2010年6月16日水曜日

真性引き篭もり : ESWC、dota allstars/CSの国籍条項

Eスポーツの「国際大会」っていうのは、だいたいファンにとっては微妙なものだ。

たとえば、スタークラフトの「国際大会」を想像してみて欲しい。世界中50の国から100人の選手が出場し、韓国人選手は2人だったとすれば、韓国人が金と銀を独占するのは当然のこと。ストリートファイター4にしたって、ESWCの本大会よりも都内のゲームセンターの大会の方がプレイヤーの平均的なレベルは高いだろう。どうせ、ジャスティンや(本当に出るとするならば)日本人が「レベル差のありすぎるリプレイ」を量産して獲るだけで終わる。ESWCは正しくそういった「国際大会」の象徴で、大会後に「国別メダル数」という非常にナンセンスな記録が残る。それ故に、CSの場合「5人中3人が同国籍」という縛りがある・・・というので、ふと思い出した。



ESWCのロシア予選にも、ロシア国籍3人縛りがあるって、prodota.ruで読んだ記憶があるし、ブログにも書いた。(dendiとartstyleはウクライナ人で、NSとLOHはロシア人なので、dreadがロシア人か)

とすると、kurokyがOKに加入したのって、「ドイツ人を3人集める為」だった?
いや、でもそれだと「デンマーク3人」なのでデンマークとして出れば良いだけか・・・。
本当にkurokyが急転直下OKでプレイする、ってのは不可解すぎる。勝ち馬に乗り続けてきたあのkurokyが。kurokyは最強状態だったMYMに入ってしまったおかげで、欧州に残された「上昇余地」「のびしろ」はLodaとの合体以外に残されていなかったのも事実だけれど。(そうでなければ、もうアジア人と組むしかない、という状態で彼はDOTA不毛の地と化していたアメリカと組み、負け越したとは言えdDreamにも勝った。)




でも、その同国籍3人ルールに基づいて見ても、dDreamにはスウェーデン人が3人居るので、duckyは変更可能だった。換えればよかったのに。duckyの所にpggやkurokyが居れば、それこそ奇跡の欧亜逆転も狙えたのにもったいない。今のdDreamのメンバーは確かにあの頃のSKよりは遙かに、遙かに、比べものにならないくらい強いけれど、それでも時代が無駄に進んでしまったせいで、ドゥッキーが居るとはっきり言って勝てない。みんな人間だから難しいのはわかるけども、なんとか入れ替えられなかったんだろうか。もう1人、たったもう1人「とんでもないスウェーデン人プレイヤー」が在野に居たら入れ替えていたのかもしれないけれど、良かったんだけれど、居たのはパジャキャット1人。当時はKuroKyと組んでLodaを叩いていたスウェーデン人miracleや、KuroKyと組んでLodaを叩いていたスウェーデン人パジャが遂に手に入ったんだから、これ以上を望むのは確かに贅沢すぎるかもしれないけれど。でもEHomeやMUFCが卑怯すぎるとも言えるくらいの補強をしている中で、このチームで当たらねばならないというのは苦しい。本当にあと1人の壁が遠かった。欧州再編は間に合わず。KuroKyは新チームで「ロシア3人」として出てたとしてもどうせ駄目だったろうからもうどうでもいいや。なんか無いかなー。突然EHomeがスポンサー解散して、SGtyが繰り上がりでパリへ行って、820が助っ人としてdDream入りとか。(痛い奴)