2004年11月9日火曜日

ABA氏との対話。



操作ミスでバックしてしまい、書いたものを全部消してしまった。
駄目だ。書けそうにない。非常に重くて低い投稿を大前研一にトラックバックをする以前から寝ていないような状況下で書こうという事が間違っている。
いや、睡眠不足を理由にするなど、脱脂粉乳に肉骨粉を入れて売っていた雪印の社長のようなもので、卑怯極まりない。なんとしてでも書ききるべきなのだ。


まずは頂いたコメントの引用から入る。

>自己嫌悪に陥っているかも知れないけれど、
>実はその大学教授より貴方の方が、より多
>くの可能性を持っている事に気がついていますか?
>その大学教授には、もはや先の短い分かりきった
>人生しか待っていない。貴方には、その気になり
>さえすれば手に入れられる多くの未来がある。

その通りだ!
見事に言ってくれた!
その大学教授、いや大学教授ではないかもしれぬがおそらくそのような職務にあるであろう、僕を4時間半、いや17時間に渡って意味不明な言語で攻め続けた地位も名誉もその他全ての地球上にありとあらゆる栄光を手に入れた1人の男こそ、弾幕シューティング界に君臨する創造主であり神であり悪魔である、ABAという人物なのだ。

弾幕シューティングなどという、場末のジャンルに君臨しているものに未来などあるはずがない。しかし、僕はなんとしてでもこのABAなる人物の呪縛からNoiz2saを切り離したかったのだ。

なぜそう思ったかはもう一日近くも前の事だから忘れてしまったのだけれど、本当にDOTA allstarsをやめてやる事がなかったから衝動的にそれをやってやろうと思ったのだ。

そして、17時間に渡る対話の末に、対にこのABAなる人物の呪縛からNoiz2saを切り離す事に成功したのだ。以下がそのログをアップしたものである。
http://www.geocities.jp/dotahankakueisuu/noiz2sa_hankakueisuu.zip


そして、17時間に渡る対話、というか激闘の末に僕はABAから、いや、別に呼び捨てにするつもりはないのだけれど、ABAさんというのも変だろうし、ABA氏というのも違う気がする。やっぱり、ABAさんかな。ABAさんとするべきだ。以下はABAさんと表記する。

そして、17時間に渡る対話によってABA氏から、いやNoiz2saから学んだ事がある!
間違いなくこの17時間で僕は大きく進化した!
これは、類人猿が月に行くくらいの進化だ。

それは何であるかというと、カラー(色)の綴りはcolerではなく、colorであるという事だ。これは心の奥底に刻み込まれた。骨の髄まで染み込んだ。ABA氏から17時間に渡り意味不明の言語で罵られ続け、それをキーボードで叩き続けた結果、僕は確実に進化した。

カラー(色)の綴りをcolerであると間違っていた愚かで惨めなhankakueisuuは遥かかなたに消え去り今や過去のものとなったのである。カラー(色)の綴りはcolorなのだ!
もの凄い進歩だ。
生まれ変わったような気分だ。

17時間で僕が得る事に成功したものは、その一点だけである。
いや、いいではないか!それで十分ではないか。これは、DOTA allstarsをプレイしていては決して得られるものではなかったであろう物凄い進化だ。バイリンガルだ。もう一生道を誤る事などない。colerではなく、colorなのだ。

それ以外はまったく理解できなかった。
なんたる事だ。
失意だ。
敗北だ。

僕は小学生の時にまともに文章が作れずに悩んでいた。
原稿用紙に作文などを書かされるのであるが、1行も書けぬ間に鉛筆が止まってしまうのだ。いや、空行、題名、空行、苗字、名前、空行と6行は埋める事が出来たのであるが、それでおしまいである。

その悩みを解決すべく僕が行った努力というのが、春秋(日本経済新聞の天声人語のようなもの)を毎日ノートに書き写すという事だったのだ。これを小学校4年生の時に行ってからというもの、僕はこのブログに象徴されるように、理路整然とした規律正しい日本語の文章を正確に書き連ねる事が可能となったのである。

