2007年11月20日火曜日

[ネタ]とか[釣り]とかってのは張本勲の[喝]みたいなもので



はてなブックマークのコメント欄でよく、ネタだネタだ、釣りだ釣りだ、って得意げに言っている人を見かけるけれど、あれは、まったくに、くだらないね。ああいうのは、張本の「喝」と同類。いったい何が喝なんだ。おまえの言う喝っていったいなんなんだ。

だって張本はあれでしょう。我が輩は猫であるとか読んでも「なーにが猫だ。猫が喋るか、かーーーーっっつ!!」とか言うでしょう。2000本安打は伊達じゃない。「いもむしぃ?あんたねえ、いくらロシアったって起きてそんなんなってたら困るでしょ喝だ喝かーーーーーーーっっつ!!」ってやる。それと同じ。

「[ネタ]猫が喋るかってのwww」とか「[釣り][これはひどい]吾輩は猫、ってどう考えても釣りでしょ・・・。釣りとしても低質。」とか喜んで書いてる。くだらねえ断定の快楽。「これは喝」と言い切ることに取り付かれた張本とまったく同じ脳内構造。いわゆるレッテラー効果。

いや、それ自体はまあ、そんなに取り立てて問題なことではない。断定するのが楽しければ断定してればいいじゃない、と思う。喝って言いたきゃ喝喝言ってりゃあいいし、ネタって言いたきゃあネタネタ言やあいいし、釣りって言いたきゃあ釣り釣り言うってりゃあいい。世話は無い。

しかし、好き勝手言うならその基準を示せ。あなたの言う釣りって何ですか?おまえの言うネタって何?というのがある。はっきり言って、ネタって何がネタなのか、釣りって何が釣りなのかまったくわからない。おまえの言うネタって何?あんたがネタだと思うエントリーを100個あげてみて、みたいな。

いやあ、なにを見たって己が気に入るか気に入らないかという、明確にして壮絶なまでにシンプルな基準(さらに場の空気まで読ん)で喝喝言いまくってる張本勲みたいに、理解できないものは全部[ネタ][ネタ]言ってネタ扱いしてまともに読まず、気にいらないものは全部[釣り][釣り]言って否認したいなら、まあそりゃあご自由にってとこだけど。