2005年6月5日日曜日

インターネットとゲームの画像



当たり前だ。
罰則の伴わないルールは機能しない。


ルールを遵守する良い奴が消え、ルールを屁とも思わない奴らがはびこる。
2002年の世紀末だ。










しょこたん☆ぶろぐからゲームの画像が消えたのを目にして腹が立った


僕が人様のブログを貪り読むのは、ゲームという世界で今何が起こっているのかを知るためである。ゲームの画像を見たいが為にのみアクセスしているブログの上に、マイナーアイドルの目写真やら猫写真やらが嫌がらせのように並んでいるのを見る度に「俺の為に黙ってゲーム画像をアップしろ」とはらわたが煮えくりかえっているわけである。悶え萌えながら、ゲーヲタを食べるとスゴーク旨いだろうなとか考えながらよろしくやりたい、よろしくやりたい、よろしくやりたいとは思わないからせめてよろしくやって欲しいと願いながらブログサーフィンをしているわけである。
その楽しみが突然スポイルされた。許せない。







「ゲームの画像をインターネットに載せてはいけない」
というルールが完全に機能しているのならば、納得して引き下がる。それを決めるのはゲーム会社であり、きっちりと機能しているのならば文句を言える立場ではない。





けれども、「ゲームの画像をインターネットに載せてはいけない」というルールは機能していない。エミュレーターの動画やらゲームの画像やら雑誌のスキャンやらでアフィってるgameonlineみたいな奴らが大量に「問題があったらご連絡下さい削除します」などとふざけた俺ルールで法と秩序を破壊している。


そのような形骸化したルールに従うのは最も良心的でまともな部類の人間のみだ。
悪人がゲーマーを駆逐する。インターネットはどんどん悪くなる。





とりあえず主要メーカーのホームページへの画像掲載許可状況を調べてみた。
題材が幽々白書だったという事で、なんとなく少年雑誌から。

















講談社完全禁止
集英社完全禁止
小学館見あたらず
秋田書店見あたらず。

凄いよ。
それどころか、講談社と集英社は二次創作物や要約まで禁止。
文章の一部も禁止って事は漫画本の台詞を書くのも駄目にしたいつもりらしい。
正気の沙汰とは思えないけど、漫画には興味がないので次。


















































カプコン禁止
任天堂見あたらず
コナミ見あたらず
ナムコ見あたらず
EA Japan見あたらず
バンプレスト見あたらず
マイルストーン見あたらず
データイースト見あたらず
びんぼうソフト見あたらず
フロムソフトウェア見あたらず
セガ一部例外を除き禁止
スクウェア一部例外を除き禁止
D3パブリッシャー利用許諾が必要
トレジャー許可



これはイラストやCG、タイトルロゴだけでなく、ゲームのパッケージや
取扱説明書、ポスターやチラシなどの販促物、カプコンキャラクターの
グッズ写真、ゲーム雑誌、攻略本等の出版物からの転載、
およびゲームから取り込んだ動画、静止画(ゲーム画面も含む)、
音声のデータなども含まれます。


「個人使用を目的としたものであれば問題ないのでは?」という
疑問を持たれるかもしれませんが、第三者が閲覧することが
前提であるホームページという媒体の性質上、不特定多数の人が
画像を閲覧できるような状態にすることになりますので、
それが営利目的か否かに関わらず個人的な使用の範囲を超えた行為となります。


          ~カプコン


凄いね。
これは凄いね。
おまえはしかまこも殺す気か?
流石はウォークラフト3日本語版の発売元だ。
びっくりぎょうてんバイオハザードって漢字で言葉も出ない。
スクウェアとセガは、オンラインゲームについては例外的に認めるけれど他は禁止。






もー、なんか、絶望的。
コナミやナムコは、「リンクも許可制!」とか言ってる。
見てられない。何これジョーク?





ゲームとネットの親和性が高いかどうかは知らないし、よくわからない。けれども、ゲーヲタとネットの親和性はかなり高い。放置しておけば勝手に口コミで増殖してくれるし、自発的に宣伝しまくってくれる。それを全面的に殺してどうするんだ。海外のオンラインゲームのようにスクリーンショットを許可してユーザーを宣伝要員として利用しろよ。
悪評を恐れて禁止しているって側面もあるのだろうけれど、画像や動画をどれだけ禁止しても悪評は消えないし、ソースとして画像や動画を提供できないことにより、逆に理不尽な悪評が蔓延るのを手助けしているようにも思える。


ドラゴンクエストのようなゲームの場合、ラスボスの画像を載せられたら嫌だ、ってのはよくわかる。それならそれで発売する時点で「ムドーまで、Lv10まで」といったような規約をソフト毎に出して行けばいい。「良心的なゲーマーは自主的に全面禁止している」という、ゲームを愛している人間の行動のみが制限されているという現状をなんとかしないと、ゲームはインターネットから見捨てられ、一般人のインターネットから切り離され隔離されてしまう。




新作は新作で動画やスクリーンショットを許可して欲しいし、古いゲームに関しては「発売後3年経過したら全面開放」とかでいいから、何とかして欲しい。
良心による制約でまともな奴らが駆逐され、ルールやマナーを屁とも思わないような腐った奴らがのさばるだけのインターネットはもう懲り懲りだ。開放してくれ。ゲーム会社がゲーヲタに冷たくあたるだなんて、あんまりじゃないか。幾ら注ぎ込んできたと思ってんだ。ちょっとくらいなんとかさせてくれたっていいだろ。だいたいからして、ゲームってのは人を幸せにする為のもんだろ。それがせめてもの大義名分ってものだろう。せめてインターネット上の画像の掲載くらいなんとかしてくれよ。適当なルールを作ってくれよ。


このままじゃ、ゲームはインターネットから取り残されるよ。
画像の掲載くらいは許可して露出機会を拾ってくべきだろ。








結局何が言いたかったかというと、動画まで全面開放しているトレジャーは凄いな、と。1秒も遊んだ事無いけれど、今日から、僕は、トレジャー信者に、なりました。


トレジャー万歳!
トレジャー万歳!
トレジャー万歳!