2019年4月12日金曜日

Dota Auto Chess 攻略wikiに投稿予定の、現環境最強アサシン6のガイド。

アサシンのクラスシナジー「会心の一撃」はオートチェスのリリース以来、最も弱いシナジーの1つであり続けました。けれども、4月のパッチで大きく強化された後、弱体化調整を受けてなお、ゲーム中屈指の強シナジーとしてオートチェスの世界で大きな存在感を見せ続けています。

敵の背後から響き渡る効果音、
浮かび上がる赤い四桁の数字の文字、
スキルを撃つ間もなく消し飛んでいく敵軍。
アサシン6、やってみませんか?




アサシン最大の強みは強さを迎える時間が早いことです。
比較的低価格帯が厚いアサシンは序盤から★2を作りやすく、
早期にテンプラアサシンを引き当ててアサシン6が完成すれば、
その時点においては何人たりとも止められない火力を叩き出せます。

アサシンの自由枠は4。
現在のアサシンは自由枠4の組み方によっては、かつては勝てなかった相手に勝ちうる事が証明されています。あなたにとってのみ爽快で心地よいクリティカルの響きで、他のプレイヤーの後期戦略を崩壊させ、血で血を洗う消耗戦へと持ち込んで、敵の利息の息の根を止め、全てを葬り去りましょう。





アサシン6の長所。

どうして、今、アサシンなのか?
それは、こちらをご覧ください。



これは、クイーン3人によって作られたqihl.ggのTier表です。
アサシンのクラスシナジー「会心の一撃」の発生確率が
20%から15%に下げられる弱体化調整を経てなお、
クラスシナジーのトップにアサシンです。



そうです。
アサシンは今、強いのです。
強いからこそ、おすすめするのです。




それだけではありません。
アサシンでプレイするのは簡単です。
目指すべき目標が明確であり、
判断の難しい選択を問われることはありません。

序盤の5ラウンドまでに
「アサシンをやる」
と決断するだけです。
その先に選択肢はありません。
そこにあるのは、勝利です。
浮かび上がる赤い文字列と、
頭上を飛び交うアイテムです。




ゴブリン賞金稼ぎ(1gold)
攻撃速度の弱体化(1.0→1.1秒間隔)を経てなお、
qihl.ggのTierListでは3位に配置されています。
1ラウンド目に店頭に並んだ場合、
深く考えず無条件で購入しましょう。



このTier表を思い出してください。
ゴブリン賞金稼ぎはゴブリンです。
ゴブリン賞金稼ぎはアサシンです。

そうです。
あなたがアサシンをプレイするならば、
ゴブリン賞金稼ぎは完璧な1goldなのです。


水のエレメンタル(2gold)
水のエレメンタルの最大の利点はその高い生存能力です。
他のアサシンよりもHPが高いだけではなく、
スキル中は無敵かつ敵から大きく距離を取る事が出来ます。
自信が殴っている相手に高確率でスキルが当たる為に、
相手の魔法耐性を低下させるアイテムとの相性も最高です。



痛みのデーモン(2gold)
痛みのデーモンはアサシンの序盤戦を支える重要なパーツです。
アサシンクラスの駒は戦闘開始から2秒後に敵の背後に大きく飛び込むという特性を持っています。痛みのデーモンのスキル「痛みを伴う絶叫」は範囲ダメージスキルなので、2列目に配置し、敵の前衛全員にスキルダメージを与えられるように配置するのがよいでしょう。



毒の古竜(3gold)
毒の古流のキャラクターデザインは非常に奇妙なものです。
他のアサシンのように相手を瞬間的に溶かすのではなく、長く生き残る事でクールダウンの短い(10/7/4)スキルを複数回使用し、大きなトータルダメージを稼ぐことが出来ます。凄まじい魔法ダメージは、多くの駒が倒れ、少人数対少人数の局面にこそ輝きます。通常攻撃の射程が400しかなく、相手の背後に飛び込むというアサシンの挙動を持つため困難ですが、相手に応じて配置を変えて、1秒でも長く毒の古竜が生き残れるような配置を目指してください。


致命のアサシン(3gold)
夢はありません。
希望もありません。
そこには死だけがあります。
そうです。
致命のアサシンです。
致命のアサシンこそが私達がアサシンをプレイする理由です。

