2006年1月3日火曜日

どうでもいいエントリー



くだらないエントリー、即ち無価値なエントリーはいくらでも書ける。いくらでも書けると言ってもあらかた難産自分の抱える無能さとの闘争。

対して、どうでもいいエントリー、即ちたあいないエントリーというのがなかなか書けない。書こうとすれば書こうとするほど投稿ボタンが遠のいてゆく。



インターネットには前者のエントリーを得意としているブロガーと、後者のエントリーを得意としているブロガーがいる。無論、前者しか書けない人や後者しか書けない人もいる。どちらが良くてどちらが悪いという意味ではなく、二通り存在しているのである。それを求める人からすれば、どちらとも優れたコンテンツだ。求めない人からすればどちらともくだらない。

前者はブログというものが好きなのに対して、後者はただ自分が好きなのだ。前者はブロガーである自分が好きなのに対して、後者は自分自身が好きなのだ。



ならばくだらないエントリーは辛うじて書けるのにどうでもいいエントリーが書けない僕はブログの事が辛うじて好きで自分の事は好きではないのかというとそうではなくて、ただ単純になにもかもうまくやれぬくらいに無能なだけ。無能さに責任を求めるという無能さ。