2009年5月28日木曜日
生きているという実感も無い
眉毛が生まれる目元の奥についに待望の気でも狂って木槌で釘でも打ち込んだのかと期待に胸を躍らせて指でなぞってみたけれどそこにはいつもの見慣れた憎むべき私の顔が居座るばかりで変わりない。割れる壊れる世界の痛み苦しみ貯め込まれた天罰が一点に集中した爆発を押さえ込もうとする力、圧力、暴力、正しさがすんでの所で間違いを犯して正しさを取り戻し、おまえなんぞは死んでしまえ、死んでしまえと殺す気も度胸もないくせに粋がって凄んでいるだけのくだらない人生が熟れすぎたざくろのように割れて、割れて、割れて痛い痛い宇宙を核弾頭をわずか一センチの決して届かぬ果てない距離をどうにかして、どうにかして埋められはしないかと指先に手首に力を入れて強く強く抱きしめても不可逆届かない戻らないもう遅い。必要なのは睡眠でただ睡眠で眠らねばならぬ眠らねばならぬと思うほどに辛さを求め苦しさを求めて辛さは増し増し辛くなり、辛さゆえにますます眠れぬ辛さから痛みに救いを求めて探し求める日々は今終わり、君の望んだ頭痛が望み続けた頭痛が今ここにあるのに君は文句と泣き言で埋め尽くして頭を抱えてうずくまるばかりただ平穏を、無事を、心の平静を望むその傲慢さが憎い、憎い、憎いけれども頭は痛い。もう悪いことはしません、もう悪いことはしません、真面目に生きてゆきます、真面目に生きてゆきます、なまけません、だらけません、ですからですからと神様神様情けない。ただただ情けないその生き様を蔑む余裕も今はなく。10時間戻ればこの頭痛も10ヶ月10年10世紀戻れれば戻れればまだ間に合うのではないかとタイムマシンならばまだ神よりも幾らかは簡単に拵えられると藁をも縋る最中の痛さ、痛さ。弱々しく開けた口からひぃひぃふぅと息を吸い息を吐き無駄に生き続けラマーズ法で少しはマシになりやせんかと怒りむせび泣きそうしてみるもただ喉奥が荒れるばかりで夢も希望も生まれはせずに平穏すらも月日の向こう山の上のそのまた向こうの向こう側。自らの逃避を打ち切る手段として眠らぬ事を選択し、追い詰め追い詰められてこの世にブログを書くに至る敗北の敗者のその無様さに高笑いしざまあみろとまた乖離し人の居ぬのを確認してからごめんなさい、ごめんなさいと詫びる性根の汚さにまた。