布団の中で今日の自分を、鼻で笑うのはよしてよ。

横になって眠りにつくまでの僅かな時間に、今日という日の一日で、必ずやろうと心に決めたことを、布団の中で思い出して、鼻で笑うのはよしてよ。自分の失敗を、鼻で笑うのは、よしてよ。随分前に好きだった人を、布団の中で思い出し、鼻で笑うのはよしてよ。遠い昔に書こうとしていた、ブログのエントリーを、布団の中でふと思い出し、鼻で笑うのはよしてよ。何かを思い出して、それを鼻で笑うのはもう、よしてよ。馬鹿にするのは、よしてよ。

どれだけ自分を、馬鹿にすれば気が済むの。鼻で笑えば、気が済むの。思いを踏み躙れば、気が済むの。そんな事をして、何が楽しいの。お願いだからもう、よしてよ。そんなことは、今すぐやめてよ。鈍感に見える僕だって、頑丈に見える僕だって、そうやって毎日、毎日、鼻で笑われたら心がとても苦しくなるよ。

あなたはそうやって毎日自分を、鼻先三寸で笑う事により、一時の安らぎを得てるのでしょう。けれどもそんなくだらない、一時の心の充足が、その薄っぺらい布団の外で、力になった事が一度でもありましたか。ジョンレノンが命を賭けて証明したように、ベッドの中には何もない。外の世界を前向きに、生きて行かなきゃならないんだよ。

わたしが懸命に生きようとしても、新しい何かを始めようとしても、あなたはどうせ全ての事を、そうやって鼻で笑うんでしょう。明日の自分をも、鼻で笑って飛ばすんでしょう。その、いやらしい、気持ちの悪い、お堅い侮蔑の微笑が、何をするにも脳裏にうかんで、どうせまた笑われるんだと思ってしまって、全ての事から逃げ出してしまう。一歩も前進する事なく、後ろをに向かって悪い方へと、一目散に走ってしまう。笑いは癌にも効く万薬の長だって、鼻で笑う事を正当化するけど、そんなのは、間違いだよ。自分を鼻で笑っても、虚しさ以外は得られないよ。わたしのことを本当に思うなら、そんなことはもう、よしてよ。お願いだから、よしてよ。ふとんのなかで今日の自分を、鼻で笑うのはよしてよ。