2018年8月1日水曜日

見知らぬ道を走ったらこけた。

明日から頑張ろうとか毎日のように思っているのですが、昨日は特別に少しだけ強く明日から頑張ろうと思ったせいで、走ってみようと思ったんです。だって、ポジティブになるには走るしかないって言うじゃないですか。円谷幸吉が自殺している時点でそんなものなんの説得力もないですが、説得力なんてものにポイントを割り振れるほど僕の人生にはスキルポイントが余っていないんです。だから走ってみようとか思っちゃって、見知らぬ道を走ってみたんです。そしたら、もう、真っ暗で、何も見えないんです。月明かりすらありません。夜があんなにも暗いなんて僕は知りませんでした。けれども、夜の暗さに怯える心すら僕はもう失ってしまっていたんです。昔ならば怯えて歩いていたような所も今では簡単に走れたんです。そしたら歩道を守る車止めかなにかに躓いてこけて顔から地面に突っ込んで、顔から出血して手も血まみれになりました。毛って強いなって思いました。もしもわたしが熊だったならば、毛に守られて怪我一つ無かったでしょう。わたしは熊ではないので毛がなくて、流さなくてもよい血を流す羽目に陥りました。胸も打って呼吸が出来ず、ああまぬけだなあって思いました。宵闇を走って顔と胸を打つだけの人生でした。愚か者っていうのは、こんなふうにして死んでいくんですね。