2005年5月29日日曜日

「JASRACブロガーBigBangは足を痙って改名しろ。」とは何か。



「JASRACブロガーBigBangは足を痙って改名しろ。」とは何か。
電波文章である。






「JASRACブロガーBigBangは足を痙って改名しろ。」の目的は何だったのか。


・優先度1。「個人→大衆」(僕→ハッカー)
無料のインターネットを構築している人間へ敬意を示す事。


・優先度2。「大衆→大衆」(無料に感謝→無料に当然)
インターネットは無料が当たり前だと考えている人達への嘲笑。


・優先度3。「個人→個人」(僕→BigBang)
対象者(BigBang)へメッセージを伝える事。


上記3つを簡潔に書けば済む話である。
しかし、僕はそれをしなかった。




・優先度0。「大衆→個人」(読者→僕)
著者(真性引き篭もりhankakueisuu)は毒電波だ。


これを非常に強く被せた。
読み流せば、これのみが伝わるように書いた。


それは、何故か。
どうしてそのようにめんどうくさい遠回りをしたのか。
それについての説明を書く。





まず始めに、前提として。
ブログは「伝える為に書く」為の場所であるか否か。


ざっと見たところ、徳保隆夫は常に主題を伝えようとしているのに対し、僕はエントリー毎にそれぞれ、まちまちである。主題を伝える為に書く事もあるが、伝えない為に書く事の方が遙かに多い。


もしも「伝える為に書く」のが唯一の正しいブログ(ウェブサイト)の使い方であるのならば、僕が取った「出来る限り伝わらないように書く」という方法は間違いであり、断罪されるに値するだろう。




しかし、"ブログの使い方が間違っている"という点で僕が断罪される事は無いだろう。
ブログというものは"伝える為に"でも日記としてでも食事記録でもダイエット記録でも、独り言でもアルベド語でも、また"伝わらないように"書いてもよい場所である。



・「伝わらないように書くのなら最初から書かなきゃいいだろ!」
それは、違う。
伝わらないように書いたのは確かではあるが、読み手が読めば伝わるように書いている。
徳保隆夫の想定している読み手が「賛同者」であるのに対して、僕の想定している読み手は「僕」であるというだけの非常に些細な相違点である。






では、1から順にそれぞれ書いてゆく。



>・優先度1。「個人→大衆」(僕→ハッカー)
>無料のインターネットを構築している人間へ敬意を示す事。
あの文章を読んで要点が理解できないようなハッカーを想像できない。


「自動」とはいっても、その自動自体は手動で壮絶な膨大な労力と学習と鍛錬と修練とその他諸々の心労と夢と野望と希望とを抱いて一人の人間が努力の末に作り上げた芸術的な自動である。



まず、この部分。
自動は手動で壮絶な膨大な労力と学習と鍛錬と修練とその他諸々の心労と夢と野望と希望とを抱いて一人の人間が努力の末に作り上げた芸術的な自動であると、僕のハッカー感を語っている。その上で、



敬意が足りない。敬意が足りない。敬意が足りない。何もかも足りない。
ウェブサービスは無料じゃない。ウェブ乞食死ね。敬意が足りない。


ハッカーに金を!
ハッカーに敬意を!
ハッカーにジャクフードを!
我が国に未来的なインターネットの感謝と畏敬のリスペクトを!



その努力は報われるべきである、と書き、敬意を示している。
重ねて言うが、これだけ書いたこの文章を読んでもこれが重点だと気がつかないハッカーというものを僕は想像する事が出来ない。よって、隠しても構わないと考えた。



しかし「隠しても構わないと思ったから隠した」のでは無い。
隠したいと思ったから隠したのである。大本は素直にものを言いたくない、という人間的特性である。これには他にも色々とあるのだけれどとりあえず、これで十分だろうと思う。





