2010年7月5日月曜日

真性引き篭もり : 「中国最強」とか今更言ってる人達は今まで何を見てきたんだろう。

2008年のWCGでEHomeが完全優勝した事は忘れたのか?それともそんな事実は無かったことになってるんだろうか。あれだって同じ欧州ケルンが舞台なのに。ACGでも、SMMでも、中国勢が一度でも対外遠征で負けた事があっただろうか。二位を取られて一位と三位という事など完全成績で無い事はあったけれど、そういう時は出場チームがベストではなかったというだけの事。そのベストではないチームですら1位2位独占とか、3位まで全部中国勢とか当たり前のようにやっていたのに、今更「中国強い」とか言ってる人はいったいDOTAシーンの何を見てきたんだろうかと腹が立つ。「中国はアジアではない」って、その通り。仰る通り。中国シーンはアジアシーンとは全くの別物。ネットカフェ駆動の大会、中国産ネットゲームをスポンサーとした大会が、月に一度以上の頻度で開かれて、それもbo3で開かれ続けた結果が2008年の時点で既に出ていて、欧州の大会が「3ヶ月の長丁場を経てグランドファイナルはさらに一ヶ月後」みたいな事をやっている間だに中国は10日、2週間といったスパンで結果が出てはいあなたウイナー勝利おめでとう状態。それが一年二年と続いた結果出るところに出れば100%勝つという状態が出来上がってしまったのがdota allstarsにおける中国、たとえるならばスタークラフトにおける韓国、フットボールにおける米国。一国だけプロリーグがある状態(トーナメントが月1以上の頻度で行われる状態)なので、他の国がどう逆立ちしてもついて行けない。そんな事もう2008からわかっていたし、昨年のSMMでの驚きは「中国が勝った」ことではなく、SGtyが、1戦術で、実質完全優勝した、という事。しかも成し遂げた「実質完全優勝」は、pickで負けてルーザーズを勝ち登った上での優勝。普通にウイナーズを勝ちきるよりも難しい。それをやったから凄い、というだけの話。だいたい、2009やlongddがEHomeに居たことはもう忘れた?それとも、そんな時代は存在していない事になっている?「longddが居るからCH応援する」「2009が居るからSGty応援する」なんて普通に誰もが通過してきた所だと思っているのに、中国シーンは軽んじられすぎ。重ねて言うけれど、2008年から今日まで、国際大会で中国チームが後れを取ったことはない。なのに突然「中国強い」とか、「中国はアジアか否か」とか、そんな話題、時代錯誤もよいところ。確かに、中国人にも責任がある。あの人達は、ハンドルネームを変更させすぎ。たとえば、Lodaがハンドルネームを変えたという時は、なんとなく「ああ、これどうせlodaだろ」という事がわかるようなハンドルネームにしているけれど、中国人はそもそも読めなかったり、数字の羅列だったり、あるいは一文字だったりと、「誰が誰かわからない」「だから覚えられない」「よってつまらない」的なものを彼ら自らが作っていたのも事実。でも、それは「あまりにも長すぎるスポンサーネーム」と、「ネットカフェ主導のイベントだから全員現場に居る」といった類、あるいは「ネットカフェのWarCraft3のバージョンに依存するため本体のバージョンが1つ古い」といった類の原因もあって、まあ誰が悪いというわけではない。4+2+2のアジア八強のうち、6チームは中国チーム。アンタッチャブルなのは3~5の間で、それ以降のチームはヨーロッパ勢でも可能性があった。だからこそ、たった1人の大砲を詰めるだけでアジア八強上位とも渡り合い、八強下位に滑り込んだMUFCというチームをどうしてもパリで見たかった。どうせ中国代表が優勝するんだから、シーンへの貢献度からSGtyに取らせてあげたかった。そもそも820というプレイヤー自体が、欧米サイトでつまらんとか華がないとか叩かれる前衛の筆頭格だったのにね。アンチとして叩くだけ叩いて歴史は無かったことにされる。本当に意味不明。一生lodaloda言ってりゃいいよ、とか思ってしまう。まあ欧米サイトにまで乗り込んで今日突然中国が世界一になりましたみたいな顔でホルホルしている中国人も同罪だけど。