2014年7月28日月曜日

胸が痛い。

空を割る花火の音に感じる苛立ちは、その音が僕の眠りや平穏な生活を妨げるからではなく、その下で誰かが楽しく笑っているからであり、また別の誰かがそれらをインターネットで叩くことにより楽しく笑っているから。楽しい人は楽しくない人を見てけらけらと楽しく笑い飛ばし、楽しくない人は楽しい人を見て楽しくない。夜が更けて夏の暑さも蝉も花火もどこかへ去って、寂しさだけが流れ落ちたターバンのように素肌の上を這い、取り囲む。胸が痛い。

泳ぐのに情熱はいらない。

泳ぐのに必要なものは、水と筋肉である。水と筋肉があれば人は自ずから泳ぎ出す。そこには意志も情熱もいらない。僕はこんな人生に陥って尚、少しでも前に進みたい。米を炊く体力を失って豆腐をすすり、シャワーを浴びる気力を失って汗を摘まむ。ここにあるのは死体だ。腐っていないだけの死体だ。異臭...