愚かではない抜進を夢見て勇気を失いうずくまる

毎日少しだけ前に進むなんて事を言っていては、この人生の悪化速度に押し負けてしまうので抜群の進歩を抜進をと自らを叩き起こすが、果たして立ち止まったまま沈んでいく事と、間違った方向へと大きく踏み出してしまう事のどちらがより悪いのかを想像できない。はちまきを巻いて懐中電灯を差して猟銃を手にした男だって、ノコギリを手にした男だって、対物ライフルまがいのでっかい銃を手にした混血の富豪の坊ちゃんだって、明るい未来へと大きく一歩を踏み出すんだって思ってそうしたはずなんだ。僕がどれだけさわやかな気持ちで何かを夢見たところで、選択可能な抜進なんて、そういったものとはちょっと毛色が違うだけの、ちょっと方角が違うだけの、同じくらいの愚かさなんだ。同じくらいの愚かさなんだ。