人々は書かない理由を書き始めた。

読み続けているブログを見ると、どこにもブログを書かない理由が書かれている。ただ書かれているのではなく、気がつけばまた、新しく書かれている。ブログを書くという事は自由であるように見えて自由ではないし、さらに自由でなければブログは書けないそうだ。自由を手に入れられるだけの強さと、全ての制約を打ち破る強さを兼ね備えたものだけがブログを書ける。その強さとは、欲望なのだろう。欲望の強さを失った者は、ブログを書かない理由を書き始める。昨日も、今日も、そしてまた明日も。その一方で欲望の強さを持つ人達は、欲望に従いブログを書き続ける。僕等が失ったのは情熱ではなく、自由でもなく、ただ欲望なのだ。いや、彼らが失ったものは、ただ欲望なのだ。あの頃の彼らはどんな困難にでも立ち向かってブログを書いていたのに、今ではブログを書かない理由だけが欲望の閾値を越えていく。僕は違うと君は言い、君は違うと僕は言う。