空腹が今日も僕を照らす。

まるでありえない時間に目が覚めて、その理由を探ればそれが寒さでは無く空腹であったときのかなしさ。たのしさに心躍らせて、ありえない時間に起きるような事などありえないのに、こんな時間に目が覚めたのは何故だろうと心当たりを探す悲しさ。ときめきから離れてもう随分と遠く、もしも電話機でインターネットに繋いでたような時代に逆戻りすれば、僕の人生に残された僅かな最後のときめきである、30分でアンインストールする事になる衝動買いしたセールとは名ばかりのゲームですらないようなビデオゲームのダウンロードが完了するまでの僅かな時間が引き延ばされて、この寒い、寒い夜の空腹の人生にときめきが戻るのではないかと、苦しんでうめき声をあげるからっぽの胃を筋肉で押し黙らせて、真っ白なインターネットは今日も僕を照らす。このまま眠れば、インターネットの光がそのまま、体の表に焼け付きつきそうだ。