2006年2月6日月曜日



息を吸うのもやっと、息を吐くのもやっと、むくりあがるのもやっとの事で、椅子に座って電源の入っていないPCのキーボードの上に十指を並べて浅く深呼吸をやっとの事で二度繰り返す。人はそれをため息2つと言う。

どうしようもなくほつれあがったテグスの玉が、風と猫とに煽られて道を転がる様を見つめては、これがブログになったならば僕は今にもブログスターだとロブスター。人はそれを無気力と言う。

水を飲んで、嫌になって、水を汲んで電子レンジに突き入れて4分。泡だって溢れたターンテーブルを手拭いで一周して湯を飲んで、口の上側でろりとめくれて血の味痛みは無い。引き篭もって、引き篭もって、歳をとって、引き篭もって、引き篭もって、大人になって、引き篭もって、引き篭もって、ブログを書いて、ブログを書いて、ブログを書いて、そうして僕は何になる。

自らの打ち込む文字列を見ていられなくなり首がガクンと前方に落ちる。まだ座らない赤子のように。両腕の間に置かれたコップに額を付けて、生暖かさを受け取って、生温いブログを書いて、また無気力。

もうどうでもいいじゃあないか。魂なんて、そんなもの。機械的に書いて、機械的に書き続ければ、流れ作業のライン工のように右から左へ溜まったものを1つ1つ書いていけば、そうすれば少なくとも無気力さを隠蔽出来る。そうした所でなんになるんだろう。

これが絶望でないとすれば一体何だ。
これが絶望でないとすればブログだ。