2005年9月23日金曜日

被はてなブックマーカーの憂鬱



はてなブックマークは憂鬱である。


その理由の1つに、エントリーが被ブックマーク数順に並び替えられてしまうというものがある。しかも、その際のテキストが人気順であるからして性質が悪い。その人気順とやらを上から順に見てゆくと違和感。


「近藤の限界」は近藤の話であり、単なる近藤人気である。「オープンをオープンにするブログと、クローズドをオープンにするmixi」はmixiが凄いだけであり、単なるmixi人気である。「働きアリが働く理由と、ニートが働かない理由」は内田樹とニートが凄いのであって、全くもって僕の話ではない。「「アジアの安全な食べ物」という犯罪者と、それに踊らされる馬鹿。」はアジアの安全な食べ物が凄いだけ。「もしも戦国時代にmixiがあったら。」は武田信玄が凄いだけ。「荒れるブログの作り方」は荒れるブログが凄いだけ。それ以降も全てそういうものばかりだ。ヨシナガの話であったり、アマゾンアソシエイトの話であったり、JASRACの話であったり。どれも皆、あかの他人の話であり、真性引き篭もりのエントリーである必然性が無い。言ってみれば誰だって書ける。なんか悔しい。そんなものがランキングの上位を占めている事自体が単純にムカつくのである。


似たようなものに、エントリー別のアクセス数ランキングをブログにつけている人などがいるが、そういうものとは全く違う。それらはブログ管理人の意思でつけられるのに対して、はてなブックマークは勝手に人気順が作られて、勝手に並べ替えられてしまう。まったくもって腹立たしい。


おまけにはてなは外部サイトであるからして、手のつけようがないし、たとえブログが消滅してもインターネット上にはてなブックマーカーなどという暇人集団によって決めつけられた人気順だけが生き続ける結果になる。非常に不愉快だ。




この「他者エントリーによる人気ランキングの乗っ取り」とうい事態に立ち向かう方法があるとすれば、全て自分の話のみで構成したエントリーを人気順に送り込むことにより、ランキングを完全に書き換えてしまうという方法が唯一なのだろうが、そんな事出来るはずもなし無力感。