昨年の2月、一年後自分は死んでいるだろうと思っていた。今年の2月、一年後も自分は生きているだろうという確信だけがある。



昨年の今頃は、本当に辛かった。頭が痛くて心臓が痛くて内蔵が痛くてだるくて辛くて食欲がなくて、生まれて初めて「ああ、死んでしまう」と思った。はじめて、自分が蚊や蛾やカブトムシと同じ生き物であるという事に気がつき、そうであるからにはあっけなく死んでしまうのだという事を知った。はじめて知った。そして恐怖した。ああ、自分は死んでしまうのだと恐怖した。死にたくないと思った。僕は生きたかった。ブログを読みたかったし、ブログを書きたかった。ゲームもインターネットもしたかった。死にたくない、死にたくない、と思えば思う程に具合は悪くなった。半日横になった後で這い出して冷凍庫の氷を食べてそれが冷たかった事に喜んだ。自分が生きている事が奇跡のように思えたけれど、そんな奇跡がうっとおしくなるくらいに苦しいだけの毎日だった。息をするのにも苦労した。ああ、孤独死するのだと真剣に思っていた。次に眠ったらもう目を覚まさないのではないかと、眠ろうとする度に恐怖した。ただの思い過ごしだった。僕は何事もなかったかのように生きている。ピンピンしている。ただ昨年の今頃は存在していた、夢や希望、未来を見たいという欲望、書きたいブログ、読みたいブログ、知りたい事、見たい物、それらは全て失われてしまった。一年後も自分は生きているだろうという確信と神経痛だけが、意味もなくある。