2005年8月21日日曜日

メンテナンス



視界がベコンとへこんだ。
尻が落ちてゆく、額が流れてゆく、かさぶたが沈殿してゆく。

未完成のブログ投稿のずらりと並んだフォルダをだらしなく眺めていると、これらの多くは投稿ボタンまで辿り着けないのだろうという意味無き無力感に苛まれる。書かなくては、書かなくてはと気だけが焦るのはどうしてだろう。なんで不可解なまでに健気なのだろう。まったくもって理解が出来ない。こめかみが風船ガムのように膨らんで今にも破裂しそうなほどに静電気を帯びている。

「もう無理だ」などと言ってみたところで最初から無理であったし「もう駄目だ」最初から駄目であった。人間が壊れてゆく。明日は一日メンテナンスらしい。またブログが書けない。ブログが書けないときはどうしているかというと大抵ブログを読んでいる。そうしてまた人間が壊れてゆく。縫いつけてしまいたい。