2005年2月22日火曜日

まがいもの



ニートになりたかった。
なれるものならなりたかった。
それが無理であるならば、せめて引き篭もりになりたかった。
けれども僕がなってしまったものは、自らが倒れこむ音にすら背中を凍らせる、真性引き篭もりというものである。



僕にだって希望はあった。
もっと素晴らしいものになりたかった。
このようなまがいものではなく、ほんもののものになりたかった。
ベンチにいるのにレッドカードで退場になる人とか、パプアニューギニアで消息不明になる人とか、ジェットで空飛ぶ人とか、雪の女王とか、そのような夢や希望に溢れかえった正真正銘の本物になりたかったのである。

けれども、僕はまがいものである。
疑う余地も無いほどの、正真正銘純度100%本物のまがいものである。






ニートにすらなれぬのならば、せめて馬鹿になりたかった。
例えばである。

真性引き篭もりに200字というものを求めるならば、心臓の200個でも差し出して然りとはいえ、須藤志保さんは心臓を200個もお持ちでないであろうからして、肺の200個で勘弁してやらぬでもない。肺すら出せぬなら勝手にやれ。と激昂してむやみやたらとキーボードを2000回くらい叩いたものに対して、


>後日1冊送付致しますので、しばらくお待ちください。
といったメールを返すくらいの本物の馬鹿になりたかった。
というかおいちょっと待て須藤志保。
思い上がりも程々にしろ。

人が2日仕事で送りつけた空トラックバックをアンフェアーに削除するような糞ブロガーの糞ブログが載っているような糞本を、誰もが欲しいと思っている時点で脳内ハロウィン祭りである。かぼちゃお化けの脳以下である。

というか、馬鹿だとかどうだとか言う前に、須藤志保とよろしくやりたい。
生まれてこの方、女というものと口を聞いたこともないような人間に女性名前でメールをするという時点でふざけている。真性引き篭もりというものは、そのようなものを見たらよろしくやりたい以外に物事というものが浮かばなくなる身分であるのだ。



だいたいからして、このブログ自体そうなのだ。
以前に宣言したように出会い系ブログなのだ。
よろしくやりたいというその一心だけをモチベーションにして更新を続けているのだ。
嘘だとか大げさだとか紛らわしいだとか詰め込みまくり、
「ああ、真性引き篭もりhankakueisuuさんって素敵。よろしくやりたいよろしくやりたい、出来ることなら今すぐにでもよろしくやりたい」
と世界中の女学生という女学生を虜にするその目的だけの為に更新をし続けているのだ。
だから、女学生に嫌われてしまいそうな投稿は一切行っていないし、女学生に嫌われてしまいそうな文章は1つも書いていない。

どうすれば行かずに済むのかと頭を悩ませた挙句にコンニャク畑の空容器に小便をし、それを引き出しの中で数日寝かせて腐らせてから飲む事により体を壊して病気になろうとしていただとか、登校途中に蟷螂の卵を見つけては、毎日「もしかして」「もしかして」と横目に悩み続けた挙句に食べてみたのだけれど、今では白菜に塩して食べただけでも座ってられぬくらいに脆弱で貧弱な内臓はどうした事かびくともせず、蟷螂になる寸前の命が大量につまったものを噛み砕いてしまったという罪悪感と、今も焼きついてはなれぬ舌感だけが残っただとか、小便では駄目だと悟ったので休みが来るまで毎日尻を左手でぬぐって大便を食べていたのにどうしてか倒れなかっただとか、そういう事はこれまで一切書いて来なかったし、書くつもりはまったく無いし、これから先も書く気は無い。
当然である。
だって、そうである。
うんこを食べていた人間と接吻をしたいなどと思う人間はおらぬであろう。
今もうんこが胸に突き刺さるのだ。
想像しただけでも絶望的である。
想像する以前に絶望的である。

だからして、僕は真性引き篭もりブログにおけるありとあらゆる投稿上で僕自身を美化し、称え、賛美し、アクセスした女学生という女学生をひっかけてよろしくやるつもりである。
それだけではない。
アクセスしていない女学生という女学生もだまくらかしてよろしくやるつもりである。
朝から朝までよろしくやる中で適当によさそうなのをキープしたりもするつもりである。容姿や体型は好みで無いのだけれど、金を持っているという理由においてキープして、容姿や体型を誤魔化すためにスクール水着を着せたりしてよろしくやりまくるつもりである。
僕は物凄く容姿端麗であるし、強くストロングだし、器用にアジリティだし、知的にインテリジェンスなのだ。夜から夜まで脳内よろしくやりたいなのだ。