致命のアサシンのスキル「致命の一撃」はクリティカルのパッシブです。
パッシブですから呪われた吸血攻撃のマスクに打ち消される事はありません。
さらに、近接ユニットが装備すると通常攻撃が範囲ダメージになる殲滅の斧との相性も最高です。殲滅の斧は範囲ダメージ量が50%から30%へと弱体化調整を受けたのですが、その弱体化を経て尚クリティカルが出ると、文字通り全てが消し飛びます。

初戦オートチェスなんて、レベルを上げて物理で殴るゲーム。
物理で殴る事にかけては、致命のアサシンは最強の駒です。
致命のアサシンは必ず★3を目指してください。

私達は致命のアサシン★3に酔いしれたいからこそ、
アサインをプレイするのです。
いいえ、違います。
オートチェスを遊ぶのです。
「Play Dota Auto Chess」を左クリックするのです。



テンプラアサシン(4gold)
テンプラアサシンは最も高価なアサシンです。
スキル「屈折の盾」により全てのダメージを一定回数ブロックします。
「屈折の盾」には攻撃力増加効果も有り、そこにクリティカルが乗ります。

生存性が高いということは、HP回復アイテムの恩恵を多く受けれるという事を意味します。
HP回復アイテム、防具、そして武器。
全ての物を所有して意味がある最強のアサシンです。
アサシンをプレイしない場合は普通の4goldですが、
アサシンをプレイする際のテンプラアサシンは特別な存在です。

そしてなにより、アサシン6を完成させる為に、
早い段階で引き当てなければならないパーツです。
流石にこればかりは、運否天賦という事になってしまいますが……。



*アサシンをプレイするきっかけ
★2ゴブリン賞金稼ぎです。
★2ゴブリン賞金稼ぎこそが、アサシン6へと続く道です。

★2ゴブリン賞金稼ぎ以外のものをきっかけとしてアサシンをプレイするのは、多少のリスクが伴います。アサシン6は中盤戦にこそ強みを発揮する構成な上に、他の構成への移行が困難です。店頭に並んだ全てのアサシンを1つ残らず購入し続けるだけではなく、1goldでも多くの利子収入を得て、テンプラアサシンの出現率を上げる為にレベルを8にしなければなりません。

・ゴブリン3でゴブリン賞金稼ぎが★2になる。
・ラウンド10までに複数のアサシンが★2になる。
アサシン6でプレイするべきなのは、このどちらかの条件を満たした時です。



アサシン6の序盤戦

アサシンのクラスシナジー「会心の一撃」は、攻撃力も生存性も低い★1アサシンにとって、大きな意味を成しません。その為、★2を作れなかった場合のアサシンの序盤戦は脆弱なものです。そこを埋めるのはもちろん、序盤戦最強の2goldであるティンバーソーと、アサシンでありゴブリンであるゴブリン賞金稼ぎ。即ち、ゴブリン3&アサシン3です。

ティンバーを含むゴブリン3が完成しなかった場合のアサシンの序盤戦は脆弱なものであり、ウォリアー3とエルフ3が弱体化される以前のかつて、アサシンこそがゲーム中最弱のシナジーであった理由を思いここさせる悩ましい時間帯です。とりあえずやれるだけのことはやって、序盤に強い駒をペアで確保し、★2を作ってなんとか凌ぎましょう。

複数の★2アサシンと★2ゴブリンを作れた場合のあなたは序盤から非常な強さを手に入れる事となります。その際は、店頭に並んだ全てのアサシンを買いあさりながら、テンプラアサシンの店頭出現率を上げる為にレベル8を目指してください。

連勝ボーナスにより早いタイミングで肥え太り、貯蓄した50goldから生まれる毎ターン5goldの利子収入により、最速でレベル8を目指せそうな時は、アサシンとドルイドのみを買い集めるのがオススメです。

アサシンにはテンプラアサシンと致命のアサシンという2種類のエルフが含まれており、あと1種類のエルフを足すとエルフ3の種族シナジー「回避」が発生します。これは敵の通常攻撃を20%の確率で回避するものであり、テンプラアサシンと致命のアサシンというアサシン6の主戦力の生存性を引き上げる重要なシナジーです。

「ドルイドの護り手」はドルイドの特性により2体で合体できるエルフであり、優れた壁です。★3ドルイドの耐久力は、アサシン6が敵の後衛を完全に排除するまでの時間を稼いでくれる貴重なものです。もちろんローンドルイドも、単純に強い完璧な壁です。


