◆[DDT] Ducky Dream Team。チームLoda。
・DDT.Loda ★★★
ジョナサンベルグ。王の中の王にして、Load Of DotA。
この人をfarmerとか言う人は、彼の歴史を見ていない人。
farmerはthdでwardを撒いたりしません。チームが酷すぎたので、
「carryすると後衛がfeeder」
→ 「carry なんて馬鹿でも出来るだろうから俺後衛行くわ」
→「 君たち、酷すぎ……」
→「わかったよ!俺が俺TUEEすりゃいいんだろ俺が!」
という涙なしには見られない悲惨な運命を辿り、遂には前衛でプレイし続ける事を余儀なくされたと捕らえるのが正解。当然ながら中衛/後衛志向もあるので、チーム事情が許せば後衛も出来るのだけれど、今のチームメンバーならば、前衛でプレイするのが基本になると思う。あって中衛(sand等)。本当はWDやCM、Lion、Linaなんかを見たいんだけれど、そこまでは望まない。勝てばいい。それが全てだ。人間的には、厭世的で退廃的。酷いチーム事情とネチズンのせいでそうなったとも。世界中がLodaに教わった、「チームメイトを罵る前に君には出来る事がある」という黄金律は永久に不滅。DOTA一般ピープルの教科書にしてアイドル。みんな、彼に力を。栄光を。そして笑顔を。KuroKyに裁きの雷を!
シンボルヒーローは、RK。古くはLina。プレイスタイルはオールラウンダー。
・DDT.Angel ★★★
全宇宙最強のpotm使い。かつては、実質potm一人でMYMやソ連に土を付けたこともある鬼。人間的にはヤンチャで尖ったところがあるのに、プレイスタイルは完全なチームプレイヤー。柔らかで、優しくて、存在感が無い。居るのか居ないのかわからない。なのによく効く。ミスを犯す前にミニマップを見て潰して行く丁寧なプレイが特徴。面白みがないとも。
・DDT.miGGel ★★
Angleの古女房。七人の侍で言えばしちろうじ。プレイスタイルもしちろうじ。
この人の特筆すべき事は、欧州においてLionがBANされる情勢を完全に固定させてしまった点。元々Lionを使う人だったけれど、弱小チームが故に前衛に行かざるを得ず、carryなどでプレイしてたけれど、KuroKyらと合流して前衛の憂いは完全になくなり、後衛プレイヤーとしての真の姿を取り戻し、「LionをBANとか無いわ」「LionはBANした方がいいかも」「miGGelにLionを渡すな」といった経過を経て、遂にはLionを文句なしのTOP BANへと押し上げた。その最大の功労者が彼。もしもmiggelが居なければ「ユーロはlionを放置とかワロスwww」とかアジアに馬鹿にされてたかも。かつてはKuroKyの信頼も厚く、ミニマップも戦機もよく見える。この人とAngleはデンマーク人ながら、デンマーク語とスウェーデン語はある程度意思疎通が出来るようなので、言語面での優劣はそんなに無いと思う。(相手側も中核2人は英語ネイティブではない。)
シンボルヒーローはLion。プレイスタイルは攻撃的サポーター。
昨年のベストリプレイでは、puckで38アシストとか記録しています。そんなプレイヤー。
・DDT.ミザリー ★★
敵をやっつけるだけでは飽きたらず、味方までをもやっつけちゃう凄い人。
「俺はDOTAなんてしたくない。ミザリー無双がしたいんだ」という世界中のDOTA 般ピーの欲望を具現化したような存在。ソ連が誇る天才BAKAである AZEN と双璧を成すBAKAにして、AZENを唯一上回ると言ってもよい、スカンジナヴィアが世界に誇る BAKA of The BAKA(誉め言葉)。qopでdagger dagonとかやってるのを見て以来、良い思い出がありません。が、腕は本物。腕だけは本物。上手くなった。強くなった。lsat hitとかとても上手。
勝ちゲームをrapeに、均衡したゲームを惜敗へと導く天才。
「よくよくリプレイ見直すと、ミザリーのせいで負けたんじゃ?」
と思わせる事にかけては天下一品。プレイスタイルは唯我独尊。
