46.9 Million University of Phoenix昨年度に、Googleアドセンスに広告を出した教育機関。
29.9 Million ITT Technical instltute
19.7 Million DeVry University
16.3 Million CAPELLA University
一位のフェニックス大学の卒業率が凄まじい数字だった。
Overall Graduation Rate 4.0%Education Detabaseによると、4%。
-- University of Phoenix (Online) graduation rate: 5%The Education Trustでは5%
「詐欺的な手法で卒業率を高く見せている」という指摘もあったので、5%という数字が詐欺的な手法で高く見せられた卒業率で、4%という数字が本当の卒業率なのかもしれない。
フェニックス大学は42ものキャンパスに6万人、さらにオンライン大学として18万人もの学生を抱える巨大な営利企業で、検索するとアフィサイトと悪評がずらりと並ぶ。学生の6割が入学から1年以内に中退。4年間での卒業率は0.8%。そして学費は年間2万5000ドル。卒業と退学を別けるのは金との事。
「日本の大学は入るのが難しく、アメリカの大学は出るのが難しい」
といった話をインターネットで目にした事があるけれど、株式会社化され巨大化した大学運営企業が金儲け原理主義的な行為で低卒業率の大学を乱造し、卒業率を下げてるだけではないかとの疑惑が浮かんだので調べてみた。すると、非営利の大学(公立大学、私立大学)であっても卒業率が低い大学は多数有り、50校(50キャンパス)が20%以下の卒業率だった。傾向として、かつて黒人専用大学であった大学の卒業率の低さが目立った。
なお、フェニックス大学はオンライン大学に限らず、キャンパスを持つ普通の大学としても卒業率が異常に低い。最も高いニューメキシコキャンパスでも33%しかなく、全てのキャンパスを合計すると11%という凄まじい低さである。
*****追記2007年度に投稿されたブログにあった追記。
この記事は、たいへんよく読まれているので、その後の流れについて、ひとこと追記します。フェニックス大学は、よくあるこのような逆風にまけずに、その後さらにたくましく発展し、より大きな役割をはたしています。
コメント欄で「フェニックス大学で頑張りたいのですが」などとコメントした人を気遣ったのか、それとも自らがオンライン大学を肯定べき仕事をしているかは知らないけれど、「その後さらにたくましく発展し」とか、「より大きな役割を」などと最大限のフォローを入れている。しかしながら実態は悪化の一途を辿り、懸命にロビー活動をして国から金を引き出しながら学生を騙す悪質な政商であると散々に叩かれている。
アメリカの所謂Fラン的な州立大学の卒業率は20%~40%で、出来の悪い人間が再チャレンジする為の教育機関として意味があるが、フェニックス大学は再チャレンジしようという志を持つ人間を騙して利用し、"政府から"金を引き出す組織である、というのが批判者達の主張のようだ。
deriving over 90 percent of its revenues from federal financial aid(フェニックス大学の)収入の9割以上が政府の補助金です。
翻訳に自信がなくなる数字だけれど、おそらくはあってると思う。。。多分。
入学者数を増やせば増やすほど、政府から金を引き出せる。googleアドセンスに広告費を支払えば支払うほど政府から金を引き出せる。そしてグーグラーはおもしろオフィスでのんびりお仕事。酷い商売だ。
46.9 Million 4% University of Phoenix
29.9 Million 55% ITT Technical instltute
19.7 Million 31% DeVry University
16.3 Million 6% CAPELLA University
参考までに、他のGoogleアドセンス枠購入者。全て営利目的の教育企業。
ITT Technical instltuteは100以上のキャンパスを持ち、専門学校や2年制大学の運営が主なようで、4年制大学を運営する他の企業とは方向性が少し違うようだ。卒業者の就職率も他の高等教育機関より高く、比較的ホワイトなのかもしれない。(ただし、wikipediaには政府の補助金がらみの不祥事が並んでいる)
#who buys all those google ads
#The Education Trast
#Online Education Database