2005年8月1日月曜日

「アジアの安全な食べ物」という犯罪者と、それに踊らされる馬鹿。



後進国と後進国の人間を馬鹿にして笑う事を生き甲斐としている人間により作り上げられた情報を他のブログの娯楽エントリーと同等に右から左に消費して、情報操作に引っ掛かるような人間はもはや馬鹿とも呼ぶに値しない愚だ。






言うまでもないことであるが、「安全な食を、お茶の間から考えてみましょう」という副題のついた「アジアの安全な食べ物」というブログは、アジアの安全な食べ物に関するブログでもなければ、安全な食をお茶の間から考えるブログでも無い。


ただ、後進国を馬鹿にし笑い、恐怖を煽り軽蔑する為だけのウェブサイトである。こうという中国を見下し笑う事を生き甲斐としているブログを見れば、このような情報がどのような人物の手によって如何にして作られたかがよくわかる。


このような差別を生き甲斐としている類の人の手により編纂された情報に対してまず行うべきことは、ソースを調べる事である。
なぜその当たり前の事が出来ないのだ。
なぜやるべき事をやらずに情報を拡散させるのだ。
なぜ特定思想即ち人種差別主義者による情報操作を右左で受け入れるのだ。
実に、それらモラルの無さとでも言うべき姿勢に対しては、強い疑問を抱かずにはいられない。




http://www.people.ne.jp/2004/07/12/jp20040712_41218.html
人民網日本語版/著作権表示

http://www.lwlsw.com/hhwsw/2004wushuei.htm
公害告発系サイト

http://www.nissaku.co.jp/geo/geonote/05/geonote05_18.htm
日さく/著作権表示

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/04/200504190449.shtml
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2003/11/200311061333.shtml
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/03/200503222302.shtml
博○新聞

excite翻訳

こいつらのやっている事は犯罪である。
著作権者に無断で著作物を盗用し、それを人種差別に用いるという我が国の恥であり非国民である。


なぜ、平然と著作権侵害をしながら中国人を見下し笑い差別する事を生き甲斐としているような人間の情報操作にまんまと引っ掛かる馬鹿がこうも大勢いるのかと不思議でならない。情報元も調べず読まずに拡散消費している人間は同じ穴の狢であり、人種差別主義者である。






"緑色の塗料を枯草に噴霧、着色して「緑化」"とは何か。

下部に掲載されている枯れ草に緑色の液体を吹き付けている写真は、我が国でも普通に行われている種子吹きつけ工法の様子を撮影したものであり、それに対する無理解さに基づく中国蔑視と人種差別には驚かされる。


植物店で野菜の種を買うと、その種子が白や赤といった奇妙な色の薬剤でコーティングされているのをご存じの方もいると思う。それは、植物が病気にかかる可能性を減らしたり、害虫に食されるのを阻止したりといった目的の為に成されている処理である。それらと同じように、種子吹きつけ工法というものが存在する。

種子吹きつけ工法の最大の利点は、斜面や広い面積といったような種子吹き付け工法以外では難しい場所を急速に緑化出来る事にある。

肥料と薬剤と共に種子を地面に吹き付けることによる発芽率の高さや、色により種子を吹き付けた箇所が可視化される事による植え漏らしの無さといった利点もあり、非常に優れた緑化手段である。我が国でも斜面の砂防目的や空港、道路の分離帯などにおいて、ごく一般的に使用されている工法との事だ。


http://www.iwasakizoen.com/newpage19.htm
種子吹きつけ工法に関しては、こちらが詳しい。

言うまでもなく肥料や薬物と共に吹き付けるので、マスクは必須であるし、薬物の色により、吹き付けられた地面が緑色に着色される事となる。







これをインターネットに拡散させている人間は多くの間違った読み方をしている。

その最たるものは、「中国は情報統制国家であり報道の自由が無いから、こういう公害の報道は成されない」といった類ものだ。ならば、これらの写真はどこから出てきたものなのだ。それくらい調べてから書け。これらの写真は言うまでもなく、中国メディアから出てきたものだ。

