人生は遠い彼方

初恋の人を夢で見た。紫陽花を見ようと僕が気まぐれで道を変えて、暴漢に襲われた。初恋の人はナイフでそれを刺した。落ちていた車に乗り込んで逃げた。見つかった。暴徒が追ってくる。よく見れば暴徒ではなく警察だ。夢だとわかっていたので、もう駄目だと観念して起きた。あと5秒だけでも初恋の人と一緒に居たかったと後悔した。現実を諦めて逃げるように眠り、夢を諦めて現実に逃げる。幸福を望む強さを持てない心の弱い僕の、人生は遠い彼方。