ざっと並べて。

強い言葉を並べれば強い心が戻るかもしれないと、心の中で強い言葉を探し続けたけれど見つからない。ならば弱い言葉が泉のように沸き出で続けているかというとそうではなく、心の中に言葉というものが見当たらない。言葉が存在しないということは、それ即ち心が存在しないという事なのではないかと、ふいに恐くなる。その恐ろしさを、不安を、悲しさを、どうにかして言葉で表せないだろうかと目をつぶって2分間戦ってみたが言葉は来ない。言葉が失われただけなのか、心が失われてしまったのか、目に涙だけが浮かんで、今ではもうまったく思い出せなくなってしまった事だけが次々と矢継ぎ早に脳裏に浮かぶ。