しかしながら、本当によろしくやりたいのかどうかと問い詰められれば疑問が残る。
寝ている時以外はwarcraft3.exeを立ち上げていたという点を差し引いても、よろしくやった記憶が無いというのは、もう消耗しきって負け戦なのかもしれない。
ちきしょう。
よろしくやりたいのに。
本当は多分物凄くよろしくやれるのに。
けれども、無理なのだろう。
ニート、せめては引き篭もりといった事柄すら成し遂げられぬ僕が何かを望んだって、それらが成し遂げられるわけがないのだ。
よろしくやりたい、それが無理ならばせめてちんこでも咥えたい。
と思ったとて、それすらも無理なのであろう。


もう僕は何をも望むべきではないのだ。
物分りのよいふりをしてよろしくやりたいと思うのはやめるべきなのだ。
純度100%のまがいものは、どこをどう精製したとてまがいものにしかなれぬ。
僕は真性引き篭もりなのだ。






本来、今日の投稿はぬけぬけのうのうとバラモスに絡んだバラモスゾンビに激昂した件を書くつもりであったのだ。ドラクエ3はドラクエ5の足元にも及ばぬ糞ゲーだ。
だいたいからして、あいつが悪い。
バラモスゾンビが全部悪い。

立派な箱物だけ作っておいて、一体おまえはどこにいる。あんたがしっかりしていないからこんな事になったんだろう。洋ゲームのコミニケーション用アプリケーションを作るという話はどうなった。ふざけるな。
なんか今検索してみたら、

>サイトを引っ越し&リニューアルしました(/_;
ってなんだ。ふざけるな。
箱物はどうなった箱物は立派な箱物すら撤収かよ職業ゲーマーめ。
その顔文字からして腹立たしいエセゲーム好きめ。
貴方はもうゲームに救いを求めていないのだ。
ゲーム以外の趣味を見つける事が出来なかった哀れな大山羊ではないのだ。
偉そうに語ってんじゃねえよ。しかもその文章がなかなかどうして相当に面白いからむかつく。書くなら書くでせめてバラモスよりつまらない文章をかけよ。遠慮ってものを知らないのかよ。プロのくせに本気出してんじゃねえよ。なんか日本語で書いたらどうしても本気出してしまうとかなら、フィリピン語で書け。フィリピン語で。

>今後ともよろしくお願いします。
いやじゃ。
今度目の前に現れたらパラディンでhealnukeして殺してやる。
二度と近寄るんじゃねえ。

というかバラモスゾンビの分際でバラモスに絡むから、バラモス倒れちゃったじゃないかよ。どうすんだ。RTSゲーム界の中心に腐ったバラモス、つまりはバラモスゾンビが2匹だなんて、それこそおしまい末世だろう。そんな世界にしたいのかよ。

というか、バラモスもバラモスだ。
そんな雑魚相手にするんじゃねえ。だいたいからして、バラモスゾンビは部下だろう。配下だろう。揮下のpeonだろう。そんな奴を相手にするから倒れるんだよ。無理するな。無視の一手を決め込むべきだ。決め込まないからよいのだけれど。よいのだけれど、やっぱり決め込むべきだ。大将なんだからさー。ね、大将なんだから。あとメントスさんごめんなさい。名前間違えてごめんなさい。
というかそもそもバラモスゾンビの分際でおおがらす以下のるしゃれこうべにトラックバックするとは何事だ。インターネットの世界にはしっかりとした階層社会が構築されてあり、それは洋ゲームというものを中核とした世界であっても同じ事である。ハイソサエティはハイソサエティらしくハイソサエティ同士でハイソってればいいのだ。わきまえろ。






といった内容のブログ投稿を行うつもりであったのだけれど、ニートの文章を読んで激昂が失せてしまい、バラモスゾンビなどどうでもよくなった。

僕は数ヶ月の間、自分を美化し続けて、己はニートなのではないか、あるいは潜在的には引き篭もりなのではないかといった幻想を抱き、ある事ない事でっちあげて己の支えとしてきたのである。


そうではなかったのだ。
わかっていた事ではあるのだが、そうではなかったのだ。

真性引き篭もりというまがいもの100%で構成されたニートは、ニートではない。
真性引き篭もりというまがいもの100%で構成された引き篭もりは引き篭もりではない。
ましてや髭でも眉毛でも禿でもグラサンでも岡本でもいわゆるダメソフトでもなく、僕は正真正銘まがいもの、真性引き篭もりそのものであるのだ。