なんでも出来る人なんだけれど、チームのためとかではなく、自分にとって一番利益の多い行動を取り続ける。裸の王様。BAKA KING。KING OF BAKA。俺TUEEゲームだけを見ていれば神プレイヤーに見えるんだけど、ちょっと機嫌を損ねると、どっかに行っちゃう使い勝手の悪い人。
この人をangleより上とか書ける人を除けば、dDreamTeamの不安要素と捕らえている人の方が多いと思う。ただ、ニルヴァーナの三人目(deamon)と比較して、実力でも経験でも劣っていないのは心強いところ。ただしインテリジェンスと心の強さではdeamonに劣る。特にインテリジェンスに難があり、まるで自分のリプレイを見ているような気にさせられる程の「あたまのわるさ」が弱点。準決勝ではcreep相手にultをぶっ放したりしていて、言いようのない不安は募るばかり。大丈夫かなぁ、本当に心配。DDT初の同格ガチなだけに、お願いだから日和らないで居てくれと全世界は欲するばかり・・・。
シンボルヒーローはagi range。世界最強のA級戦犯。
・DDT.miracle ★★
かつて、KuroKyと同じチームでソロを担当していた程度の使い手。
プレイスタイルはオールラウンダーながら、強い相手と戦うと、
ちょっと奥手なのが目につく。アジアで言えばToFuと同じ問題を抱えている。
その点を除けば腕は確か。シンボルヒーローはguinsoを持てるInt。
今のDDTのチーム力からすれば、この人がsoloをする事は無いと思うが、
表現は難しいけれど、「DDTの唯一のオプション」はこの人がsoloでsideに行き、Loda、ミザリー、Angelの三人の主戦力と、miGGelという最高のサポーターを近い距離でプレイさせてKuroやメリーニを凹ませて序盤を立ち上げるというパターン。
4人のアメリカ人が(プレイヤーの強さとしてはDDTと大差がないものの)、それぞれ全く違った個性を持ち、KuroKyという気持ちの悪い器用な使い手と、Puppeyという究極のインテリジェンスを備えたタレントを抱えるニルヴァーナと比較すると、実力差の拮抗したチーム相手にDDTが取る事の出来るpickオプション、スターティングオプションは非常に少ない。DDTは「プレイヤーが4.99人しかいない」的な苦しさがあると思う。逆にニルヴァーナは「KuroKy5人、Puppey5人、全員足すとプレイヤーが20人近く居る」ので、奇襲pickもメタ勝ちも出来るのに対して、DDTはpickでミスをすれば即敗北にに繋がるし、pickで勝つ事も出来ない。ただし、出場できるのは両チームとも5人限り。それは、たった0.01人ぶんの差でしかない。それどころか、プレイヤーの質では0.01人分以上のリードがあると思う。(ただし、USA勢の直近のガチをそんなに見れていないので、きちんと評価が出来ていない。deamonが「出来る人」なのは確かだし、他の人も相当腕が立つのは確か。)
DDTが2勝するとすれば、うち1勝はこの人の出来によってもたらされるだろうし、DDTが2敗するとすれば、うち1敗はこの人の出来によってもたらされる可能性が高い。DDTのウィークポイントにして、ストロングポイント。この決戦の鍵を握る最重要人物。後ろがかりなプレイスタイルと腰の重さが、凶と出るか、凶と出るか。
・DDT.Ducky ★
なんと、d Dream Teamの "d"は、この人の頭文字。ドナルドダック。
Lodaの暗黒時代を支え続けたプレイヤー・・・というよりも、Lodaの黄金時代をスポイルし続けたプレイヤーと書くのが正確かも。ただし、一応レーンを1つ任されてはいたし、soloを担当する事もあった。10段階評価で10が1人居て、あとは全員6以下5以下、というLodaのワンマンチームだったので、彼の実力も察して計るべし。欧州proの平均以上はあると思うけれど、決して強いプレイヤーではない。実力自体は見劣りするので、大舞台ではプレイしない可能性も。悪いプレイヤー(弱いプレイヤー)じゃないけれど、ミラクルとミゲルを出した方が強いはず。これだけのチームを見事に完成させたその功績だけは大きく買う。
◆[nv] ニルヴァーナ インターナショナル。nv.int。チームKuroKy。
