好きでもないことを続けてしまう。

好きでもないことを続けてしまう。そんなことは好きじゃないし、どちらかというと嫌いだし、というよりは明確に嫌いだし、なのに、なのに好きでもないことを続けてしまう。好きでもないことを続ける人生のなかで、好きでもないことを続ける毎日を過ごしていると、当たり前の自問自答に行き着く。好きなことってなんなんだろう。

好きなことなんてない。何も無い。何も無いわけじゃないけど、何も無い。君さあ、あれ好きじゃん、ほら、梨。そりゃあ、梨はいい。おいしからね。でも、梨が好きってわけでもないし、食べることが好きってわけでもない。人間であるからには、どこかに仕方が無いことがあって、僕はそれを果たしているだけ。同じ食べるならばぶどうよりも梨がいいし、りんごよりも梨がいい。

梨だけではなくて、全部そうだ。僕が好きだよってふりをして生きているものは、全部好きじゃない。インターネットも好きじゃないし、ブログも好きじゃないし、ウォークラフト3も好きじゃないし、dota allstarsも好きじゃない。でも僕は、好きだよってふりをして生きている。好きだって思い込んで生きている。だって他に居場所がないんだ。誰も受け入れてくれないし、誰も口をきいてはくれない。僕はずっと一人で、果てしなくくだらない、それでいてどうしようもない悩みを幾つも抱えて、辛いだけの毎日を過ごしている。ある時は悲しみに頼り、またある時は苦しみに頼り、あるいは憎しみに縋り付いたりして、懸命に生きてはみたけれど、結局のところどうにもならず、僕の毎日は悪くなるばかり。そんなものを頼るよりは、好きでもないことを頼った方が、まだ、僅かながら健全ではないのかと、好きでもない方へと歩いて行く。

この世界はそんな風にして出来ているんだ。好きでもないのに、金になるって理由だけで作り上げた世界と、好きでもないのに、似たような理由で作り上げられたインターネットを僕は毎日行き来しながら、好きでもないことを続ける自分を叱責するだけで毎日を終えていく。それだけでこの人生は終わるんだ。喜びはどこにもないよ。