2008年12月24日水曜日

メリークリスマスイブと言われた。



どこの誰とも知らない人に「Merry Christmas EVE」と言われた。それにチームメイトが気の利いた返事を返しているのを横で見ながら、「ああ、Twitter的だなあ」などと思ったが、あれは馴れ合いで、ここは戦場だった。ああいう類のものとは違い、僕らはその場限り。二度と互いを認識する事はない。ハンドルネームすらも覚えていない。解っているのは、シンガポール人で、午前4時にDOTA allstarsをやっている、DOTA allstars中毒者だ、という事くらいのものだ。もう二度と同じゲームにjoinする事も無いだろう。

一年中、そして一日中ゲームをしていると、そういう事がよくある。それは正月だったり、中華正月だったり、マンUvsチェルシーだったり、スーパーボウルだったりするのだけれど、クリスマスイブとは予想外だった。予想外だったせいか、酷く動揺した。なぜ動揺したのかと考えた結果、「二度と会う事の無い人から言葉をかけられる事に慣れていないのだ」という結論に達したが、よくよく考えると一度すらも会っていない。一期一会のクリスマスイブ。ゲームは56kill 72deadで僕のチームが勝ち、メリークリスマスイブと言った、彼のチームが負けた。自分のスコアは21-9。彼のスコアは13-26。現実は何時も無機質に腐って行く。もうそんなか。