特殊な環境であり、DOTA allstarsによって作られたDOTA allstarsの極北であり、他のゲームでも同じように、とはならない。特にsgtyのpick&banとzsmjの負け方はDOTA allstarsならばあり得なかっただろう。ソビエトの東征を1人で追い返し、崩壊にまで追いやったLodaと、Lodaを含むすべてを乗り越えようとしていたKurokyの2人が舞台にすら立っていない一方で、Lodaによって崩壊させられたソビエトの一地域に過ぎなかったウクライナの人間同士のコミュニティと同族意識、ウクライナ語という古風な絆がdotaシーンの最先端を一国で作り上げ走り続けた中国勢に勝ってしまったというのは、劣化コピーですらない未完成品においての出来事であっても驚くべき結果であり、素晴らしい事だ。


なによりも、完全に終わったと思われていた口だけの人puppeyや、何代遡ればならないかわからないくらい昔の"王"LoH、そしてdota allstarsプレイヤーの憧れであり続けたgangしかしない生粋のgankerにして"KING OF GANKER"dendiといった遠い昔に過ぎ去ったソビエト時代を象徴する面々が何かしらを手にした、という事については誰も不満を抱かぬだろう。しかしながらこの出来事が、DOTA allstarsシーンで起きていればと思わずにはいられないのも事実である。

 Azenの元チームメイトだらけ大会でしたが、当のAzenはまた貧乏くじ。

2011年8月22日月曜日

自分のブログを見ても一体自分が何をしてきたのか全く分らない。

自分の手で書き続けてきたはずのブログから読み取れる事があるとすれば、頭が痛いのだろうということだけ。具合が悪いのだろうという事だけ。そして今日、今この瞬間に、頭痛とも具合の悪さとも無縁の僕は、まったく何も理解が出来ない。ただの1つも読み取れない。それは見知らぬ誰かが書いた見知らぬブログのようなものであり、僅かな戸惑いだけが残る。何をしていたんだろう。何を考えていたんだろう。どんな事を思っていたんだろう。知ろうにも手がかりはない。何一つ残ってはいない。

2011年8月21日日曜日

dota allstarsにマジレスをすると

511 :名無しさんの野望:2011/08/19(金) 06:04:44.07 ID:27eNIQFo
>>510
それはhonとかlolとかの問題じゃなくてdota系全部だろ
ってかdotaが一番キャラ多くて一番使えない奴放置されてる

512 :名無しさんの野望:2011/08/19(金) 06:33:09.25 ID:wc4N2+nU
>>511
>ってかdotaが一番キャラ多くて一番使えない奴放置されてる
例えばどいつ?
StrのTC, Lycan, Pudge
AgiのLuna, Troll, Naga, Geomancer, PA, BH, SA
IntのDP
こいつら以外プロの試合でみかけたんだが。
HoNやLoLってもっと少ないの?

514 :名無しさんの野望:2011/08/19(金) 06:41:39.79 ID:27eNIQFo
冗談言うなよちゃんとリプレイ見てる?
http://www.gosugamers.net/dota/replays/
どんだけ偏ってるか一目瞭然だろ
雑魚いところがたまに変なの使ってるって程度じゃね
dota2の動画探してる最中に目にしたびっくりするやりとり。

何が酷いって「dotaが一番キャラ多くて一番使えない奴放置されてる」と言いつつ自分ではその使えないheroを1人としてあげていない事。「冗談言うなよちゃんとリプレイ見てる?」と言うならせめて5人くらいはちゃちゃっとあげるべき。っていうかまあこの人自体がちゃんとリプレイ見てないんだろうけど。



・TC
ご存じKuroKyの持ちキャラ。aeon.ruとのガチでpickして勝ったりしてたけど、新キャラ恒例の強すぎるキャラパワー故にnelfされて上位ゲームでは終了。nelf後もKuroKyがTCで無双するリプ自体は上がっていたものの、その頃既に世は3-1-1後の世界だったのでそのレベルでは無理。

放置されてるのではなくて、調整入って落ち着いただけ。magやCW等、このコンセプトのヒーローは3-1-1後の上位ゲーでは無理。DPS出るaxe、ult最強でマナコスト優秀なSGが上に居るから出る幕がない。そもそもaxeでさえ出る幕がない。pub的にはなんの問題もない良hero。

