2011年11月30日水曜日

希望がない。

眉毛が生まれる目元の奥についに待望の気でも狂って木槌で釘でも打ち込んだのかと期待に胸を躍らせて指でなぞってみたけれど、そこにはいつもの見慣れた憎しみの、私の顔が居座るばかりで昨日も今日も変わらぬ苦痛。割れる壊れる世界の痛み苦しみため込まれた天罰が一点に集中した爆発を押さえ込もうとする力、圧力、暴力、正しさが、すんでのところで間違いを犯して正しさを取り戻し、おまえなんぞは死んでしまえ、死んでしまえと殺す気も度胸もないくせに粋がって凄んでいるだけのくだらない人生が熟れすぎたざくろのように割れて、割れて、割れて痛い痛い宇宙を核弾頭を僅か1センチの決して届かぬ果てない距離をどうにかして、どうにかして埋められはしないかと指先に手首に首筋に力を入れて強く強く抱きしめても不可逆届かない戻らないもう遅い救われない。必要なのは睡眠でただ休息で眠らねばならぬ眠らねばならぬと思うほどに辛さを求め苦しさを求めて辛さはマシマシ辛くなり、辛さゆえにますます眠れぬ辛さから痛みに救いを求めて探し求める日々は今終わり、君の望んだ頭痛が望み続けた頭痛が今ここに確かにあるのに気味は文句と泣き言で埋め尽くして頭を抱えてうずくまるばかりただ平穏を、無事を、心の安らぎを望むその傲慢さが憎い、憎い、憎いけれども頭は痛い。もう悪いことはしません、もう悪いことはしません、真面目に生きてゆきます。真面目に生きてゆきます。なまけません、だらけません、ですからですからと神様仏様情けない。ただただ情けないその生き様を蔑む余裕も今はなく。十時間戻れればこの頭痛も10ヶ月10年10世紀戻れれば戻れれば間に合うのではないかとタイムマシンならばまだ神より幾らかは簡単に拵えられると藁をも縋る最中の頭痛、頭痛、私の痛さの痛みの痛さ。弱々しく開けた口からひぃひぃふぅと息を吸い吐き無駄に凍えるラマーズ法で少しはマシになりやせんかと怒りむせび泣きそうしてみるも、冬の寒さと乾燥と部屋舞い踊る埃の渦で、ただ喉奥が荒れるばかりで夢も希望もおぎゃーと言わず、平穏すらも月日の向こう山の上。自らの逃避を打ち切る手段として眠らぬ事を選択し、追い詰め追い詰められてこのよにブログを書くに至る敗北の負け犬のその無様さに高笑いしてざまあみろとまた乖離し人の居ぬのを確認してからごめんなさい、ごめんなさいと詫びる性根の汚さにまた、また。くたびれ目を閉じ仕方なく微笑む我が身を覆い蝕んだあたまいたの僅かな残響、天の裁きよ。