アサシン6の中盤戦

あなたの時間です。
アサシン6最大の強みは中盤戦にあります。テンプラアサシンを引けてアサシン6が完成するか、★2致命のアサシンが完成した場合、あなたの時間が訪れるでしょう。

何かがうまく行っていない場合のアサシン6がとれる選択肢は2つだけです。
・レベル7の時点でショップリストを更新し、
 無理やりテンプラアサシン(+ローンドルイド)を探す。
・レベル8にしてからショップリストを更新し、
 テンプラアサシン(+ローンドルイドなどの4goldの駒)を探す。

アサシンのクラスシナジー「会心の一撃」はアサシンの駒のベースダメージを参照する為、撃たれ弱い★1のアサシンにとってほとんど意味を持ちません。ショップリストを更新しないと体力が持たないと判断したときは、ショップリストを更新してとりあえず生き残ること、4位に入ることを目指してください。「苦しい展開のゲームを他の構成に切り替える事で蘇り、華麗に優勝争いに加わる」といったタイプの選択肢はアサシン6には存在していません。


レベル7~8のアサシンにとっての最高の前衛は前述のとおり、トレントの守護者(3gold)です。他の選択肢としては序盤から残留したティンバーソーと共に用いる事でゴブリン3を発生させることができ、スキルによって敵のアーマーを低下させる事が出来るゴブリン錬金術師、あるいは単純に単体性能の高い海賊王クンカ、ローンドルイドです。ローンドと人狼ライカンによるビースト2のシナジーも有力な候補として考えてください。


トレントの護り手、ローンドルイド、海賊王クンカ、人狼ライカンに代表されるような、単体性能が高い壁役が見つからなかった場合、★2のアサシンを複数配置する事も検討してください。戦力として頼りない駒に金を費やすより、倉庫に眠る★2を用いる方が強い場合もありますし、駒購入に纏わる無駄金を抑える事が出来る上に倉庫スペースも広がり、利子収入も獲得しやすくなります。


アサシンの終盤戦

アサシンの終盤戦において重要なのは★3の数です。「会心の一撃」が通常攻撃力の影響を受けるクリティカルであるという事実は、★3アサシンを作る事の意味を大きく引き上げます。アサシン6で優勝するということは、★3アサシンで優勝するというのと同義です。


★3痛みのデーモン
★3致命のアサシン
★3テンプラアサシン
アサシン6をプレイする際の、これらアサシンの★3は、あなたにキャンディを届ける信頼できる運び屋です。アサシン6をプレイする際に重要なのは、★3を目指す駒の取捨選択です。


★3を目指すべき第一の候補はテンプラアサシンではありません。
このゲームはゴールド別にショップに存在する在庫の数が決まっています。

1gold:45個
2gold:30個
3gold:25個
4gold:15個
5gold:10個
となっています。

3goldは25個。
4goldは15個。
★3の作りやすさが断然違います。

1、致命のアサシン
2、致命のアサシン
3、痛みの女王
4、致命のアサシン
4、水のエレメンタル
6、テンプラアサシン
くらいでしょうか。

1にも2にも致命のアサシンの★3を目指してください。
アサシン6でプレイするということは、致命のアサシンの★3を目指すということです。
間違っても、★3ゴブリン賞金稼ぎを作る為に他の何かを逃さないでください。
★3になったとしても所詮は1gold。優先度は極めて低いです。

アサシン6でプレイするということは、★3を作るということです。
レベル8でテンプラアサシンを引き当ててアサシン6を作り、戦況を見極めながら利子とショップリストの更新を天秤にかけ、盤面に出したい9体目の駒が完成したら利子を捨ててでもレベル9にする。5goldのアサシンは存在しません。アサシン6でプレイするということは、レベル8でアサシン6を完成させて勝つということ、そしてレベル10は目指さないという事です。






**終盤戦に差すべき駒。

アサシン6において最も成功した5goldは謎のエレメンタルと地雷工作員とです。
タイドハンター+メデューサは、ほとんど全ての構成において完璧なコンビネーションですが、アサシン6はタイドハンター+メデューサがベストではない極めて稀な例外です。

謎のエレメンタルのスキル「命脈を断つ渦」は、オートチェス最強の決して軽減されない完全固定属性の範囲ダメージスキルです。これは、アサシンの難敵であるウォリアー(戦士の守りによるアーマー増加)と、天敵ともいえるナイト(光の守護による被ダメージ約1/4)に対する決定的な対応策です。