中国には報道の自由も無いという言論も理解出来るところであるが、真に報道の自由が無いと言えるのは、中国というよりも寧ろ我が国である。
政治家、暴力団、特定組織、芸能事務所、営利団体、スポンサー企業、同和、あるいは米国、中国、韓国といった諸外国の圧力に屈し、公正で純然たる報道を行わない我が国にこそ、報道の自由というものが存在しないのである。
中国には寧ろ「自由がない」という言葉が相応しいであろう。


「自由がある」とされている国において報道の自由が無い事と、自由がないとされている国においてこのような写真が出てくる程度の報道の自由が存在することのどちらがまともであると考えるかは人それぞれであろう。忘れてはならないのは、我が国は中国の40年先を行く先進国であり、中国は我が国の40年後ろを行く後進国であるという事だ。





どこの国でも、特定情報のみを取り出せば印象操作など簡単に出来る。
国中の水田という水田に水銀をばらまいていた国の米を食べぬというのならば、その程度の印象操作に引っ掛かっていればよい。

重要なのは、その情報がどのような人間によって作られたものかを勘ぐり調べる事だ。インターネットは悪意を持った情報の発信手で満ち溢れている。それらを適当な気持ちでヘラヘラと笑っていては彼らの思うつぼであり、朱に交われば赤くなる。また、何が、何故、どのようにして起こっているかを考え、理解することだ。




我が国においても、魚が死んだ写真などいくらでも見つかるし、日本中の川や池でも数年に一度の猛暑の度に、魚が浮かんで死んでいる。写真というのは、事実を伝えるためというよりは、見た目のインパクトを読者に与え、興味を引く為に撮られたものであり、その可視情報をどのように処理するかが問題なのである。
写真のインパクトに応じてそのままインパクトしてしまう事は愚の骨頂である。


奇形生物や奇形児は常に一定の割合で存在するし、また世界中のどこでも生じている問題である。中絶胎児を鋏で切ってゴミとして捨てていた事件は記憶に新しい所であるが、仮にプロの手によってその写真が撮られ、インターネットに広まり日本という国と関連づけられて流された場合、「うわあ日本人怖いです」で済ませるつもりなのか。


特定の意図を持った人間が情報をかき集めると、馬鹿にし笑うの出来上がりだ。





当然の話であるが、重工業地帯と農業地帯はイコールではない。
我が国にも放射性残土や重金属で汚染され、回復の見込みが無い土地は多くある。それらのみを取り出して「国産品は汚染されている。危険だ。」とするのと同じ事をしている。

また、輸入品には国によるチェックが入る。
国よりも犯罪者を信じるとは、一体何事なのだと言わざるをえない。
恐怖を煽るという典型的な思想操作に引っ掛かる人間はマイナスイオン級の馬鹿だ。





中国の公害が致命的な域に達している、というのは事実だ。

重要なのは、これは対岸の火事ではないという事だ。
中国と日本は別次元の世界に存在しているわけではなく、隣国である。40年遅れた10億の隣国である。そして、我が国は世界の工場たる中国と複雑に絡み合った間柄にある。

我が国が未曾有の公害時代を乗り越えられたのは、いくつもの幸運と努力が重なったからである。それらをして、幾多の歳月を要した。その際に培われた40年先を行く先進国たる技術はこういう時にこそ使われるべきであると思うし、対外援助はこのようなものにこそ費やされるべきであると考える所である。





中国を馬鹿にし笑う為にただのヤドカリ写真やらGoogleMAPや種子吹きつけ工法のといった無関係の写真を掻き集めては嘲笑文章を書いては悦に入っているような差別主義者の著作権侵害を屁とも思わぬ我が国の恥たる非国民の手によって作り上げられた情報を楽しみ読んで情報源も調べ読まずにインターネットに書くことは犯罪の手助けをする幇助である。

そのような人間には情報を右から左へバトンの如く拡散させる資格はない。
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ブロックブログの不具合回避の為、コメントは移転しました。
ご迷惑おかけして誠に申し訳ございません。

http://sinseihikikomori.bblog.jp/entry/213837/
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http://www.o40.org/blog/archives/2005/08/post_233.php
こちらで、種子吹きつけ工法ではなく、ペンキであるとの反論、指摘がなされています。尚、その技術は米国から伝わったもの、とのことです。