一番目にTCを挙げてるのは、「過去にどういう事があり、それによって何が起こったか」を把握せずに今の上位ゲーだけを見てヒーローバランスを捕らえようとしているから。流石にそれをやってしまうと無理が生じる。「過去に起こった事によって今の上位ゲームでは使われなくなった」という事と、「使えない糞調整の弱ヒーローだ」という事は全く違う。

TCにおける「過去に起こった事」というのは、「KuroKyが使って強かった」「新ヒーロー定番のよくよく考えてみたらこの新ヒーロー強すぎる問題が調整により解決された」「中国3強が3-1-1後の世界という新しいメタを作り上げてしまった」という3点。

特に中国3強によって作られた3-1-1後の世界においては、上位のゲームでは3-1-1を前提とした戦術が要求されるにも関わらず、当の中国3強(Ehome、LGD、disteny)ですら3-1-1後を想定して練習していた戦術が3-1-1に対応出来ずに負ける、という醜態を見せてしまった事からもわかるように、上位チームですら3-1-1後の世界には対応出来ておらず、大会MVPの大活躍を見せたAZENが満を持してpickしたmorpがpuppeyと2人で中立クリープを狩り始めたシーンに象徴されるように、「これまでのdota alltars」というのとは全く違った要素が各ヒーローに要求されてしまっている。故に特に上位ゲームにおいてpickが偏るのは当然だし、もしも3-1-1にガチで取り組めば似たようなpickになるのも当然。

1-2-2や2-1-2、あるいは1-1-2や旧式の1-1-2(+1)などは3-1-1に完全に敗れ去ったが故に、前者のグループに適した優れたヒーローが上位ゲーでpickされる可能性は無くなった。ようするに1-2-2や2-1-2に適したヒーローは上位ゲーでは絶対にpickされない、って事。だからと言って3-1-1後というメタにおいてpickされなくなったヒーローが弱いってわけでも調整不足ってわけでもなく、またpubでも野良でもclanwarでも全部3-1-1や最強ってわけでもない事くらいは誰にでも理解出来るはず。3-1-1後のDOTA allstarsシーンにおける上位とは、「中国で一番強いチームにきっちり勝ちきれるチーム同士の対戦」であり、正直なところ大概強くなったように見えるNaviですら、ぎりぎり土俵に乗っているか乗っていないかの境界線上。ehome凋落後(=3-1-1後)はただの一度として「上位ゲー」の構成要員が5チームを超えた事は無い特殊な環境。



付け加えるならば、普通のゲームならTCはまだ上に居ると思う。指定地点AOE瞬間ダメージ、攻撃力強化、移動速度強化が1つのスキルに入っているっていうのは明らかに新キャラ特有のimbaさだし、オーラの理論値/理論価格値も酷い。6.72の調整はおかしいので、SB、SK、troll、husker抜きで考えたならばTCは未だにそれなりの強heroだと思う。あとは半ば捨てスキル化してしまったultをult杖に対応してくれれば元のポジションにまで戻れるはず。今のTCのultは、弱ult代表とも言えるTHDのultよりも使い出がないから相当しんどい。今も当たれば強いんだけれど、当てて勝ったというシーンを見た事が無いくらい説得力が無い。当たって勝ったなら、無くても勝てただろうと感じるくらいの微妙なult。当たれば数字自体は出るんだけど。

・Lycan
これは別の惑星で別のdotaシーンを見てきたのか?と思う内容。ultが今の性能に強化される前だったにも関わらず、YaphetSが使っていたし、ありとあらゆる場面に顔を出していた。YaphetS自身が当時はアジア2~3位程度のsf使いな為にそうそう使ってはいなかったけど、15分過ぎにBKBとaegisを揃えて勝つパターンでだったし、今を時めくehomeなんかのlycanはBKB持たずにdesoだった。lycan+enigmaはネタ抜きでも良相性な上に、2人居ればlv1でroshanを狩れる事を利用した開始前の差し合いメタまで起こってたし、見ないという印象も弱いという印象も全く無い。問題は15分にBKBとaegisやdesoを持っても3-1-1の配置に完敗するという事で、中国が3-1-1を完成させてしまって以降のdota allstarsではNC前提ヒーローをpickする余裕は無い。その弱点を埋められる可能性のあるenigmaは生き残ってるが、上位ゲーにおけるlycanの目は完全に潰えたと思う。

