2008年10月13日月曜日

雑記。



わかった。

「ゲームプレイ外の時間に感じたり思ったりした事」について書いた文章が、「ゲームプレイ中の体験」について書いたものだと思われてしまったんだ。違うんだよ。あれは「ゲームプレイ外の時間に感じたり思ったりした事」を書いた文章であって、その部分をフォローする為に必死で「面白い」とか「素晴らしい」とか書いてみたんだけれど、そういう部分が占める文字数は非常に少なかった為に、それが伝わらなかった、というだけの話なんだ。

あと、ネタバレしないように気を遣いながら書いたのが駄目だったのかもしれない。でもなぁ。moonはバーチャルコンソールで出ていない。今後出る可能性がある。ネタバレ、というか……暴露的なものは可能な限りしたくない。で、プレイ経験のない人が読んで「痛々しい色物ゲームを絶賛しているオレ!」的な文章に見えてしまった、と。プレイして読むと「ああ、この人はあのゲームをそういうふうに読んだのですね」と、多少の理解はえられると思うんだ。僕は「イタンビューの感想文」を書いているわけでもなく、「人物の感想文」を書いてるわけでもない。クリアまでに膨大な時間がかかる、操作と、絵と、音楽がインタラクティブに噛み合った「ビデオゲーム」の感想文を書いているんだよ……。

僕には「ビデオゲームの概要」を説明しながら「ビデオゲームの感想文」を書けるほどの筆力はないし、その上にあまり元ネタは語りたくない、興味を持っていただいた人がいつかバーチャルコンソールやリメイク等でそれを体験していただければ、と思って書いているから、あやふやな部分も多い。

とりあえずmoonやってみて(ドラクエ6とエネミーゼロは置いておく)、同じコメントが出てくるどうかだけでも……。というのがまあ、正直なところ、懇願というか、困窮に近い感想なのだけれど、moonってバーチャルコンソールで出ても居なければリメイクもされておらず、しかもプレミアまでついてるのか・・・。wiiで出来ればいいのに。

ビデオゲームの一番の重要点は「ビデオゲームとして優れているかどうか」であって、僕の書いた文章がその点について語る事を完全に放棄してしまっていた事については悪いとは思うよ、悪いとは思う、だがしかし……。

ゲームプレイっていうのは、ものによっては何ヶ月にも及ぶものだ。その間には「ゲームを遊ぶ→休息→ゲームを遊ぶ」というループが何度も繰り返されるのが普通だ。その「休息」の間にこそ、ビデオゲームという娯楽は消費されてゆく……。少なくとも、僕の場合はそうしていた。

ゲームをプレイしていない時間にこそ、ゲームの事ばかり考えていたんだ。もっと言うとファミ通立ち読みがゲームプレイよりも重きを占めていたゲーマーと呼んで良いのかどうかすら微妙な人間だったし。

その膨大な「ゲームをプレイしていない時間」に、ビデオゲームから授かった体験について書き綴っている文章を「ゲームプレイ中の文章だ」と読まれてしまっては困るんだよ。だってあの頃って一日中一秒もプレイした事もないゲームの事を考えていませんでした?いや、考えてたんだよ。少なくとも僕は。

いや、それですらなくて、今でも一日中ゲームの事ばかり考えているんだよ。あの時ああしていれば、とかあの時こうしていれば、とか……。もうフリーセルすらアンインストール済みで、もうゲームなんてものは微塵も存在していないのに。というか、我ながらコメント一つを引き摺るなぁ……。どんだけ打たれ弱いんだろう。得意技は「一人でこじらせることです」的な。