・nv.KuroKy ★★★
クロシェ・サーレヒ・タカソミ。イラン製ブログゴッド。ドイツ人。
「模範的な好青年」「いけ好かないろくでなし」
「寡黙な仕事人」「ビッグマウスの大口たたき」
といった、相反する要素が1つの人格に居住する、這いうねる混沌。
そんな不可能を可能とするのは、そのプレイの圧倒的な説得力と結果が故。
まあ、器用なこと器用なこと。小賢しいこと小賢しいこと。Kuro寄りで見てても、うっとおしくなるくらいで、笑えます。無謀と勇敢さを履き違えているのではないかと思えるようなプレスやチェイスを見せると同時に、非常に小心でありチキン。それは「プレイにムラがある」といった類のネガティブなものではなく、「メリハリを付けることが出来る」とか「不気味なまでに嗅覚が鋭い」と大きくプラスに評価すべきポイント。このF4F決勝からの一ヶ月二ヶ月で、遂にDOTAシーン史上初めて、Lodaに格付け勝ち出来るプレイヤーとなる可能性がある。「Lodaは最強のチームを手に入れた」というよりも、「もはや言い逃れの出来ない状況に追い込まれた」と見えてしまうくらい、凄いプレイを見せつける、恐ろしいプレイヤー。
何気に、この人が加入したチームはどこも皆タートルディフェンスを必殺技としてしまうあたり、統率力もあるのだと思う。その統率力はもちろん、「圧倒的にプレイヤーとして優れている」が故の発言力に裏打ちされたものであり、彼の物怖じしない喋くりが、コミニケーションゲームとしてのDOTA allstars シーンを勝ち続けてきた最大の武器だったろうことは、容易に推測できる。「デンマーク人はデンマーク語を喋るので彼らとはやってられない」という脱退理由も一応は、納得のいくところではある。
得意技は大ポカ。必殺技はぐちゃぐちゃ勝ち。超必殺技はタートルディフェンス。
プレイスタイルは「衝撃のニュースが飛び込んで参りました」。シンボルヒーローは舌恨。
・nv.Puppey ★★★
大昔からのトッププレイヤー。エストニア人。
少し前まではトップシーンからは少し離れていたのだけれど、
遂に表舞台に帰ってくるや否や欧州上位陣を打ち拉ぐ強さを見せた凄い人。
もちろん、その傍には常にKuroKyが居たわけだけれど、
それを踏まえて尚、この人のプレイは悪魔的なものがある。
ソ連寄りの人達と組む事が多かったので、少し考え方が違う感じ。
pickの時点からどの時間にどう勝つのかを決めているように見える。
それに失敗した時はドイツ伝統/MYM伝統/KuroKy必殺のタートルディフェンスで死角無し。シンボルヒーローはES。前衛も鬼だけれど、チーム事情から前衛に回る事は無さそう。puppeyがLodaをnoobと罵るリプレイなんかも出たりして、嫌がおうにも決戦ムードは盛り上がります。
・deamon / fier / melerini / march ★★
USAの方々は、そんなに見てない上に、直近のガチを全く見てないのでわかりません。
大昔の記憶ならば、フィアーなんて悪い印象しか無いのですが……。(実は今も)
nvは今のところ、ガチで強い相手と戦っていません。
次のDDT戦が、真価を問われる初めての舞台です。
野試合や、格下相手の試合を見ている限りでは、「わかってる」のはdeamonで、
「わかってない」のはメリーニだと思います。535のLRは評価されているようですが、
決戦でボロを出す可能性が一番高いのはメリーニなのではないかと期待しています。
もちろん、dDreamTeamもミザリーという劇薬に1レーンを託して戦うわけですが……。
おまけ。
・pajkatt ★★
世界中でただ1人、この場に居ない事が残念なプレイヤー。Lodaと組んでKuroKyと戦ったことも、KuroKyと組んでMYMと戦ったこともあるスウェーデン人。プレイスタイルは敵を叩いてきちんと倒す、生粋のエースプレイヤー。キラー。もしもこの人がDDTに居れば、Lodaが後衛に回るというオプションもあった。実は器用なプレイヤーで、THDやrastaもそつなくこなせるので、ニルヴァーナに居てもやばかったと思う。