インターネットと夢は見分けが付かない。

「potmには絶対phase boots。それ以外の選択肢は存在しません!」「なにをアホな事を・・・」みたいな感じで叩かれていたやりとりをインターネットで見た記憶があって、2011年度のdotaシーンの調べ物のついでに、トッププロがpotmでどちらの靴を選択しているのか軽く目を通してみたのだけれど、そのきっかけとなった「potmには絶対phase(略」というやり取りが見つからない。ググってもググっても発見出来ない。狐につままれたような気分で英語圏のインターネットまで探しに探し続けたけれど、遂に見つからず心が折れる。

「ひょっとしてあれは夢だったのでは」という不安が芽生える。あれは本当にインターネットで見た物だったのか、それとも夢で見た出来事だったのか……。インターネットでもありそうだし、夢でもありそうな出来事だけに、区別が付かず酷く困惑する。インターネットは広大で、どんな事でもあり得るが故に、夢とまったく見分けが付かない。





トッププロはphaseなのかtreadなのかだけれど、データ自体が存在しなかった。世界4強(中国4強)はpotmをpickしない。4強だけではなく中国にはpotmのデータが存在しない。一番最後に公式戦的なものでpotmがpickされたのは昨年の9月、プレイヤーはZhouで靴はphase。ただしそのリプレイはショーマッチで、ガチのリプレイとなると昨年の4月、プレイヤーはDKのバーニングで靴はtread。tyloonとMoscow5がやった時なんて、M5.Godは3戦ともpotmだったし、今もLoda、AngeL、Xboct、ミザリー等がpotmを使いまくっている。一方中国は別次元、別世界。

似たヒーローだとwrは誰もがphaseだけれど、実績的には最強のWR専であるiGのChuenがある時期から徹底してtreadを選択しだした。というか、Chuenがtreadを選択しているというよりも、iGのWRはChuenに限らず(yyfや430がwrを使っても)全てをすっ飛ばして一番最初にmekaを作る。なので、treadかphaseかという選択ではなく、phaseかmekaかという選択を経た上で、phaseが切り捨てられている。

一時期のMYMは全員がノーマルブーツで行く行くは全員Travel靴という選択をしていたし、LGD.SGtyも4人ノーマルブーツという選択をしていた。変わった選択をしているプレイヤーは、チームの作戦や仲間内での一定の合意があって、それに従って靴を買っている感じがするので、一般レベルではあまり参考にならないと思う。1プレイヤーとしてはpotmにphaseは有り。





あの、「potmにはphaseです!」「アホか・・・」というやり取りは本当に夢だったんだろうか。それとも、グーグルでは見つけ出すことの出来ないインターネット上での出来事だったんだろうか。夢と現実の区別が付かない自分に嫌気が差して気が滅入る。"窮地"という単語が頭に浮かんで重く漂う。僕はまだ大丈夫、何も悪くないし、何も悪くなんかなっちゃいない。ただ夢と現実の区別が付かないだけだ。夢と現実の区別が付かないだけ。