自らのブログに一月ぶりに投稿されたエントリーの内容が、頭が痛い、というだけのものである事に酷く心が沈む。今日の自分を動かす唯一の動力は、悲しみでもなく、喜びでもなく、苦しさでもなく、怒りでも、焦りでも、衝動でも情熱でもなく、頭の痛さであるらしい。もうだめだ、もうだめだ、と二度呟く。わたくしが駄目なのではなく、人生が駄目なのではなく、ただ心が駄目なのだ。脳が駄目なのだ。5分ばかりブログを書いて、あまりの内容の無さに狼狽する。今僕が考えていること、感じていることはこんなものではない。僕はそれを書けない。それに向き合えない。かと言ってそれから逃げる事も出来ない。頭が重い、指が重い、呼吸が重い。冬の風が戸を揺らし、ぴゅうと鳴って吹いている。