2014年5月16日金曜日

神手じゃない人の最適化戦略。

神手はレートが上がりすぎる。6000とかまで上がってしまう。すると、均等なマッチングが組まれなくなる。レートが6000まで上がっているプレイヤーはほとんど居ないので、10人全員のレートが6000というゲームは発生し得ない。5500とか5000とか、最悪の場合は4500とかと同じゲームに入れられてしまう。6000+5200+5000+5000+4700みたいなマッチメイキングがされてしまう。

そうなってしまうと、solo midを出来ないと勝てない。前に出ないと勝てない。相手の6000がsolo midで対面の5000を殺し続けているのに、「私は神手で神サポだから!」と6000がどれだけ素晴らしいサポートを演じてもなかなか勝てない。6000に行くには、solo midをやるしかない。あるいはcarryで指示もするとか、side soloで相手のセーフレーン潰すとか。とにかく前に出るしかない。


一方で、4700の側は違う戦略が成り立つ。

solo midを絶対やらなければ、5500以上の過疎レートから降りて来た人がsolo midで無双してくれる。もちろん、3500が嬉々として「mid me」とコールするリスクは存在するものの、3500は人が溢れているので、10人全員が3500のゲームで遊んでいてくれる。4500に3500が混じる事はまず無い。けれども5500は3500と違い過疎ってるので、10人全員が5500のゲームは滅多な事では発生せず、下のレートに混ざってくる。





ここまでの数字は全部仮定なんだけれど、今のSEAの分水嶺は5350くらいだと思う。それ以上はsolo midとcarryが出来なければ無理っぽい。5200くらいならサポートで維持してる人も居るんだけれど、5500以上で前をやらないプレイヤーは本当に見かけない。目指すレートが5200なら後ろを(サポートを)出来た方が楽に行けると思うし、目指すレートが5500なら前に出て暴れて勝てるようになっておかないと息切れする。


もちろん、完全な壊れヒーローが居るバージョンならばサポート専でも行けたと思うんだけれど、今はそこまでのヒーローは居ないと思う。valveのバランス調整の方針自体が強carryを強化してサポートを弱体化するって方向性なので、毎度おなじみ新ヒーローが完全な壊れヒーローってパターン以外は今後もサポート専門プレイヤーが上に行くのはしんどいと思う。そりゃあ、auiやpajクラスのプレイヤーがSEAに居てサポート専やってれば6000行けるだろうけど、そういう人は自然とmidやcarryをやるようになる。だってチームで唯一の5800がsolo midやるのと、5800がサポートやるのとじゃ、明らかに勝率違うもん。もちろん、5800クラスが後ろをやってるとありえない程に強いのは確か。でも勝率が違う。そこまで行くと前に出ないと。