明るい日より。

くらーい、ふかーい、真っ暗闇の秋の中で目が覚めて瞳を擦り耳を澄ませば、遠くで雨粒が落ちる音が聞こえたような気がするが何も空から降っては来ない。スーパーカブのエンジン音が騙し騙し近づいてくるけど、明るい話はどこにも無い。眠たさに見捨てられて一人ぼっち。眠たさに見放されて一人ぼっち。心がヘドロのようになって、左心房の内側にへばりついている。そこに居れば少しは寂しさも和らぐのではと期待して、へばりついている。モニタの眩しさで息が重い。血が止まる。