僕は今日まで、ニートというものの書いた文章を読んだ事がなかった。
つまりは、ニートというものを知らなかった。

だから「僕はもしかしてニートではないのか」という希望を抱いて生きていたのだ。
しかし、それを読んではっきりとわかった。
僕はニートでは無いのだ。
真性引き篭もりなのだ。



人は彼を笑うのだろうが、僕は彼は勝っていると思う。
間違いなく勝っていると思う。
巨人は横浜を笑い、横浜はダイエーを嘲笑うだろう。
ダイエーはオ近を笑い、オ近は楽天を嘲笑うだろう。
楽天はライブドアを笑い、ライブドアは応用通信電業を嘲笑う。

真性引き篭もりは誰かを笑い、誰かは僕を嘲笑うのだ。
下の下のそのまた下の地球の中心のまだ下の裏側のブラジルのリオデジャネイロのカーニバルのジーコファルカンソクラテスなのだ。
ジーコファルカンソクラテスなのだ。
ジーコファルカンソクラテス・・・
ジーコファルカンソクラテス、、、
ジーコファルカンソクラテス。。。






人は彼らを笑うのだろうが、僕は彼らは勝っていると思う。
間違いなく勝っていると思う。
巨人は横浜を笑い、横浜はダイエーを嘲笑うだろう。
ダイエーはオ近を笑い、オ近は楽天を嘲笑うだろう。
楽天はライブドアを笑い、ライブドアは応用通信電業を嘲笑う。

真性引き篭もりは誰かを笑い、誰かは僕を嘲笑うのだ。
下の下のそのまた下の地球の中心のまだ下の裏側のブラジルのリオデジャネイロのカーニバルのジーコファルカンソクラテスカルテットなのだ。






人間は誰しもが後悔というものを持つ。
「あの時ああしておれば」
「あの時こうしておれば」
というものを持つ。

純度100%まがいものの真性引き篭もりだって、そのようなものはある。
しかし、それ自体がまがいものであったのだ。

右も左も左も下も、全てが真性引き篭もりであり、逃れる道はなかったのだ。
僕のただ一つの問題は、その現実を受け入れなかっという点にあるのだ。
どこからではなく、最初からなのだ。



どこからかと自分に問われれば、お前が殺したんだと言われ認めた時からだと自分自身には言ってあった。しかしそれも違ったのだ。層化だとかエホバだとか法の華だとか天理だとか生長の家だとか統一教会だとかアムウェイだとかヤマギシだとか気合でなんでも治す人だとかといったものを物心つく前から一通り連れ回されたが僕ははじめからおわりまで純度100%まがいものの真性引き篭もりであったのだからして、真性引き篭もりなのだ。
他の理由は一切無いのだ。

というかあの頃僕に使われたお金というお金の全てがあればDOTA allstarsというDOTA allsatarsを買い占める事だって出来たのに。replayaers.comとかだって買えたのに。RMTでよろしくやりまくる事だって出来たのに。
もうよろしくやれればなんだっていいのだ。
ちんこが無理ならかすみちゃんブルー抱き枕とかでもいいのだ。
この際ミスタードーナツで30点溜めて貰えるガラスのコップとかでもいいのだ。

無駄だ。
全部無駄だ。
何を書いても無駄だ。
何を思っても無駄だ。
明日使えない無駄な真性引き篭もりを貴方にだ。
そんなものいらない?
黙れ受け取れ持ち帰れ。
ヤフーオークションで売るべきだ。




結局の所、僕は真性引き篭もりなのだ。
世界最強のDOTA allsatarsAIでもなければ、ニートでも引き篭もりでもブロガーでも無いのだ。純度100%まがいものの真性引き篭もりなのだ。
どう精製しても磨いても真性引き篭もりなのだ。
2身合体しても3身合体しても進化しても劣化しても突然変異してもカオスのブレスを浴びても鉄仮面を身につけても超神水を飲んでも真性引き篭もりなのだ。
正真正銘純度100%まがいものの真性引き篭もりなのだ。



シューターモドキを気取ったってシューティングなんて出来ないし、ゲーマーを気取ったってゲームなんて出来ぬのだ。ましてや、ウェブサーファーを気取った所でウェブサーフィングなど出来ないし、ブロガーを気取ってみた所でブログなんて書けぬのだ。
誠心誠意の誠実愉快な文章などを書こうとしても、文章なんて書けぬのだ。





だから僕は真性引き篭もりをやる。
誠心誠意、誠実に、正直に、嘘をつかず、真っ当に。出来うる限りに良いように。