2008年4月2日水曜日

あんたは「努力しろ」「努力しろ」って口を酸っぱくして言うけどさ、あんたの言う努力ってのは「真似をしろ」ってことじゃねえか。



努力しろ、努力しろってあんたは口を酸っぱくして言うけどさ、あんたの言う努力ってのは、「誰かの真似をしろ」ってことじゃねえか。馬鹿にすんじゃねえよ。俺を誰だと思ってんだ。真性引き篭もりhankakueisuuだぜ。

しかも、それですらねえ。つまりだ、あんたの言う「努力しろ」ってのは、「誰かの真似をしろ」じゃなくて、「俺の真似をしろ」じゃねえか。いや、もっと酷くて「俺が真似をしたいと思う野郎の真似をしろ」か。

反吐が出るぜ。反吐がよお。そんなに一人が寂しいか。誰かと群れて仲良しこよしじゃなきゃあ、頑張る事すら出来ねえんだろ。一人じゃトイレにも行けねえからって、お手々繋いで御小便。はっ。誰かの真似をしろ、俺の真似をしろ、俺が真似したいと思うやつの真似をしろか。臭えぜ臭え、ああ臭え。

あー、くだらねえくだらねえ。連中と来たら誰かの真似さえしてりゃあ何でも出来ると思ってやがる。おめでてえなあ。おてんとさまだ。あのなあ、よお、教えてやるよ。どんなに上手に虎書いたって、屏風の中から出られやしねえ。虎はなあ、虎だから荒野を駆けてるわけだ。わかるかい?

いいかい。よく聞くんだ。俺はおまえに「努力をするな」なんてこたあ一言も言ってないんだぜ。「努力しろ」って言ってんだよ。その点は俺も連中も同じ穴の狢ってわけだ。だけどな、けれどもな、俺の言う努力ってのは、連中の言う努力とはわけが違うんだ。

誰の真似でもねえ。二番煎じじゃねえ。本物の努力ってやつを、本気で貫いてみろって言ってるわけだ。そうすりゃあなあ、世の中にはなあ、出来ねえ事なんて一つも無いんだ。何だって出来んだよ、何だって。

努力したのに、頑張ったのに、って泣き言吐いてる連中の話をよく聞いてみな。あいつら、努力なんてこれっぽっちもしてねえんだ。こんなに上手に描いたのに、どうして荒野を駆けねえんだって、屏風の前で泣いてるだけだ。

だからよお、おまえさんはあいつらみたいになるんじゃねえぜ。いいかい。間違っても、誰かの真似をしようだなんて思っちゃあいけねえ。己の道を諦めて、妥協して、誰かの切り開いた道をてくてく単車で走ってこうだなんて考えちゃあならねえ。

本当の努力ってやつをやってみなよ、本物のオリジナリティってやつをさ。イノベーション革命、レボリューション大爆発ってやつをよお。連中の言う努力、つまり「誰かの真似」なんかじゃなく、本物の努力ってやつをさ。本物の努力ってやつをよ。

俺を見なよ。あいつらではなくて、俺を見てみろよ。いいかい、これが本物の努力ってやつだ。一眠りして起きるなり、キーボードを尻の穴にぶち込んで、括約筋を波打たせて書き上げたこの革命的エントリーをよ。これが本物の努力ってやつだ。