僕はその再現を狙った。
その再現を狙ってNoiz2saを丁寧に、一文字残らず模写したのだ。
その結果、得たものがカラー(色)の綴りがcolerではなくてcolorだという事だけなのだ!ふざけるな!僕を17時間に渡り罵った栄光と富と名声とその他全ての至極のきわみと100万アクセスを達成したブログとその他諸々を手に入れたABA氏から17時間かけて盗み取ったものがカラー(色)の綴りだけだというのだ。
なんたる事だ。
これは失敗だ。

他は本当に何一つ理解出来なかった。
盗み取ることもうかがい知る事も出来なかった。
僕とABA氏の間にはとてつもなく高くて硬い、触れることすらも許されぬ壁があり、その向こう側は覗き見る事すら出来なかったのだ。僕は心の底から向こう側へ行きたいと願っていたのに。

ABA氏は春秋を凌駕している。それだけは間違いない。そのような事が出来る人物といえば、大臣が博士くらいのものだ。おそらく大臣がゲームセンターで斑鳩に興じるなどという事はありえまいから、このABA氏なる弾幕シューティングの創造主の正体は消去法により博士という事になる。まったく、なんたる事だ。この壁はいったいなんなんだ。

17時間よ。
僕の17時間よ。
17時間あればDOTA allstarsが15プレイは可能ではないか!

それがどうだ。
その17時間で得たものといえば、カラー(色)の綴りはcolerではなくcolorという事だけだとは。そんなものDOTA allstarsをやっていても得られただろうに。一体なんだったんだ。


いや、落ち着け。
落ち着くんだ。
他にも得られたことがある。
例えば、行末には「;」をつけらしいという事だ。
だからなんなんだ。それがわかった所でなんになるんだ。

いや、落ち着け。
落ち着くんだ。
他にも得られたことがある。
例えば、「background」を「backgorund」と綴り間違いをしているのを発見したのだ!
はははは、ABA氏とはまったく間抜けな男だ。
そのような綴り間違いをおかす愚かな人間は世界中広しといえどもABA氏その人くらいのものだ。
だからなんなんだ。些細なあげあしをとって何になるんだ。
17時間は帰ってこないぞ!


いや、落ち着け。
落ち着くんだ。
他にも得られたことがある。
このABA氏という人物は、顔文字が好きだという事だ。

 --; 

!-- 

( ; ; )

このような顔文字が随所に見られた。
だからなんだというのだ!ふざけるな!お前は台湾人か!
いや、台湾人という言葉を悪い意味で使ったのではない、たまたまDOTA allstarsでそのような顔文字を非常によく使う地域の方が台湾人なだけであり、台湾人の女学生がいれば今すぐにでもよろしくお願いしたいくらいに女学生が好きだ。そのくらい、僕は台湾を愛している。DOTA allstarsにおいて、台湾人との方との思いではすばらしいものばかりだ。
他意はない。


いや、落ち着け。
落ち着くんだ。
他にも得られた事がある。
このABA氏という人物はどうやらサッカーが好きなようだ。
コンフェデレーションカップで亡くなったカメルーンのフォエ選手をファイル名に使用しており、そのファイルの中には、「フォエ、閉じる」とか、「フォエ、戻ってきて」とか、「フォエ、戻る、私」などと、非常に悲しい文章があった。このファイルを書き写している時のみが、ABA氏が人間でありこの文章が人間により書かれたものであると認識出来た時であり、非常に悲しかった。僕自身もサッカーが非常に好きであり、コンフェデレーションカップを8チャンネルにて見ていたこともあり、とても悲しかった。