>・優先度2。「大衆→大衆」(無料に感謝→無料に当然)
>インターネットは無料が当たり前だと考えている人達への嘲笑。


日本のインターネッターのかなりの多くは、水と空気と安全と、ウェブサービスとプログラムとJPEG画像は全部無料が当然だと考えている。酷いのになると、ゲームもエロ動画もエロゲームまでも全部無料で当然だと考えている。
それを誰が作ったかだとか、どのように作ったかだとか、そういう事は考えもせずに「インターネットは無料なのだ」と思いこんでいる。



これは、無料のインターネットに感謝している側の人だけが読めばよい。
僕は常に伝える為のみに書くといったような啓蒙主義的な目的でブログを書いてはいないので、無料が当然であると考えている人は読み流せばよいと考えて隠した。あのエントリーは、「インターネットは無料が当然」だと考えている人を読者として想定していない投稿である。








>・優先度3。「個人→個人」(僕→BigBang)
>対象者(BigBang)へブログによって生じた不可逆へのやるせなさを伝える事。
徳保隆夫はご存じ無いかもしれないので、前提条件から書いておく。


もしもこれが私に向けられたものであれば、私は一時的にはショックは受けるかもしれないが、中期的にはこの執筆者に感謝すると思う。



と、BigBangは数日前に述べていたという事である。
言わば、"読むよ宣言"である。であるからして、まあ、読まれないようにしても読まれる可能性が存在すると考えて、書いたのである。



・「優先度3の狙いは何か」
まず、「驚いちゃったよ----ちゃっかりRSS」という投稿で何が起こったのかを書く。





驚いちゃったよ----ちゃっかりRSS
RSSリーダーがそもそもなんなのかは、わかっているつもりだし、自分も使っているから文句は言えないんだけれど、それにしても


http://1470.net/bm/siteinfo/54438



ここを見たら驚いちゃったよ。


こんな風にインデックス化されて、アマゾンのブックリストも・・それプラスサイト管理者側の広告も挿入表示されていて・・なんだかすごいねー。ちゃっかりRSSと言ったら言い過ぎかもしれないけれど。


#アフィリエイトなんて、かすめとりっぽくない?ありかあ・・?こういうの。


                    ~BigBang


1、上記の投稿が成された。





あと、確かにサイト情報のところの「紹介したメディア」で、うちのアソシエイトIDを使ってリンクを張るのは、いかにもかすめとりっぽさ度が高い気がしたんで(実際には「サイト情報」ページを見る人はほとんどいないけど)、ひとまずそこからはうちのアソシエイトIDは外してみました(blogmapではISBN/ASINしかデータベースに持っていないので、元サイトのアソシエイトIDはつけられません)。


                    ~1470


2、上記の返答が成された。





この記事に対して、当該サイトblogmapのishinaoさんからTBをいただき、サイト趣旨の説明をいただきました。blogmapのユーザーの方からも擁護論をいただきました。
また、私が問題にしていたアフィリエイトのID書き換えについてはishinaoさんが早くも対処していただいたということです。確認しましたので報告します。ishinaoさん、すばやい対応、感謝です。
元来、クレームをつけるというよりも、趣旨を聞いてみたいという希望でしたから、ishinaoさんとも連絡をとってから記事を書くべきだったのかもしれません。それ以前に「かすめとり」という表現を安直に使ったことをお詫びします。
この件についての考え方はまたどこかで書きたいと思いますが、blogmapのユーザーの方もずいぶんここを見ているようですから、急ぎコメントしておきます。


                    ~BigBang


3、上記の返信が成された。





以上、である。
これで完結している。


つまり、「働きかけ」→「修正」→「了解」という形である。
もしも、その働きかけ自体がおかしいものであったとBigBangが認識していたのならば、働きかけによって修正されたものを、「いちゃもんであったから元に戻しても」という提案を成すのが当然であると僕は考える。




そして、僕はこの「働きかけ」が、完全にいちゃもんであったと考えている。
「誤認識」だとか「理解不足」といった言葉の方が適切かもしれないが、「働きかけ」自体に誤りがあったというのが例の投稿で長々といくつかの材料を持ち出して述べた僕の見解である。


