もう違う朝

あといくつあるかわからないマス目を失望で黒く塗りつぶす毎日に嫌気が差して、刺激的な薬物を流し込んでマス目の境界を浸食させて取り払えば、人生に自由というものが訪れたような気がして気が大きくなり、youtubeで見た楽しそうな歌を頭の中で大声で歌う。やっかいなことが溶かされて、大きく白く広がった今日一日は、いつか訪れるはずだった見知らぬ日々を飲み込んで、尻尾を喰らう亀のように自分自身を裏返していく。もう違う人、もう違う朝。