また、地雷工作員の圧倒的範囲ダメージは数多くの敵に大ダメージを与え、アサシンが痛めた相手を一網打尽に消し飛ばし、またアサシンのクリティカル即死圏内へと敵の★3を追い込むでしょう。





*アサシンの配置
アサシンは他の駒とは違う、特殊な移動パターンを持っています。
他の駒は戦闘開始から1秒後に移動を開始するのですが、
アサシンが移動するのはさらに1秒後(戦闘開始から2秒後)です。
また、アサシンは他の駒とは違い、長い距離をひとっとびにして敵の背後に潜り込みます。
アサシン6が完成した場合は全てのアサシンを最下段に並べるのが有効です。











この画像は序盤のアサシンの配置例です。
たとえば★2エレメンタルを最後列に配置してしまうと、アサシンの特性故に戦闘開始から2秒間動かずに暇を持て余してしまいます。それを避ける為に最前列に配置する事で★2水のエレメンタルに戦闘開始と同時に攻撃を開始させるだけではなく、相手の攻撃を受ける事でマナを溜めさせ、優れたダメージスキルを1秒でもはやく使わせる事を狙っています。

また、痛みのデーモンも前線に配置する事で戦闘開始と同時に敵を攻撃する事を可能としていますが、こちらは水のエレメンタルとは違い移動スキルを持たないことから、2列目に配置しています。

★2ゴブリン賞金稼ぎは最前列に配置してウォリアーと交戦させるよりも、背後に飛び込んで影のデーモンやハンターのレンジアタッカーを殴り殺させる方が有効でしょう。





これはレベル8でアサシン6が完成したケースです。
★2トレントの守護者はエルフ3「回避率20%」があるならば十分な壁となりますし、★1海賊王クンカは★1からHPが950ある上に範囲スタンスキルまで持ち、「4goldは序盤引けないから強く設定されている」というオートチェスのゲームバランスを象徴する優秀な駒です。

画面端に配置された致命のアサシンとゴブリン賞金稼ぎは確実に敵の後衛へと飛び込んでくれるでしょうし、中央に配置された毒の古竜と痛みの女王は、接近してきた敵に対して初期位置から攻撃し、壁の後ろに留まってくれるでしょう。

前方を壁に守られていない水のエレメンタルとテンプラアサシンは生存性を向上させる事の出来るスキルを所有していますので、心配はいりません。




これはレベル9の際のアサシンの配置の例です。
3枚の壁を前方に配置し、
両端の壁は斜め方向からも殴られる為にマナがはやく溜まるので、スキルが強い壁。
最後列にはアサシンを並べ、
★3毒の古竜の体力を頼って古竜を壁の外側に出し、
★2テンプラアサシンを壁の裏に隠しています。







*まとめ

・1体でも多くの★2アサシンを一刻も早く完成させてください。
 打たれ弱く攻撃力の低い★1アサシンにアサシンのクラスシナジーは無意味です。
・少なくとも1体の★2アサシンが存在しない限り、アサシン3は無意味です。
 アサシンは可能な限り倉庫に眠らせ、他の何かで戦いましょう。
・倉庫スペースには限りがあります。
 3種類のアサシンの★3を同時に目指すのは不可能です。
 2種類のアサシンの★3を目指してください。
 最優先は致命のアサシン、次いで痛みの女王です。
・テンプラアサシンは少人数戦で決定的な仕事をします。
 最後まで生き残れるように、アーマーやHP回復アイテムを装備させてあげてください。
 その際、アイテムスロットは上の6つしか意味がないことに注意してください。
 攻撃力だけに焦点を絞るならば、スキルでクリティカルを持つ、
 ★3致命のアサシンの方が強いです。
 致命のアサシンの通常攻撃にはスキル「致命の一撃」によるクリティカルと、
 アサシンのクラスシナジー「会心の一撃」によるクリティカルが、
 それぞれ別々に判定されて発生します。

 
このガイドはqihl.ggの許可を得てこちらのガイドから翻訳しています。
qihl.ggはTeamLiquidの運営するDota Auto Chessの攻略サイトで、同じランクの相手と遊べるマッチングシステムもあります。

この記事はオートチェス攻略wikiに投稿予定です。