2014年1月14日火曜日

冬の夜中の放射冷却

つんざくような冷たい空気が僅かに漏れた左肘を捕らえ、僕は苦しみを思い出す。幾つかの甘い思い出と、幾つもの苦々しい記憶が混ざり合って出来た針のむしろは夢と希望に溢れる一人の少年から生きる気力を奪い取るだけに収まらず、幾夜か前に見たくだらない夢の記憶を呼び覚ます。その世界では誰かがブログを書いており、人気者になっていた。僕はそれをやっかんでいた。

泳ぐのに情熱はいらない。

泳ぐのに必要なものは、水と筋肉である。水と筋肉があれば人は自ずから泳ぎ出す。そこには意志も情熱もいらない。僕はこんな人生に陥って尚、少しでも前に進みたい。米を炊く体力を失って豆腐をすすり、シャワーを浴びる気力を失って汗を摘まむ。ここにあるのは死体だ。腐っていないだけの死体だ。異臭...