2009年4月28日火曜日

かつて存在していたという事実だけで誰かを幸せに出来るような



昨晩は横になる元気も出ないくらいに具合が悪かったので、椅子に座ったままずっと、在りし日の4kingsについてずっと考えていた。あの頃の4kingsは、今でも少し思い出すだけで、頭がくらくらしてしまうくらいのもの凄さだった。

Grubby
ToD
FoV
Creolophus

もう字面見ただけで泣けてしまう、笑えてしまう、不思議な気分に陥ってしまう。これは、紛れもなくもの凄いのだった。凄すぎた。1つのチームに四人の世界王者。しかも、orc、hum、UD、NEと全種族揃っているという奇跡。おまけに国籍はオランダ、フランス、韓国、ノルウェーというバラバラなラインナップ。「二度と無い今」なんていう言葉は陳腐に安売りされて今ではなんの説得力を持たないけれど、あの頃の4Kだけは「二度と無い今」に他ならなかったと心から思うし、あの日4Kが存在していたという事実を思い出しただけで、こうして今でも幸せで胸がいっぱいになり、思わず大きく息を吸い込んでしまう。敵地韓国で念願の初タイトルを強奪してしまったToD。準決勝でSkyを、決勝でToDを下しての戴冠という荒技を見せつけたFoV。引退を宣言して完全引退するも、国内予選を突破してしまっていた為やむなく参加した大会でSkyの三連冠を阻止して優勝してしまう空気の読めないcreo。そして今は無き4Kings。

そうだ。たとえば僕は4Kingsになりたい。あの日の4Kingsのようなものになりたい。かつて存在していたという事実だけで、誰かを幸せに出来るような存在になりたい。僕は性格も悪く我が儘で、性根が腐っている。そんな自分がどう頑張っても、たとえば何人をも幸せになんて出来ないだろう。居るだけで不愉快で、生きているだけで迷惑だ。このような自分自身が「今この瞬間に存在している」という事実は、何人をも幸せにしないばかりか、不幸せにするばかりの迷惑な生き物でしかないし、これからもそうであり続けるだろう。けれども、けれどもかつて存在していたという事実だけで誰かを幸せに出来るような何かにならなれそうな気がする。差し当りそれを目指そう。