2009年10月26日月曜日

真性引き篭もり : 衝撃的なものを見てしまい。

あまりにも衝撃的と呼ぶには衝撃的なものを見つけてしまい心が掻き乱され、焦燥感に追い回されて駆けづったけれど、発見できた日本語テキストはTwitter上のこれだけだった。




「ここに"bloody"viggosが居たならば、血みどろviggosが居る方を単純に応援することが出来るのに」という、自力ではどうにもならないやるせなさを抱えたままで、「Angelは好き。miGGelも好き。でもKuroKyアンチ。」という気持ちと「SK.Lodaは好きだったけれど、deadman事件以降のSKは嫌い。」「でももうLodaはSKじゃないから応援できる」「けれども、Lodaを好きになったのは元を辿れば"SK孤高の一枚看板"だったからに他ならず、彼の(トッププレイヤーの中では最も動きが重く、動き出すのが遅いファーマー寄りの)、重戦車型プレイヤーとしての挙動は好みじゃない」という中で、消えてしまいたい、消えてしまいたいとただ頑なに願い続けながら居場所の無い時間を過ごさせられてしまった。

「Fnatic強すぎ」というのはまったく違うように見えた。1戦目はvisage潰しが完全にハマった。スカージのvisage、しかもLodaとなれば、トップに行くのは見えていたので、それをスタナーで潰されたらああなるのは仕方がない。かつてmiggel とAngelが所属していたmetは、MiggelとAngelの2人だけでトップチームの地位を維持していたのに、それがMYMに入り、おまけにKuroKyまで居るとなれば、これはかなり難しい。特にangelは、ファーストピックでpotmを取り、1人で全ゲームを支配下に置き、レンジならばviggosかangelか、というくらいのチームプレイヤーにして、世界一のpotm使いだっただけに、チームの総合力では、少しだけれども決定的な差があると思う。これは順当な結果。

問題は2ゲーム目で、「ラストピックのKuroKyのTinker(or meepo)にいつの間にかぐちゃぐちゃにされる」というのは2006年のDreamHackと同じ。まったく同じ。「Kuroky相手にはTinkerとmeepoをbanする」というのがKurokyと対戦する際の必須事項だったはずなのに、そのKuroKyがこともあろうかMYMに入ってしまったせいで、完全にBAN枠が足りなくなってしまっていた。元々KuroKyはたった1人でBAN枠を食い尽くし、まだ足りないのでpickしてKuroKyの持ちキャラを潰さなければならないくらいのプレイヤーだったのに、これだけのチームメイトが揃ってしまうと、KuroKy対策なんてやってる場合じゃなくなってしまっている。

"小賢しいheroでこそ真に輝くKuroKy"はLodaとは対称的なプレイヤーだと思った。あのトーナメントで「KuroKyの器用さと嗅覚と勇気は狂ってる」という事を世界中が知ったのに、今また再び世界は「KuroKyの器用さと嗅覚と勇気は狂っている」という事実をまざまざと見せつけられる羽目に陥るとは。それも、あの時とほとんど全く変わらない「ぐちゃぐちゃ」「途中までは良かったのにぐちゃぐちゃ」を見せつけられてしまうとは。それもグランドファイナルで。

おまけに、その遠因がAegis持ったLodaと、full pumpしたmiracleの合計4度にわたる夢見がちで遊びすぎなchaseとなればもう、2人のエースの倒れ行く様を呆れながら見守るしか他はなかった。特にLodaは、あれさえなければ間違いなく勝ててただけに、もうなんか「世界中が束になってかかってきても1人で全てrape出来た」時代の記憶が脳幹に間違った形で染みついてしまっているとしか思えない。ただ、LodaはSGが今も好きで、未だにハマればimba的な振る舞いが出来るんだということを、断片的にでも確認できたのは良かった。悪くはなかった。幸せだった。あの頃はもう少し幸せだった。あの頃に戻りたいとは思えないけれど、あの頃はまだマシだった。幾分かマシだった。

「KuroKyか」「チーム力か」「Lodaのmissか」といった感じのこのゲームでも、angelの「チームに優しい立ち回り」「有り難いプレイヤー」「間違いの無さ」っぷりは一際目に付いた。これにKuroKyとなれば、ハメ殺すか、pick勝ちか、さらなる補強を行うしか、道はない気がする。補強ったって、あと補強と呼べそうな人材はシンガポールとロシアにしか残ってないから難しそうだけれど。KuroKyの小賢しさとangelの優しさが組み合わさったMYMは、dota allstarsの一つの到達点だと思う。これだけ面子が変わっても在りし日の「MYMっぽさ」は未だに健在だったし。「youtubeインポート阻害につき削除」1つ、1つだけ夢を語る事を許していただけるならば、viggosがmidをして、miracleとLodaが両サイドに張れば……。もうviggosなんて過去の人なのかもしれないけれど。それでもviggosこそがDota Allstars playerの完全形態だとの思いは今も消えない。見るに値するDota allstarsのリプレイはviggosだけだとの信念は、今も全く色褪せていない。「Dota Allstarsのリプレイなんて」「DOTA allstarsシーンなんて」に対する反論は「viggos」の一語しかありえない。このfunatic vs MYMを見た今ですら、そう思う。

ブログを書くために立ち上げたWarCraft3で、余計なことをしてしまったけれど、結果的にブログを書いてしまっているのだから、「まるで本意であるかのような不本意な人生」がどのようにして生成されるのかを改めて知る。もう望むものは何もない。
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で、、、さ。。。
今の今気がついたんだけどさ。。。

今更なんだけれど、本当に今更なんだけれど、この「MYM頑張ってたけどFnatic強すぎですわ」って、明らかに違うよね。「Fnatic頑張ってたけどMYM強すぎですわ」ならわかるけれど、全く逆だもんね。なんで気がつかなかったんだろう。極度の興奮状態って怖いね。これ。おそらくCSだね。まったくのお門違いだね。お門違いも良いところだね。「FPSプレイヤーなのにDOTA allstarsシーン見るんだこの人~」とか思ってのほほん受け流してたよ。ほんといい夢だったよ。僕は幸せ者だった。ほんの僅か数時間とはいえ、「あの試合について日本語で書かれたテキスト」を確かにこの目で読む事が出来たんだから。

って事は、あれだけのものがこの広い世界のインターネット上で繰り広げられたにもかかわらず、日本語で書き綴られたテキストは正真正銘0バイトなのか。僕のブログと同じじゃないか。明日からは堂々としよう。胸を張って生きよう。今日まで頑張ってブログを書き続けてきた甲斐があった。僕は遂にあのKuroKyに匹敵する次元にまで到達したんだ。明日からは胸を張って生きよう。明日こそは青空を見上げて笑おう。