2008年7月28日月曜日
書きたくもない事でも書かない事には前に進めない。
僕の頭はシングルタスクで、1つの事しか考えられない。
そんな次第なので、書きたくもない事が頭に居座り、それを書かない事には二進も三進も行かなくなるという事態に、度々陥る。度々、なんてものじゃない。ブログを書き始めてからと言う物、毎日がそんな調子である。
書きたくもないエントリーは<書きたくない>のだから当然<書きたくない>のだけれど、ブログは<書きたい>。ブログ自体は書きたくて書きたくて仕方がないのだ。けれども生憎我が脳みそは、完全シングルタスクなので、頭の中にあるものを書いてしまわないと、一歩も前に進めない。
書きたいか、書きたくないかは関係なしに、その日、その時間に頭の中にある物を、どうにかしてでも書いてしまわない限り、他のものを書くことは出来ないのだ。これが困る。とても困る。
書きたくもない事を嫌々と、うんざりしながら書くのは楽しくない。面白くもない。とても退屈ですぐ飽きるし、全ての事が嫌になる。書こうとすればする程に、心は悪くなるばかりである。
もちろん、「書きたくもない事が頭から薄れるのを待つ」という選択肢も一応は、存在してはいる。そういう風に対処しようと、努力をしてみた事はある。たとえばこんな具合に。
けれども、それはうまくいかない。必ず何時も、失敗に終わる。僕は闇雲に執念深くて、ちょっとやそっとじゃ薄れない。悪い記憶は忘れない。思いは決して揺らがない。意味無く無駄にストロングなのだ。おまけにブログを書いては寝る事だけを繰り返す日々を送っているので、他の何かが頭の中に、割り込んで来る事も無い。
そうして、純然な「書きたくもない事」への清く正しいブロガー的情念は、やがて日につれ怨念と化し、自分の心が生きながらにして怨霊と成り行く様を、ただ悲しげに呆れながら、見守る事しか出来ない自分の無力さを噛み締めるしか術の無いインターネットは不愉快不快にストレスフルな機械である。
結局のところ、頭の中にあるのが「書きたくもない事」だからと言って、それを書かずに過ごしていると、「書きたくもない事」は大きくなるばかりだ。
1つ1つでは小さな存在であった「書きたくもない事」が積み重なり、増幅し、悪い時には共鳴し、より書きたくもない事へと、より書きたくもない事へと、悪い方へ悪い方へ大きくなり続けるばかりなのである。
書きたくもない事を、「僕はそんなもの書きたくもないから」などという、極めて我が侭な理由にて書かずに居ると、頭も心もこんがらがって、書きたい事への道のりは、より困難になるばかりなのだ。
即ち、僕は、書きたくない事を書かないで、時間を浪費したりはせずに、1つ、1つ、目の前のものを、頭の中にあるものを、あるいはアウトラインエディタに積み上げられた物を、上から順番に、真面目に、誠実に、1つ、1つ、書いていこうと思い、心に強く誓ったのである。
しかしながら、その誓い自体が「誓いたくもないこと(だって、書きたくない事は書きたくないんだもん・・・)」であったが故に、前エントリーから一週間の空白。やるせない。やる気ない。大方いつも空回り。徒労ばかりで前途は多難。進まねば。前に進まねば。一歩、一歩、歩いて行かねば。先を、先を、急がねば。将来へ。将来へ。