では、何故これを隠蔽したのか。


まず、僕はBigBangに直接的に関わり合いになるつもりは無かった。
そういう事をするのは性分に合わないので、適切な距離を保つ為である。


次に「1470を再修正させる事」が目的ではないという事である。


「再修正させる事」が目的であれば、それを直接主張すれば済む話である。
しかしきっかけは別として、修正は1470の意志で行われてしまった事であるし、そもそも人間というのは意固地なもので一度変更させられたものを変更しなおすというのは倫理的というか道徳的というか観念的制約のせいで、かなり難しい。もう盆には返らぬだろう。


では、何を目的とし、どのような結果を期待したのか。
それは、1470への再修正の提案がBigBangから成される事である。


「働きかけ」→「修正」→「了解」の、働きかけに誤りがあったと認識したのならば、その時点でその働きかけによって修正されたものを取り消すように動くのが人として当然であると考える。




以上が、目的と、動機と、それを隠蔽した動機である。



・「なぜ電波という文脈を用いたのか。」
あの文章を読んで、電波だと識別出来ない人間は徳保隆夫くらいのものだろう。
2000文字という量を費やして明らかに電波な書き出しを書いた上で、全編電波で書いている。説明不可能なくらいに電波ワードを入れており、なにか引用して説明しようと思ったけど無理だ。あれを電波でないと理解出来ない人を対象として書いていない。

僕は徳保隆夫や藤代裕之とは違って、過去のエントリーを読めとも、ブログを読めとも言わない。常に該当エントリーを読めば主題は理解出来るように書いている。きちんと、エントリー内で電波であるという「動機と態度の明記」を行っている。


では、なぜ電波を用いたのかである。
そこで、徳保隆夫に問いたい。


・こっそりと、無料のインターネットを構築している人間へ敬意を示す。
・ひそやかに、インターネットは無料が当たり前だと考えている人達への嘲笑。
・隠蔽しつつ、対象者へブログによって生じた不可逆へのやるせなさを伝える事。


上記3点を書こうと思った場合、どのような方法を用いますか?
対象者を含める読者が気がつかず読み流してしまうようなもので、対象者が気がついたとしても「電波は放置」といったような大義名分の元でスルーしたければ容易にスルーが出来て、仮に想定した読み手が存在していたならば、その人たちには要点を伝えられる文章というものをどのようにして書きますか?


僕の場合は電波文章というスキンしか思い浮かびませんでした。
正直、他の方法があるならばその文章を読んでみたい。
一応、1つ思い浮かんだものは文字数で隠蔽する事なのだけれど、僕の場合は日本語力からして電波抜きで文字数を埋めるという作業は不可能であるからして、「電波文章で焦点を隠す」というのが唯一の選択肢であった。


よって、必然的に電波文章を選択したのである。
これには他の意図もあるのだけれどまあそれは別の話という事で。






結果としては、そういうものであるからしてこういうものである。







・「ネタにマジレスかっこ悪いと言うのか?」
違う。
3点の目的の為の本気エントリーである。
であるからして、マジレスが正当なものであればその批判は甘んじて受ける。


「JASRACブロガーBigBangは足を痙って改名しろ。」
に対して行った徳保隆夫のレスポンスは、2行を引用しての
「嘘つくんじゃないよ。」である。


これは、批判にはなり得ない。
なぜならば2200文字の前置き文章と、それに続く電波ワードという物、さらにその引用した部分も含めて「嘘をついています」と「嘘つきです」と重ねて重ねて繰り返し続けているからである。


「嘘をつきます」
と大声で叫びながら書かれた文章に対して
「嘘つくんじゃないよ。」
と書くことは、示威行為でしかない。


あるいは、電波に電波返ししている真性電波か真性馬鹿かである。



・「ではどのような批判ならば受け入れるのか?」


それは、至極単純である。
「誤解を招くような表現形式は用いるな」というものである。


もし、行われた批判がそれであれば、非を認めその不誠実さを深くお詫びした上で「改めるつもりはない」、正確に言えば「改める事は不可能である」と答えるであろう。