・Pudge
MYM対SKの欧州頂上決戦の常連。今は見ないし今後登場する予感も無いけれど、それがイコール使えないを意味するわけではない。さらにult杖にも対応し新アイテムとの相性も良く、上位ガチ以外では良hero。マップハッカーがよく使うので印象は悪いけど、マップハッカー専用heroってわけでもない。知った上級者が使ってれば相当警戒すると同時に警戒してもずかずか歩いてきてhockされる事を警戒するレベル。

・Luna
bloody vigossの持ちheroをプロの試合で見ないとはまたなんと、という反応は流石に時代錯誤か。欧州シーンでは少し流行ったものの、あっという間に完全に切り捨てられた理由は射程距離。上位ゲーではult、nuke、通常全てでsfに劣っているので、そのレベルのsfがmidに来ると何も出来ないし、sideならば完全に上を行くspec、pl、medusaなどに流れるのは当然。3-1-1後の世界では尚更pick出来ないタイプのhero。もちろん普通のゲームでは普通の良hero。

・Troll
Trollが今よりも遙かに弱かった頃に、シルバークロスがtorll一体で中国三強を追い詰めてたのをご存じないとは。ただただ残念。インパクトとしては後にチームメイトになるシャーキーの器用さにに喰われた感はあるけど、マレーシアのセカンドインパクト筆頭は間違い無くシルバークロス。あの頃のシルバークロスを見てる人間からすれば、今のtrollはシールドの調整分を差し引いても強すぎる。

・Naga
これは完全な間違い。manta刷新前から上位に居た。今のultとクリティカルの弱体化で多少立ち位置が変わってしまったので当時よりは難しくなっている気がする。3-1-1後の上位に居場所が無いのは他の多くのヒーローと同じ。

・Geomancer
こちらはコメント不可能なレベル。KuroKy vs Lodaの欧州頂上決戦を象徴するheroだし、アジアでも同じように使われていた。問題はnelfに次ぐnelfに次ぐnelfに次ぐnelfで良調整のheroってレベルにまで落ちてしまった事。最も厳しかったのはnetのBKB貫通が無くなった事で、この調整によって上位ゲームでの可能性は完全に消滅したと言っていい。6分頃まで何も出来ないレベルの弱さなので、その弱さを埋めるだけの強さは無くなった。でもこれだけ弱くなった今でもmeepo使えないと捕らえてる人はやり込みが足りていないと思う。ランダムで引いたら大きな失敗をしてしまわないか心配になるヒーローなのは確かだけれど。

・PA
ブリンクストライクに攻撃速度強化が無かった頃から普通に使われていたし、ブリンクストライクの強化後は使われていました。問題はspecが強すぎる世界と、3-1-1後の世界でこのタイプのcarryが生きていくのは相当しんどいという事。まあ上位で見ないという事と使えないヒーローがイコールではないというありきたりな文言で全ては終わるヒーロー。だって最強carryですよ。

・BH
BHはSGの一言で終わり。SGがあまりにも優秀すぎる。アーマー低下の量ではlv1で1対5、lv3でも4対15と圧倒的に負けているのに、燃費はSGの方が上。おまけにSGにはAOEスタンがあり、いやらしいbashまでデフォルトで付いてくる。勝てる要素が全く無い。そういうレベルでの話を除けばtossの射程が長くなったり、slowと加速を手に入れたり、ultは大幅に強化されたりで以前よりも遙かに使いやすくなっている。

・SA
絶句。carryといえばSAだったのに。agiでの追加ダメージが弱体化される以前の、「3回殴れれば相手は死ぬ」という酷すぎる爆発力こそ無くなってしまったものの、SAにとっての最大の問題はそのnelfではなく3-1-1。強いヒーローというだけでは居場所がないのが3-1-1後の世界。DRの刷新と強化によって、完全にDRに置き換わってしまった印象。3-1-1後のcarryに求められる事をSAやPAは満たせていない。流石にSAを使えないと考える人は今も昔も居ないと思う。昔って言ってもSAが非詠唱設置型のデスワードを持ってた頃ではないのでお間違いなく。

