2013年6月26日水曜日

LoLとdota2の最大の違い。

LoLとdota2の最大の違いは、マッチングにある。



dota2では現在遊ばれている全ゲームが、レート順に並び替えて表示される。そのレートの一番上のゲームに、僅か12勝(12勝0敗、1無効)で行ける。そのプレイヤーはレートの一番上のゲームで、北米最強のEG.Fearというプレイヤーに貯金箱にされてfeedし続けてAFKし、挙げ句にleaveするという醜態を演じ、使っていたヒーローが全ゲームinvokerだったこともあり、「あれdendiのサブアカじゃないの?」という噂がたった。(※dendiはleaverとしても有名な欧州最強プレイヤー)



dota2は僅か14ゲーム、8時間程度遊ぶだけで、最強プロの居る最高レートで遊べる。一方のLoLはというと、8時間遊んだだけでは、レート戦すら行えない。LoLでレート戦をプレイするには、最低でも100ゲーム、無課金ならば200~300ゲームくらいは必要になってくる。最強クラスのプロが居るレートにまで上がるには、さらなるゲーム数が必要だ。



なぜdota2が少し勝つだけであっという間にプロと遊べるマッチングを採用しているかというと、それはdota2というゲーム自体がdota allstarsのベタ移植だからだ。dota allstarsでプロと遊べる腕があるプレイヤーがdota2に来ると、「毎試合無双出来るけどレベルが低くてつまらない」というレートに投げ込まれてしまう。そんなのを100ゲーム200ゲーム遊ばせようものなら、みんなdota allstarsに帰ってしまう。



それを避ける為に、dota2は少し連勝するとマッチングに補正がかかり、上のレートに混ぜられる。そこで勝とうものならば、さらに上のレートに混ぜられる。そんな風にして、多少の腕があるプレイヤーならば、一瞬でプロが蠢くレートまで行く事が出来る。



100ゲームではレート戦を遊ぶ資格すら得られないのがLoL。0から始めたプレイヤーでもまともな指導者が居てモチベがあれば、100ゲーム以内にプロの居るレートまで上がれるのがdota2。このマッチングの仕様こそが、dota2とLoLの最大の違い。






12勝0敗で、というのは常人には無理だけれど、10段階中2のスキルレベルしか持たない絶望的に無能な僕でも、僅か50ゲームで上がるところまで上がりきり、iceiceiceさん(シンガポール最強プレイヤー)とエンカウントし、atmにされた挙げ句に煽られた。プロと遊べるという点だけを見れば、dota2は簡単にプロと遊べる最高の環境だったと思う。僕みたいなレベルのプレイヤーと組まされる側のプロは、たまったもんじゃなかったろうけど。