人生に目標を。

いつかどこかで会った遠い人の事を時々思い出す。ここで言う遠さとは距離の遠さでもなく、時間の遠さでもなく、心の遠さである。僕の心は僕の心から遠く離れて、今では目を閉じなければ見えないくらい遠くに行ってしまった。目の見える範囲、手の届きそうな場所、駆け抜ければ間に合いそうなところに夢や目標自らの希望というものが存在していれば、人生は明るくなりハッピーになりそこに向かって走っていけるのではないかという幻想が僕にしつこく付きまとい、心を上に向けろ、心を上に向けろと心無い言葉を暴力的に叩き付け続ける。やすらぎはない。今まさに希望は存在しないが、だからと言ってあの頃に希望が存在していたわけでもなく、この世に居場所は無いが、だからと言ってあの世に居場所があるわけでもない。atokを買ってLoLを買ってnozbeを買ってのどかを買って、派手にいや地味に散財してみたが何かを買ったところで何も変わりはしない。自らの心やいつか見た夢や希望を全て売り払ってからでないと。何かが改善される度に、些細な良い事がある度に、ほかの事を思い出し、ほかの事だけがこころを覆う。