・DP
MUFCが普通に使っていました、以上。流石に3-1-1後の中国に食らいついている数少ない強豪である、sharky率いるMUFCを上位ではないと考えるのは無理がある。1プレイヤー視点で言うと、guinso nelf後の苦しさを完全に埋めたvangがnelfされて尚、ゴーストセプターという最強のコスパを誇るimbaアイテムのおかげで無茶苦茶強い。BKBが5secならば5itemのcarry 2人に殴り勝ててしまう可能性のあるint。



SBとsoul keeperとtrollとhuskerの調整は完全に間違ってると考えているので、それ無しのバランス前提ならばnaixがfixされた今のdota allstarsで放置されてると言えるのはTAだけ。dota allstars最弱ヒーローも、もちろんTA。次に弱いのlich。








「え?」と思った貴方は正解です。

lichと言えばこのブログでは散々狂った良プレイヤーとして絶賛してきたsharkyの現持ちhero。じゃあ何故そのヒーローが今のdota allstarsで2番目に弱いヒーローなのかというと、一つ前のdota allstarsはそれだけキャラバランスが優れていたから(キャラバランス以外の部分では難ありだし、現バージョンはSB、SK、troll、huskerに問題が有りすぎ)。

lichの強みだった「マナ無限」という強みは汎用性のある新アイテムによってほぼ完全に埋められており、「アーマー上昇」という要素も同じように新アイテムによって完全に埋められてしまった。最後に残った完全denyだけど、これも今では決して圧倒的なものではなく、通常のdenyで負ければ埋められてしまうが故にその完全denyの有為を活かすにはsharkyくらいの腕が必要。しかもsharkyのlichは少し特殊なlichで、3-1-1後の世界におけるsideの1を担う/助ける為のlichで、彼が担っているタスクは普通のゲームにおけるlichの役割とは違う。lichというヒーローが3-1-1後の世界を生き延びる事が出来たのは確かだけれど、それがイコール弱くないヒーローというわけではない。30人は論外、10人は極めて微妙、残るヒーローの中で選ぶとすれば、という3-1-1後の特殊な世界においてpickされているだけの存在。それが果たして強さであるか、というと僕は違うと思うし、最弱だと思うヒーローが上位ゲーで生き残ってるのがdota allstars 6.71というゲームバランスの妙。

(付け加えるならば、lichの完全denyよりもcleep隔離の方が遙かに凶悪。)



普通のゲームならば今のlichは全てにおいて中途半端なヒーロー。もちろん弱くはない。弱くはないけど、弱いintを1人挙げろと言われれば自分はlichを選ぶ。致命的な弱体化を喰らったTechiesやthd、kotl、spなども弱い事は弱いんだけれど、「そのヒーローに出来る事」だけを見るとlichが一番狭く、一番小さい。このあたりの調整はかなり絶妙で、もしもレンジが600のままだったならばlichは最弱候補からも外れるんだけれど。

いや、lichが最弱intだと確信していたのはTechiesのultに弱体化が入る前の話なので、10ゲームほどTechiesを使ってみれば今はgtだという結論に辿り着くかもしれない。たかが200とはいえ、ultを弱体化されてしまうと、dagger死/奇襲死/事故死を回避するのが相当困難になってる。立ち回りが900前提の立ち回りだからっていうのもあるけど、スナイパーの殴り射程よりも短くなったっていうのはやはり致命的な気がする。dagger場ならさらにやれる事が無くなる感じ。はじめに除外した4ヒーローを含めて考えた場合も同じようにlich最弱は無い。6.72fで幾分かはマシになったとはいえ、完全にヒーロー間のバランスが壊れてしまってる世界において、lichの「全ての要素がたいして強くはないけれど出来る事がある」というのは十分な存在価値。6.72は何やっても無駄です、というヒーローが散在する、新ヒーローに由来しない久しぶりの糞バージョンなので。(新ヒーローに由来する糞さなら、最近でも雪男やfenixが無茶苦茶にしていたんだけれど、旧ヒーローの強化でここまでの酷さというのは過去に遡ってもあまりない異常な事態。ぱっと思い浮かんだのはbfのultくらい。medusaのultのcdが実質10秒みたいなもんだったのは強すぎたけど、キャラバランスをぶち壊していたとはでは言い難いし。)

2011年8月3日水曜日

なんでこんなに眠いんだろう。

寝てるはずなのにいきなり眠い。暑すぎるから実質眠れていないのかと思うと夏が憎い