冬の夜中の放射冷却

つんざくような冷たい空気が僅かに漏れた左肘を捕らえ、僕は苦しみを思い出す。幾つかの甘い思い出と、幾つもの苦々しい記憶が混ざり合って出来た針のむしろは夢と希望に溢れる一人の少年から生きる気力を奪い取るだけに収まらず、幾夜か前に見たくだらない夢の記憶を呼び覚ます。その世界では誰かがブログを書いており、人気者になっていた。僕はそれをやっかんでいた。