王無き時代の王を目指して。

世界最強newbeeは、最後の最後で帳尻を合わし、かろうじて世界最強チームという看板を維持したままでマニラに飛ぶ事に成功しました。けれどもnewbeeは彼ら自身があまりにも強すぎるが故に、間違った成功体験から逸脱する事が出来ず、新しいnewbeeを手に入れる事は出来ていません。

newbeeが強すが故に間違った成功体験から逃れられないという表現には些かの誤りがあります。強すぎるのはChuaNであり、newbeeではありません。現代のdotaでは、3手であるside soloと、4手であるファーミングサポートは、ゲーム内における役割的にかなりの部分で重複しており、2人で一つのタスクを共に担う間柄なのですが、newbeeは4手であるChuaNがあまりにも強すぎるが故に、3手の使い方を発展させる事が出来ず、「国内の弱小チーム相手にdoomの勝率が100%だったプレイヤーが居る」というだけの理由で、今もdoomをpickし続けている惨状があります。

確かにdoomはゲーム内最強のサイレンスキャラクターなのですが、単体対象の15秒サイレンスがいくら強いと言っても、サイレンスはサイレンスです。全てのチーム相手に機能するスキルではありませんし、全てのラインナップ相手に機能するキャラクターでもありません。

newbeeは世界最強なのですが、全てのポジションに弱点があり、尚且つ彼らがかろうじて世界最強という地位を守り抜くために用いたのは、「あの日のnewbee」であり、「銀の弾丸としてのChuaN」でした。「新しいnewbee」に辿り着く為には、3手であるkephiiの使い出をよくする必要があるのですが、少し時間が足りず、盤石の世界最強チームであるnewbeeを見るには、夏か秋かを待たねばならないでしょう。もちろんnewbeeは曲がりなりにも世界最強で、マニラにおいても最有力チームである事は間違いありません。

ここ数日懸命にリプレイを見ていたのですが、今一番ときめくチームであるDCも含めて、真っ当に強いチームが見当たらないです。liquidはエピセンターのリプレイを見直しても何故このチームが安定して勝てるのか理解出来ないし、OGはmiracle-を潰されて混戦になった際に勝利をつかみ取れるプレイヤーが一人足りていません。invokerが弱体化されて一人勝ちするはずだったアライエンスは結局の所「midにinvokerをまともに動かせないレベルのプレイヤーが居座っている」という事実があり、現代シーンにおいてinvokerもアースピもエンバーも無いという、上で戦えるはずのないおかしなチームです。EGとsecretに至っては、国際大会に招待されるのがおかしいレベルの戦績しか残せておらず、Manila Major もまた、歴史上最強チーム崩壊後の、「誰も強くない時代」の続きなのです。

流石にcoLやMVPが優勝というのは無い話でしょうが、誰でも優勝出来るという時代はもう少しだけ続くのです。誰でも優勝出来る王無き時代をほうほうの体で制圧する事に成功した、w33とmizのsecretすら、もはや存在しないのです。なお、DCは1手と2手を入れ替えてからcoLに完全に勝ち越せるチームへと変貌を遂げており、ローカル最強以上、世界最弱未満というところまで浮上しています。1手2手3手の全てに適正マークがついている、気のいい大黒柱レソリュは完全に、あたまがおかしいと思います。

DCは初戦wingsなんですよね。wingsは1手と5手が明確に弱いので、batさえ渡さなければDCが勝ちます。現在もレソリュはあの頃の大黒柱レソリュと変わらないクオリティの高さを見せており、1手にレソリュが居るチームと、1手が弱いチームが戦えばレソリュの居るチームが勝つはずなのですが。