夢を諦められない。

廃墟とか、死体とか、暴徒とか、曲がりくねった地下洞窟とか、悪夢の兆候どころか、明らかに悪夢以外の何物でもない真っ只中にあって尚、目を覚ましてもそこに待っているのはどんな悪夢よりも悪い日常なので、これは夢の中であるが故に素敵な出会いがあるのではないかと、夢を諦められず、悪夢にうなされ続け、消耗しきって目を覚ます。起きて思う事は、どんな悪夢ですらもこの日常よりは随分と良いものだったという郷愁。