僕が理解できたのはその程度だ。
僕がABA氏から17時間をかけてラーニングした事は、結局のところ、カラー(色)の綴りはcolerではなくてcolorだというただ一点のみなのだ。
まったく、本当に絶望してしまう。
「大泥棒ホッツェンプロッツ」をローマ字で書こうとして悩んだ時以来の絶望だ。
「大泥棒ホッツェンプロッツ ふたたびあらわる」も、「大泥棒ホッツェンプロッツ みたびあらわる」も、同じように書けずに絶望したのではあるが、やはりその絶望の度合いでは「大泥棒ホッツェンプロッツ」が一番酷かったのである。
結局の所わかったのはカラー(色)の綴りだけだ。
「ホッツェンプロッツ」の綴りは今もかけないままだ。
どうすればいいのだ。


もしかして、全部模写したふりをして、イカサマをしたのがいけなかったのか?
実は、1ファイルだけ物凄い数字の羅列ばかりが続いているファイルがあり、そのファイルはコピーですませたのだ。あれがいけなかったのか。
いや、それ以前の問題だろう。
僕とABA氏の間には触れる事すら出来ぬ壁があり、カラー(色)の綴りを学び取れただけでも儲けものだ。物凄い成果だ。僕だけ1人アウトランだ。ああ、もう駄目だ。

ウォークラフト3のアンインストールの度に僕を喪失感から救ってくれたNoiz2saは遠く離れて今も尚僕を傷つける存在、つまりはゲームでしかないのだ。それを手に入れて、僕自身による僕自信の救済という目的を果たす事など、夢のまた夢であり続けるのだろう。

いや、正確にはもう全て模写したのであるから、あとは動かすだけだったはずなんだ。
しかし、僕はこのNoiz2saがD言語で書かれたものであると信じており、D言語のダウンロードを頑張って探してD言語を導入してしまい、D言語の解説サイトを見ている時に重大な過失に気がついたのだ。

Noiz2saはD言語では書かれていない、という事実に。
Noiz2saはなんとかSDLというもので書かれていたのだ。
もう駄目だ。Noiz2saが動かせる環境を導入出来るだけの気力と体力は残っていない。永遠にNoiz2saは近づいてこず、僕を傷つけるゲームとしての存在として君臨し続けるであろう。結局の所、僕自身を癒してくれるのはゲームでもブログでもないのだ。というか、僕はいったい何をしたかったんだ?何をどうしたくて模写していたんだ?思い出せないぞ。本当に。

僕にとってブログは僕に汚い言葉を吐かせるだけであり、ゲームは僕を消耗させるだけだという事はまごうことなき事実である。

だからこそ僕は誠実さと潔癖さだけは守り抜かねばならぬ。
僕はゲームセンターなどという所には一生いけぬであろう愚かで卑怯で小さな存在である。
そのようなものが人を傷つけ、また自分自身を傷つけるような罵詈雑言を書けるのはインターネットという空間、ブログという存在があってこそである。
インターネットという空間でのみ卑怯で理不尽な暴力を振るえる人間の屑こそが僕自身なのである。もしこのような人間が月々のランキングによって賞金が出るようなところ、あるいはアフィリエイトなどによって収入を得るような事があっては、大前研一並の、あるいは身元も顔も明かしていないのであるからそれ以下の大悪人という事になってしまう。
それだけは避けねばならぬ。
他人がどうだとかではない。
僕が他のページを悪くいったり他のページの事を書き連ねたりした事が営利目的であると思われる事が耐えられないなどという理由ではない。
僕自身が僕自身の為に最低限度をする、という事が必要なのだ。
その最低限度の事とは、まさしくこの潔癖で清潔でサービスの悪いブロックブログに留まり、人様に喜んでもらえるような、あるいは喜んでもらえなかったとしても出来る限りの事を書いて更新し続けるという事であり、僕が癒され救われる唯一の手段であり方法なのだ。

ゲームは僕を救ってはくれない。
ブログも僕を救ってはくれない。
誠実とさのみだ。
裏切ってはならない。