真性引き篭もり : 最後の夏休み。

何時もと違う頭の痛さは、微塵も覚えていなかったような事を思い出させてくれる。それだけが収穫と言いたいのだけれど、それすらも我が身を責め立てる材料にしかならず、弱り目に祟り目。僕がまだまがりなりにも真っ当な人間だった最後の夏休みに自転車で走った道を思い出した。左手に駅があって、右手に海があって。なんでもっと頑張らなかったんだろう。精一杯の努力をしなかったんだろう。自分に出来る事はまだあったはずなのに、もっと勇気を出して何かしなかったんだろう。何をすべきだったんだろう。どうすればよかったんだろう。もしも僕が絶世の美少女で海運王の一人娘なら、きっと誰か1人くらいは幸せに出来たのではないかと思う。この人生のこの無責任は、不幸せを散蒔くばかりだ。