2004年11月25日木曜日

Top of the wolrd



おかしい。
なにかがおかしい。

きたちょうせん
きたちょむせん
きたちよむせん
きやちよむせん
 やちよむせん

ばんざーい!
ばんざーい!
ばんざーい!



どうして、種明かししたのに誰一人として万歳三唱していないんだ。
おかしい。
かなりおかしい。
僕の付近では物凄いムーブメントなのに。大流行なのに。
それと比べて真性引き篭もりのコメント欄はかなりおかしい。
真性引き篭もりをご覧になっている方々は、かなりおかしい。


これだけではない。
あれもそうだ。
僕自身は完璧なブログを投稿したのに、世界はそれをスルーした。


「春の凄く後ろ」
 ちょうど今時分

  それはハウルの動く城じゃなくて、春の凄く後ろ!
  春の凄く後ろはちょうど今時分だから、
  ハウルの動く城はえっと、アニメっていうか、
  ってことは、春の凄く後ろってことだし、
  じゃなくて、タイトルは春の凄く後ろだから、
  それは即ちちょうど今時分って事で、
  っていうか、結局の所あってるじゃねえかよ!
  そのままかよ!
  おもむろにそのままだよ!
  コメントのしようがないよ!
  そのままだよ!
  一回転!
  一周遅れ!
  周回落ち!
  いや、っていうかハウルの動く城!


みたいな展開はどこへ行ってしまったのだろう。
僕の周囲では物凄い盛り上がりなのに。
もう、凄まじいムーブメントとなっているのに。

僕が真性引き篭もり史上初めて、流行事に関するブログを渾身の力を込めて書き綴り、「まいったか!」と完全無欠の投稿ボタンを左クリックしたというのに、世間というものは冷たいもだ。まったく、狂っている。おかしい。
映画、アニメ、大ヒット、と、盛り上がるに相応しいキーワードを全て織り込んだブログ投稿を完全なまでにスルーするあなた方は明らかにおかしい。トラックバックとか70個くらいくると思ってたのに。なんなんだ。なんでアフィリエイトスパムのような腐ったものしか来ぬのだ。せめて罵ってくれ。あのような人間の屑にも値せぬ糞ブログからの糞トラックバックを受けては、憤慨を通り越して虚しくなるばかりだ。物凄く悲しい。
とにかく、真性引き篭もりをごらんになっているかたはおかしいのだ。
一度世間に出て世界の空気を吸って勉強した方がよいのではないか。
いや、手遅れだ。
既にあなた方は世界から完全に取り残されている。


「流行の歌でも聴いてリハビリでもした方がよいのではないか。」
と、強引に持っていこうかとも思ったのだが、あまりにも強引過ぎると判断し、他の方法を模索する事にしたのであるが、結局の所導き出された文章が、


既にあなた方は世界から完全に取り残されている。
流行の歌でも聴いてリハビリするべきだ。

流行の歌といえば、トップオブザワールドである。
あれはかなり流行っている。
間違いなく流行っている。

あの歌は素晴らしい、と僕は常々思っていた。
初めてトップオブザワールドを聞いたのがいつ頃であったのかは忘れたが、とにかく気がついた時には僕はあの歌の魅力に囚われていた。

なにしろ、タイトルがよい。
「世界の頂点」
また、歌詞がよい。
全部書くのはめんどくさいので、トップオブザワールドを知らない方の為に要約しておくと、

「私は世界の頂点に立つものだ!
 私こそが世界の王だ!ひれ伏せ!」 
といった内容である。


当時僕の身の回りには、そのような勇敢で勇ましく勇気が溢れるような荘厳な歌は存在していなかったので、このトップオブザワールドのみが僕を勇気付け、希望を与えてくれる歌たる、歌であった。世界の底辺たる生活をしながら、世界の頂上を心の中で歌い続けて生きてきたのである。トップオブザワールドルキン、トップオブザワールドルキン、とやり続け、世界が僕を通り越して深みへと落ち行き去りてを待っていたのだ。通り過ぎるのを。

ところが、ある日買ったカーペンターズのCDアルバムの訳詩にはこのように書かれてあった。

>あなたとの愛が私を
>世界の頂上に舞い上がらせたの

あなたって誰だよ。
そのような輩は知らぬ。
噂すら聞いたこともない。
ふざけるな。
誤訳だ。
これは絶対誤訳だ。
あなたなどおらぬし、愛など無い。
僕は常に1人であり、舞い上がってもおらぬ。
あるのは世界の頂上だけであり、そこには僕がいるわけである。

まったく、この訳詩はおかしすぎる。
「訳者は英語とかわからぬ馬鹿なのではないのか!?」
と、訳詩を書いた人物の名前を確かめると、





「小倉ゆう子」

とあった。
ビンゴ。
予想通りだ。
この訳詩を書いた人間は大馬鹿ものだ。
意味不明な一人称を使い、意味不明な星から来たと自称し、意味不明なぴょんを喋る、天下無双の大馬鹿ものだ。大嘘つきだ。どっか変な惑星から来たらしいからして、人間ですらない。人間以下だ。今すぐ消えうせるべきだ。今すぐよろしくお願いしたいくらいだ。どちらかというと年上の豊満な人の方が好みなのであるけれど、この際そんな事はどうでもよい。宇宙人め。インベーターめ。詐欺師め。

賢明な読者であれば、小倉ゆう子と僕のどちらが正しい翻訳を行えるかどうかという事くらいすぐにおわかりになるであろう。トップオブザワールドはトップオブザワールドなのだ。小倉ゆう子に正当性などないのだ。あのような奇妙奇天烈な人間にまともな翻訳など出来るわけが無い。


僕こそが正統な世界の頂点であり、世界の頂点から世界へとお届けするブログこそがこの真性引き篭もりブログであり、世界の頂上の空気を吸ったものにしか知りえぬ世界をこのブログより読み取っていただければ光栄である。
そうして、また歌うであろう。
こうして、まだ歌い続けるのだ。
世界の頂点に立ち続ける限り。
そして、僕はブログを書き続ける。
世界の頂点から、世界へと。


繰り返す。
見よ!
I'm on the top of the wolrd