2011年10月18日火曜日

3-1-1について書こうとしたら頓挫した。

保留txtフォルダにあった文章を読んで、投稿に至らずとも書きまくっておく事は正解だと思った。先に1つだけ注釈を入れておくと、「FTD」ってチームは後に3-1-1を完成させDOTA allstarsシーンとDOTA allstars本体を共に造り替えさせてしまうことになる、zsmjのチーム。





>euro=巧い、asia=強い。みたいな所あるよね
>いつぞやのasiaの、gankにボロ負けでもシコシコcarry一本で勝ちにいくスタイルが
>そう思わせるようになったんだろうけどw


真面目に見ていたら、こんな風に書こうなんて気にはならないだろうし、
書かないだろうし、書くはずもない。知らないものは叩いておくという
欧米の尻馬にのって3 carry馬鹿にして面白がってるだけかよくだらねえ。
いつか見た光景だよな。「sprit_moonはただの芸人」とか
「WE.IGE.skyは塔建ててるだけ」ってやつな。

いつぞやのasiaのってsmcだろうというかsmc以外に無いけど、
"gankにボロ負けでもシコシコcarry一本で勝ちに行くスタイル"
なんてものは存在していないし、存在した事すらない。
3 carryという無茶苦茶な戦法をやったのはFTDだけだし、
そのFTDですらそんな事やってない。gankにボロ負けって、
いったいどことの対戦でFTDがgang負けしたのか知りたいわ。
FTDのゲームは全部見たけど1ゲームとしてgangで負けてない。

FTDの勝因はnagaとsfをtop pickどころかtop banにまで
押し上げたhero選択の妙だし、ついでに言えばkunnkaに
lotherも、それまではbf、bkbよりだいぶ下がるbuildだった。
あとはcarryプレイヤーにcarryヒーローを配役するのではなく、
プレイヤー毎にsf役、naga役、sniper役、kunkka役とかを完全に
固定してプレイヤー負担を下げ習熟度を上げてきた、
ってのも他のチームではほとんどやっていない事。

それに加えて、1万能、1真carry(late)、1準carry、1support、1遊撃、
って感じの布陣(つまりは、4+1)を、完全に割り切って3+2にして
万能とか準carryを捨ててcarry carry carry (遊撃+遊撃)
ってのが所謂「3 carry」であって、ただのメタ変わりじゃん。
これまでのベビーシッター兼ボディーガードやguinso見込みの万能性を全否定して
2人組の遊軍を特定の方角に置く事で相手の遊撃可能性を封じただけ。
gankにボロ負けどころか、gangの動きで威力偵察して完封してたのがFTD。

メタメタ言うなら、それこそ最近はchenもfrionもenigmaも
banされないけど、frionとかが真面目にbanされた事もあったのは、
3:2相手にncなんてやると、ncerが2に引っかけられて止まるからで、
単純に3carry側がメタ勝ちしてるだけ。Lodaだって、soul keeperで
ncしてソビエト止めたりとか、thdでward散蒔きとかやってたんだから、
より優れた作戦が見つかればそれに流れるのが当然。FTDはたまたま大きな大会で
見事にメタ勝ちを見つけて完遂して完全優勝(1敗したけど)したんであって、
賛嘆以外の一切は浮かばないけどな。一時前はvsすらもbanされなかったし。
だいたい、あれってkurokyの「どうしてドイツ人とチームを組まないの?」
に対する「ドイツ人は川を越えないから」という回答そのものであって、
kurokyが「これでは上に行けない」と判断した作戦が実は最強だったという
凄い真逆の開眼日だったと思うけどね。

何を持って巧いと言うのかは知らないけれど、
ガチ大舞台でinvoker使うのはtofuだけだで、サンノゼで勝ったのもtofu
同年のmdcで中国チームを全部薙ぎ倒して優勝したのがfnatic。
Lodaらのfnaticじゃなくて、全員シンガポール人のfnatic
EUが巧いって誰?loda?KuroKy?artstyle?全員井の中の蛙だろ。
シーンが賑やかで面白いからってそれがイコール実力なわけがない。

つーか、"Loda(笑)"って何?Lodaの一体何が"カッコ笑い"なわけ?
今じゃ全く使わないsandやrkをガチで使ってたり、
後衛に下がってlionやcm挙句の果てにはTHD使って
wardのみ買ったりしてまで生き延びてきたLodaを
見てきたなら、笑おうなんて気は更々起きないけどな
一体なにが"カッコワライ"なのか教えて欲しいわ。



3-1-1前夜にこんな事書いてた。medusaでもwrでもnwでもdrでもなかった時代。nagaやcocoがbanされた貴重な大会。当時欧米を中心に心ないインターネッターに叩かれてたのはあくまでも「3 carry」というプレイスタイルであり、1-1-1(+2)というシステムではなかった。もちろん僕もFTDの強さは3 carryという物珍しいスタイルとその練習度にあると思ってたんだけれど、その後のシーンの展開を見れば明らかなように、FTDの本当の武器は3 carryではなく、1-1-1(+2)であり、あの大会はプレ3-1-1によるメタ勝ちだったのだ。「ベビーシッター」という概念が完全に終焉を迎えた大会であり、「ビッグイベントで勝つには真のトッププレイヤーが5人必要」という当たり前の現実が突き付けられた大会でもあった。

何故これをインターネットに投稿しなかったのかは覚えていないけれど、それは多分というか明らかに、怒りのあまりなんか偉そうで読んでて不快な感じの文章になってしまって修正が聞かなかったからだろうと思う。そして今朝の僕はその判断を支持する。